
最近、若い女性が古本屋を始めることが静かなブームになっているらしい。その代表格は、昨年12月に那覇の牧志公設市場側にオープンした「日本一狭い古本屋 ウララ」でしょう。 ウララについては こちら。
このウララ店主の宇田さん、東大文学部卒で ジュンク堂書店副店長から 古本屋店主への突然の転身ということで それだけで話題性十分ですよね。
実は 先般 沖縄に伊波普猶を訪ねて行った時も、ウララを訪ねたのですが、「休暇中」で閉まってました。残念・・。
で、話を元に戻して、その若い女性の古本屋開業の草分けが この倉敷の「蟲(むし)文庫」の田中美穂さんだろうね。
なにせ開業が1994年の22歳の時と言うから、びっくり仰天。でも今までやって来れたのは、そういう話題性なんかじゃなく、ご本人の、古本(新刊本じゃないよ)が好きだーということにつきるね。それって 幸せな人生だと思う。
この本の中でも言ってるけど、ひとつの定点に留まり、そのことによて、いろんな出会いを積み重ねてゆくタイプの人なんだろう。ご本人も言ってるけど「イソギンチャク的人生」です。
古本がいろんな人に読み継がれてゆくように、ひとつの場所にとどまりながら、多くの出会いを積み重ねていったんだと思う。店自体も、「なぜか落ち着ける空間」であるからこそなんだろうね。
僕も、そういう人生あゆみたいなあ。
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