梅雨の晴れ間の散歩道でよく見かけるネジバナは、小さくても
ランの仲間だけあって近くでよく見ると美しい花です。
名前の通りネジれて巻きながら咲くネジバナですが・・
右巻きと左巻きがあるのを知っていますか?
どっちが右巻きでどっち左巻き?なのかは、諸説あって未だに
ハッキリしないのですが・・
ツル植物の場合は、一つの品種で同じ方向に捻れて巻くのが
普通で、例えばノダフジとヤマフジの場合、ノダフジは右巻き、
ヤマフジは左巻きとなっています。
それを参考にすると右巻きの蔓を横から見た場合、カタカナの
「ミ」になるので覚えやすいかもしれません。
これは「ミ」に見えるので右巻きですね!
こちらは逆なので左巻き。
自然界には、巻き方の方向が定まった植物は多いのですが・・
ネジバナに限ってはまったく気まぐれのようです、確率では
右も左も50%、で半々だそうです。。
推測ですが・・おそらく花の咲く時期の気分?、太陽の方向、
風の影響等によって自分の好きな方向に巻くと思われます。
規則等に縛られず、風の吹くまま自由気ままに咲いてる・・
ネジバナって、良いなぁ~(笑)。
中には途中で巻き方が変わったり、まったく巻かないネジバナ
もあるので面白いですね!。
これはネジバナなのに?真っ直ぐでまったく巻かないネジバナ。
ところでネジバナはなぜ巻くか?というと、この植物の細さ
からいって片側だけに花を付けると、重心の関係でバランス
が崩れて、片側に倒れてしまうからだと言われています。
巻かないとこんな感じで倒れてしまいますね!(笑)
白花のネジバナ。
やはり自然界も人の世も、左右に偏らないバランス感覚が
一番大切なんだと想う。。