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サザエの身の取り出し方・・・  

 


 居酒屋でサザエの刺身を注文する時には別に困らないが、自分で買ってきて家で刺身にするときに、いつも困るのは、身の取り出し方。

 本やネットには、身と蓋の間に、スプーンやナイフ状のものをさして引き抜きましょうと書いてるが、現実には、そうすれば身がちぎれて、かすかな肉片のついた蓋は残るが、身の大部分とわたは、殻の奥に閉じこもったままになりますよねえ。

 生きているサザエ(蓋に触っただけで、身をキュっと身を縮め、蓋で身を固くガードしてしまうよね)を 素人が簡単に スプーンやナイフで取り出せないよねええ。なので、僕の場合どうしているかというと、金槌で殻をたたき割ってました。今は自宅に金槌もないので、ダンベルで代用(笑)。

 先日、出張先の漁師町で、いかにも流行ってなさそうな寿司屋に入店。珍しく女将さんが一人でしている鮨屋でした。水槽にサザエがたくさんくっついていたので、思わず、「サザエ刺身でおねがいします」と注文。おかみさんが「何個にしますか、5コ位にしましょうか」と。

 僕としては2コ位のつもりでしたが、根っからの「接客されやすい」タイプなもんで(汗)、「じゃ、じゃ5ケで」と心にもない返事をしてしまいました。「いったい お勘定いくらになることやら・・・」と小心者のボク。

 すると 水槽からサザエを取り出した女将さんの姿が 突然消えました。

 「えっ?どうしちゃったの??」と思ったら、おかみさん、調理場の床にしゃがみ込んでいるじゃないですか。何をしてるかというと、サザエの殻を金槌で割っているのでしたあ。

 「金槌で割るのが 一番楽だらかね」と女将さん。「うん うん そうですよね」

 で、肝心のお値段ですが。。。 5個で1000円でした。安い。

 9月下旬の今ならまだ、市場にはサザエはでてるからね。そろそろ名残りの味を 楽しみに、ダンベルを取り出しましょうか。

 (冒頭の写真は この寿司屋のものではなく、別の居酒屋でのもの。 3個1200円でした。ちなみに、ワタは湯どうしして供されました。安全策ですね。)  

 

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