金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
窪6丁目界隈 ~ しただみのある店!@ 食楽空間「朋」
窪6丁目は 錦丘高校と山側環状の間くらいのエリア。その静かな住宅街に、突如、超モダンな建物があります。内装も黒のモノトーンで、居酒屋というより都会のバーみないな感じ。この日も満席で、ふりのお客さんは入店できず・・。その人気のほどがうかがえます。
メニューを見て すぐ目にと見込んできたのが「しただみの塩茹で」。おおーこんなおしゃれな店に、こういう渋いものがあるんだね。子どもの頃は 夏になると日曜日のたびに 近くの磯に取りに行ってました。鍋が沸騰するに従って、家じゅうに強烈な磯の香りが充満したもんです。
この日でてきたしただみは、おしゃれなグラスに盛り付けられています。(その辺は店の雰囲気に合わせています・・)。かなり大粒ですねえ・・。子どもの頃は、待ち針で身をくるくるっと取り出して、尻尾??の最後までうまく取り出せたら「大成功」だったんですが、さすがに飲食店で「針」が出てくるわけないので、テーブル上の爪楊枝を使用しました。
↓最後まで取り出せたら こんな感じです。見た目は??ですが・・
懐かしい味を、堪能させていただきました。大満足です。しかし、どうも子どもの頃食べたイメージと違うのは、たぶん 二度茹でしたものだらかでしょうね。身が奥の方に、ちじこまってました。もともと塩ゆでしてあるものを仕入れて、店でまた茹でなおしてるんだろうね。でも、そんなこと全くマイナスポイントになんからならいですよ。単価も安いし、たいして儲からない料理なのに、あえてメニューに出して、懐かしい味を楽しんでほしいという、そのご主人の心意気がありがたかったのです。
もちろん、しただみだけじゃなく、お刺身 肉料理など 見て美しく、食べておいしいものがいっぱいあります。何より味付けがいいね。酢の物にかかってた黄身酢がいい塩梅だったよ。この店のご主人、カウンター内の厨房に着流し姿で立っていて、一見、「ビジュアル系かあ?」と思いがちですが、きちんと日本料理を修業された実力派とお見受けしました。
また伺いたいですね。予約必須ですが・・。
↓ 見た目にも美しい
↓店の外観
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