先日、「もやしもん」と言うアニメを見る機会があり、その中で「キビヤック」「ホンオフェ」「シュールストレミング」等の非常に臭い発酵食品が出てきていたが。
「キビヤック」は以前に冒険家の植村直已さんの本で読んだことがある。なんでもエスキモーの食品で海鳥を捕虫網みたいなので捕り、100~150匹を集め羽のままアザラシの生皮の中に入れ、数ヶ月~一年ぐらい永久凍土の中で寝かせるらしいのだが・・・
食べ方が一番美味しいのが鳥のお尻から内臓を吸い取って食べるという物でとにかく臭いが凄いらしく、また口の周りもその鳥の血液でドロドロになりながら食べ、ブルーチーズの濃いような味がするらしい・・・植村さんもはじめは躊躇したがエスキモーの習慣に慣れると言った目的で食べているうちに美味しくって癖になったとかで・・・
「フォンオフェ」は韓国の発酵食品でガンギエイを発酵させたものだが、サメエイ類特有のアンモニア臭が凄いらしい^^;
「シュールストレミング」は北欧のニシンの塩漬けの発酵缶詰で缶が中の発酵圧によってぶくぶくに膨れていてこれは日本の「クサヤ」より臭いらしい^^;
なぜこんな独特の臭いがする発酵食品が作られたのか?
「キビヤック」の場合はエスキモーの不足しがちなビタミンの補給って意味もあるだろうが・・・やはり味の方ではないだろうか?
発酵食品=保存食ではないらしい。勿論保存食的な意味もあるだろうが・・・
人間の味に対するあくなき挑戦とも私は取れるのだが?
日本にもあります。「クサヤ」「フナ寿司」「イカの塩辛」「納豆」
海外の臭い発酵食品も一度は食してみたい気がするのだが・・・(鼻をつまみながら)
尚、ドリアン(これは発酵食品ではないが)と同様、国によっては発酵食品も公共の場での開封やホテルの持ち込み禁止や空輸の禁止などがあるので滅多に手に入る機会もないだろうが・・・