
野々市の布水つばき通りの古いマンションの1階のテナントの居酒屋さんです。回転の「もりもり寿司」や定食の「かえで」があるあたりですが、店自体は大通りに面してないので 車で走っていても見過ごしてしまいます。客の呼び込みのために 大通りに畳一枚くらいの「立て看板」を出していて、「ばい貝」とか「水だこ」とか大書きしています。
店内は 右手はカウンターの厨房、左手が 掘りごたつ方式の小上がり席です。この「ひなた」さん、「さかなの美味い店」と自ら名乗るだけあって たしかに魚が美味い。刺し盛を頼むと、季節の旬な刺身が桶盛りできます。なんとなく「いたる」を連想させますが・・。
ほかの酒肴も、品数は多くはないけれど、のん兵衛垂涎のものが並んでいます。酒も良質なものが低価格ですねえ。
で、この店の特徴は、魚が美味いだけではないです。大将はじめスタッフの接客がとってもいいことですね。これ経営者である大将の姿勢の反映ですね。とにかく気持ちがいいです。
先日の初入店の際、カウンターの僕らの横に常連さんの二人連れが座りました。ほどなくすぱすぱとタバコを吸い始めました(別にこの店、禁煙ではないので、それはそれでいいのです)。小生 タバコが嫌いなので、こちらに漂ってくる煙を避けようと のけぞっていると、すかさず大将が「お客様、あちらの小上がり席にご案内します」と席の異動を勧めてくれました。
常連さんも大切にし、初めて来た客も大切に、しかもそれを超多忙な時間帯で、自らも調理にでフル回転しているときに さりげなくしてします。このオペレーション 見事です。フロアーのスタッフも常に視線は客に注がれていて、追加注文をしようと振り向くだけで、さっと近づいてくれます。「すいませ~~ん」と声を出す必要は全くありませんでした。僕の会社でも見習いたいです。はい。
「肴よし、酒よし、人よし」 の3拍子揃ったいい店です。
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