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見目麗しき料理が次々と @ 主計町『いち凛』

 


 今年4月にオープンしたばかりの「いち凛」さんに伺いました。場所は「なべの太郎」さんの右隣です。外見は主計町の流れの一環なので、暖簾を注意深く見ていないと通り過ぎてしまいます。入口をはいると、着物姿も美しい若き女将さん(ですよね)がお出迎え下さいました。中は靴を脱いであがります。1Fは左手に壁にむかって座るカウンター、左手にテーブル席。2階は個室がいくつかある模様。

 僕らは2階の階段上って突き当りの「群青の間」(僕が勝手にそう命名しただけですが・・)に通されました。座敷なのですが、椅子とテーブルです。これ年配者にはありがたいですね。

 テーブルにはあらかじめ金銀の平杯が用意されており、食前酒は「神泉」です。手づくりごま豆腐のじゅんさいと雲丹添え、のどぐろの蒸し寿司、山海の幸満載の八寸・・・と見た目にも美しい料理が次々供されます。酒は 標準的な銘柄が吟醸酒中心に揃えてあります。この日は結局6種類(=6合)を頂きました。

 2階のぼくらの部屋のお向かい?お隣り?に、ご婦人の団体さんが「ぎゃはああ うっはっあああ~」と大盛り上がりで、僕らの会話がしばし途切れてしまったのが返す返すも残念です。これ店の責任ではないですけどね。

 あと料理全体が「見た目の華やかさ」というか観光客を意識した感じがしました。地元民の固定客を確保するには、+αが必要なように思います。なんというか料理の「キレ」のような・・。または「あの店のあれ うまかったなあ」と3ケ月後も話題になるような・・。あたりまえだけど、地元民は人気の定着した先行店とどうしても比較してしまいますしね。

 今回頂いた8000円コースが一番高いコースなのは良心的な価格設定と思いましたが、料理の品数が増えるだけなのかな?、後半、能登牛がでてきましたが、脂が強く(それを世間は霜降りと称して珍重するのかあ?)、定年間近のこの年齢では、食べれませんでした。もちろんこれも店の責任ではありません。〆のサザエの炊き込みご飯、大変おいしかったです。

 本日は〆て 25,900円でした。ごちそうさまでした。

 

 

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