
この本、2002年に出版されたもので、副題にある様に「デジタル時代のユニバーサルデザイン」について、述べたものです。2023年の今、ユニバーサルデザイン(UD)が、このの20年でずいぶんと変化した面と全然と変わっていない面がそれぞれあると実感します。
本の帯に「新名は、自分だけは老人にはならないと思いますか?」とあるけど、UDは別の高齢者のためだけのものではなく、障害をもっているひとも、自分は“健常者”と思っているけど、実は軽度の障がいをもっている人、そして元気もりもりの若もの含め、みんなのためのもの、みんなのためのデザインということですよね。
例えば、テレビに字幕が表示させる機能がリモコンについているか(CCボタン)と言う話。字幕を表示させるのは、聴覚障害をもったひとのためだけでなく、そうではない人にとっても、便利な機能であることなどなど・・。
著者の関根さんが、岩波の『世界』の2023年11月号に素敵な論考を寄せておられます。合わせて読まれると、理解が一層深まります。
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