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鶴見俊輔のインタビュー形式の “自伝” @『期待と回想 上下』

 

 『鶴見俊輔座談 全10巻』(晶文社)が、1996年1月から刊行され、毎月1巻配本され、同年10月で全10巻が完結しました。当時、小生も、懇意にしている本屋さんに申し込み、毎月次の巻が来るのを楽しみにしていました。

 

 で、その座談シリーズの「補完」のためか、「販促」のためなのか分かりませんが、翌1997年に、この『期待と回想』の上下2巻が同じ出版社から出されました。当時そのことは全く知りませんでした。もしかしたら知っていたのかもしれませんが、前年の全10巻で、鶴見俊輔本はやや食傷気味になっていたのかもしれません。

 

 しかし年齢と社会経験を重ね、日々の時間に余裕ができたこともあり、「日本の古本屋」で買い求め、北陸の初冬、所用であちこちに出かける際の電車の中で読みました。内容は、インタビュー形式での、鶴見の『自伝』みたいな感じです。

 

 この記事を書いていて、ふと思いましたが、「9条の会」の9人の呼びかけ人で、今年3月に大江さんが亡くなったので、ご存命の方は澤地さんだけになっちゃたのかな。

 

 

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