庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

「照葉(てりは)」

2020-12-12 09:33:58 | 日記・エッセイ・コラム

「照葉(てりは)」とは燦々と降り注ぐ晩秋の陽を受けて、
紅葉が色鮮やかに輝いている様子。

陽ざしを受けて輝く葉なら春の新緑や若葉も、十分に美しい
と思いますが・・

「照葉」は紅葉に限って使う言葉らしい。

仕事や家庭に追われていた若い頃は木々が色付いても・・
気づかなかったり、目に入らなかった紅葉風景が歳を重ねるに
連れて勝手に目に入って来るようになった。

道を歩きながら陽に輝く木々の美しい紅葉風景を見あげながら、
じっくりとその美しさを堪能していても・・

人々は何も気付かず、ただ黙々と脇を通り過ぎて行ってしまう・・ 

そんな時、身の回りにもこんなにも美しい四季の彩りがあるのに
気付かないなんて、もったいないと話だと思うのだが・・ 

単に自分が歳を重ねた事で、今まで見えてなかったものも見えて
来るようになっただけの事なのかも知れない。。

陽射しを受けて鮮やかに輝く蔦の「照葉」。

 

鮮やかなモミジの照葉の下で遊ぶ親子。

照葉がよりいっそう美しいと感じるのは・・

燃え尽きる前に最後の生命の輝きを放っているように
感じるせいなのかもかも知れない。。 

落葉して、最後の輝きを放つモミジの照葉。

 


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