goo

小説としては物足りない @『実録 頭取交替』





 実在の地方銀行(山口銀行)で、実際にあった事件を小説にしたものだそうです。

 まあ確かに、こういう派閥間の権力抗争や組織の私物化は、どこにでもありますよね。銀行に限らず。政治の世界ならなおさら。

 この小説の筆者自身も、この銀行の行員だったわけで、その抗争の当事者の一人だったんではないでしょうか。

 「事件の記録」としては面白いけど、「小説」としては物足りないです。なんか総集編を見ているような、あるいはシナリオの「ト書き」だけを読んでいるような・・。

もっと「人間」を描きこまないとね。








1

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« インフル予防... 客は完全に元... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。