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ダメだしの意味・・ @ 大滝秀治著 『長生きは三百文の得』



 渋谷駅南口に『富士屋本店』という地下にある立ち飲み屋がありました。そこには大滝秀治の色紙が壁に無造作に貼り付けてあり、たしか「もうだめだと思ったり まだやれると思ったり」だったかな、味のある文句が添えられていました。大滝は、運転手の秘書を車に待たせて、この地下の店に来ていたとのこと。まあ大滝秀治らしいです。

 その『富士屋本店』も閉店(新業態に転換?かな)した今、この『長生きは三百文の得』を読みました。

 「ダメだし」ってもとは演劇用語だったんですね。演出家が俳優の演技に対する助言のこと。今は「だめだし=パワハラ」みたいになっていますが・・・。この本には滝沢や宇野の大滝に対する「ダメだし」がたくさん載っています。それが俳優大滝秀治をつくりあげたんだと。まさに『巨匠』そのものを演じ生きたわけです。

 大滝は土門拳が好きで、とりわけ『風貌』のなかの「志賀潔」が好きだと・・。僕も同じです。
 画家では香月泰男も好きだと・・。僕も同じです。









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