金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
紛失したスマホを探し出す3日間
加齢とともに粗相をすることが増えてきました。
先日は、会社帰りにスマホを紛失してしまいました。帰りのバスの車中でスマホがないことに気づき、途中下車して金沢駅まで戻りました。
バスに乗る前に駅前で、スマホいじりながら晩飯食ってたので(もちろん泡付きの麦汁も)、店に置いてきたに違いないと思いました。勢いよくその店を再訪し、大将に「スマホ忘れていませんでしたか?」と聞くと「いいや、ないよ」との超意外な回答。
すると、バスに乗る前の路上で落としたのか?。駅前交番に行くと、「今日スマホの落し物はあったが、全部持ち主に戻っている」とのこと。ならば駅構内じゃ~と「金沢駅忘れ物センター」に電話すると、そのような特徴のスマホは届いていない」とのお返事。うーーーん万事休す。
翌日、金沢東警察署に電話し、正式な遺失物の届出をしました。署に出向かなくても電話でできることを初めて知りました。該当するようなスマホの届出があれば、電話してくれるとのことです。しかしその日は音沙汰無し。
3日目、警察官の方も、刑事事件ならいざ知らず、ただの落し物に専従的に労力投入するわけにはいかんでしょうし、もう期待できないなあ。今日連絡がなければ、明日携帯ショップに行って、買い替えるしかないと覚悟しました。
しかし、その前に、もう一回試してみようと思いました。東署の方の話では、正式に届け出た段階で、全県の警察の遺失物リストにはデータが乗っかるようなことを言ってましたので、石川県警のHPをググりました。
すると結構大きなスぺ―スで「落とし物」がページがあります。大部分は警察署に遺失物の届出があった際の“取り扱いルール”のような説明でしたが、「この遺失物リストは、インターネットでご自分でも検索することができます」とあるではないですか。
藁をもすがる気持ちで、リスト検索ページを開き、「落としたと思われる場所」「日にち」「落とした品目の大項目、中項目」「その色」など、細かく検索キーワードを入力し、神にも祈る気持ちで「検索」ボタンをタッチ!
「検索ヒット・・0件」との無情な画面。ならばと、検索ワードを変えて、再挑戦!!。「検索ヒット・・0件」がまたもや表示されるじゃないですかあ。
「これでもだめか~」と意気消沈。とその時、「検索ワードが詳しすぎるからヒットしないんじゃないかとふと思いました。「落とした日」と「スマホ」だけで3度目の正直でアタック!!
すると画面に「携帯電話類」として5件の遺失物情報が出ました。その5件を見ると、携帯電話の種類が「i-phone」とか「ソフトバンク」とか出ています。しかし一つだけ無記入のものがあります。実は小生のスマホは名もない格安携帯会社なので、端末を見ただけでは会社名がわからないんです。しかも、拾った場所もドンピシャ。これに違いないと思いました。
すぐに保管先の警察署に電話しました。「特徴のよく似たスマホが確かにあります」とのこと。しかしそれだけでは、僕は持ち主だという事にはなりません。スマホの初期画面がPINでロックさているので、暗証番号を警察の方に言いました。するとロックが解除され初期画面が出てきたのです。待ち受け画面の特徴を言ったら、当然ながらぴったりで、ようやく警察の方も「持ち主さんに間違いなさそうですね」と言ってくださいました。
夕方、会社を早めに出て、保管してくださっている警察署に直行。ようやく2日ぶりにマイスマホにご対面することができたのでした。
冷静になって考えてみると、警察官の方は遺失物ネットに登録はするけど、その持ち主を労力掛け捜索するようなヒマはない訳でありまして、落とした人が自分で捜索(ネット上で)しなくちゃならんのですね。
でも、警察の方の親切な対応には本当に感謝しています。ありがとうございました。そして何より、スマホを拾って警察に届けてくださった方。本当にありがとうございました。
(冒頭写真は、au公式オンラインショップから拝借しました)
« 夜でも雲は ... | 旧都ホテル裏... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |