Lightroom 勉強中。
去年行ったヨシビ棚田の写真を Lightroom で現像し直してみた。
逆光気味の写真は空が白く飛んでしまう。
キヤノンの現像ソフト DPP4.0 では空の表情を出そうと露出を暗くすれば全体が暗くなってしまう。
その点、Lightroom であれば、メインの景色と空とを別々に露出を変えることができる。
最後の写真の DPP4.0 現像分がこれ。
Lightroom だと、メインの景色を明るくして、空も表情が出せる。
なお、冒頭の写真で、Lightroom で現像したあと、円形のゴーストが写りこんでいることに気づいた(下記矢印)。
このブログの写真の大きさだと、よーく目をこらさないとわからないかもしれない。
Lightroom の「スポット修正」ツールは使いものにならないので、Lightroom から Photoshop に画像を移す。
Photoshop の「なげなわ」ツールと「塗りつぶし」でゴーストを消し、Lightroom に戻して現像したのが冒頭の写真だ。
Lightroom も Photoshop もいろんな機能がたくさんあって覚えるのが大変。
ゴールの見えない大海に漕ぎ出してしまった感がある。
一度使った機能もしばらく使わないと忘れてしまう。
吸収力、記憶力が衰えた年寄りに使いこなせるのか。
ちなみに、今の若手写真家は Lightroom と Photoshop を駆使しながら作品作りをしている。
これはそのレッスン編で、このように使いこなせればいいなあと思う一方、やっぱり無理かもとも思う。
新聞社でも画像部があり加工技術を磨いていますし、その画像品質を向上させるための担当としてもかかわっていましたが・・。
自分の撮った写真は現像の際にDPP4.0のガンマー調整と色温度くらいしかやっていません。
Photoshopも使いこなせるのですが、ブログにアップする画像はシャープネスを入れていないので、落とした画素に合わせたシャープ補正とjpg変換だけしか使っていないです。
もったいないですね(笑)
しかし、動画を見ると凄いなとは思いますね。
曇りの日に撮った橋杭岩(和歌山の奇岩名所)の写真と朝焼け空の写真を合成し、海面に空の映り込みまで作って「朝焼けの橋杭岩」に仕立てるという、photoshopの手法を説明するyoutubeを見ました。
ここまでやると、少なくとも見たことのない風景を創出するのは写真としての作品ではなく、ただの合成写真だと思います。
実際に撮影した風景をよりダイナミックに美しくするためであれば許容範囲ですかね。
5枚ほどの段階露出写真を合成したり、被写界深度合成などは普通になっているようです。
蛍や星空の比較明合成は今や普通ですからね。
某新聞社の記者が、芝桜の禿げたところを埋める合成をして辞職になりました。
HDRについても論議の中にあり、画像センターでは使用はしないようにしています。
HDRは禁止にするのかを会議の中で議題にしたのは、私なのですが・・結論は出ませんでした。
カメラ内でのHDRは黙認する、くらいしか意見が出ませんでした。
なので、段階露出写真を合成したり、被写界深度合成なども、今のところはご法度になりますね。
その場合、合成写真と明記して掲載します。
選挙などでタスキなど書かれたものを出してはいけない場合は修正します。
その場合も修正したことを明記します。
例外はありますね。
photographは「光で描く」が語源で、海外では真実よりもアートを優先してるみたいです。
ネットで「PASHADELIC」というサイトを主催している山村健児という写真家や斎藤朱門など若手写真家は段階露出合成等は当たり前のようにyoutubeで言っててやり方も説明してたりします。
少なくとも蛍や星空グルグルの比較明合成はプロの写真家でもやっているので、作品と報道写真の違いなんですかねー。
とは言うものの、youtubeで見ててもなかなか理解できなくて・・・