カワセミがいつもの枝に止まっている。
水に飛び込むのを待ち構えてファインダーを覗いていた。
と、突然、ファインダーのなかのカワセミが2羽になった。
番になったと思いながら、あわててシャッターを切る。
が、次の瞬間には2羽ともいなかった。
連写なのに撮れたのは一枚だけ。
てっきり番だと思ったが、それだとしばらく2羽でじゃれあっているはず。
しかし、1羽はすぐにいなくなった。
とすれば、これはオス同士のナワバリ争いだったのかもしれない。
それはともかく、残ったオスがいつにない大サービス。
いつものようにどこかに姿を消すこともなく、目の前で何度か水に飛び込み、ホバリングもした。
これはエサを捕り損ねて空振り。
魚でもエビでもない小さな何かを咥えている。
魚を咥えて飛び上がるところを撮りたいのに、肝心の魚の時にチャンスを逃す。
あっちに飛び、こっちに飛び・・・
対岸の枝に止まっている時は、400mmレンズでは遠く、トリミングすると画像が粗くなる。
こちら側の枝に止まっている時は、カワセミとの距離が近いので鮮明な画像が撮れる。
光りの当たり具合により、羽の色が青になったり緑になったりするのもカワセミの特徴だ。
もっと鮮明に捕食シーンを撮るなら、やっぱり500mmレンズとなるが、三脚使用の重量セットとなるので、自宅からのウォーキングはできない。
この日はカワセミの気まぐれで滅多にない大サービスだったわけで、500mmレンズを持ち出しても徒労に終わる可能性が高い。
実際、この日のあと、再びつれない素振りの日々が続いている。
京都某所では捕食シーンの撮影チャンスの頻度が高かったが、那珂川では滅多に撮影チャンスがない。
そのために撮影の熟練度が落ちている。
ホバリングをものにできなかった。
反応速度が落ちているのはトシのせいもあるのだろうか。
8年前に撮ったこんなのはもう撮れないかもしれない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます