
昼間は満員電車のような東山1丁目。でも夜になるとひっそりと静かな“暗がり”となります。その方が本来の東山らしいですよね。その東山のほとんど端っこに『蕎味 櫂(かい)』があります。2年ぶりに伺いました。(前回はこちら)
前回伺ったときは、店を始めて間もないこともあり、昼営業のみで、蕎麦の単品もありましたが、その後、順調にお客さんも増えたようで、今春からは昼夜ともに、セットメニューだけとなりました。その路線 正解と思います。基本的には蕎麦の店ですが、いわゆる「蕎麦懐石」というものではなく、見目麗しい日本料理が次々供されます。
僕らは 夜のコースメニュー(8500円)をお願いしておいたのですが、蕎麦屋らしきものは、八寸の蕎麦寿司と、〆の酢橘蕎麦くらいで、あとはお造りにせよ、天ぷらにせよ、通常の美味しい和食の店といった感じです。
酒は、特に石川に拘っている訳でなく、全国のおいしい吟醸酒がラインアップされています。
食事後に 不粋なコーヒーなど出ないところも気に入りました。最後の飲み物はもちろん蕎麦茶ですよね。こういう小さな古民家の日本料理の店で、珈琲の香りが漂っていたら かえって興ざめです。
東山という地域性からして、夜の観光客はなかなか来ないでしょうが、しっかりと地元の固定客をつかんでほしいと思います。
※冒頭写真は 同店のHPから拝借
※見目麗しい八寸。でもこれ、全部ご主人が仕込んでつくったのかなあ~?

※〆の酢橘蕎麦、種を取っておいてくれるともっとありがたいッス

※見目麗しい八寸。でもこれ、全部ご主人が仕込んでつくったのかなあ~?

※〆の酢橘蕎麦、種を取っておいてくれるともっとありがたいッス

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます