田中慎弥の小説って かっこいい! と思うんだけどなあ 2013年03月19日 | マイ・ライブラリー 「働いていないことで、世の中の奴隷にはなっていないという自負はある」と述べる作家田中慎弥氏は、好き嫌いがはっきり別れる作家という点では衆目一致すると思う。 芥川賞受賞作『共喰い』は、例の記者会見効果もあって、ベストセラーになったようだけど、この作家の別の作品について、平野啓一郎氏は「田中作品は、小説としての着地点を安易に設定していない。どうしようもなくからみとられている、着地できない状態を書いて . . . 本文を読む