アートプラス京めぐり

京都の探索、記事数6500 いろいろなテーマで京都をめぐります 
京都市外も始めました 先ずは京都南部から

西方尼寺  

2016年01月23日 09時35分14秒 | 寺院

 

 

 

 

 

西方寺・北野尼寺

真盛山と号し、真盛上人を開山とする天台宗真盛派西教寺に属する尼寺。寺伝によると、文明間(1469~87) 盛久・盛春の両尼が真盛上人に帰依し、北山の地に一宇の草庵をむすび、上人を開山として西福寺と号したのが年起こりといわれ、その後、この地に移り西方寺と改めた。本堂に安置する本尊阿弥陀如来像(鎌倉)は、高さ52㎝、寄木造り、漆箔、中品中生の印を結び、椅子に腰をかけているのが珍しい。他に寺宝として絹本著色「観経曼荼羅図」がある。

なお真盛上人が念仏聴聞者に出したという、「真盛豆」とは、黒豆に大根の葉をころもにした塩味のある煎豆で、すこぶる佳味なところから世の好みに投じ、今日に至るも尼僧の手で作られている。(要確認) この豆は当時の30世祖仙尼が、利休5代目にあたる裏千家出身であるため、事始めの日には本山西教寺と千家へおくる風習があり、ために寺では代々茶道を伝え、本堂にはまた千家の祀堂を安置している。他に秀吉の北野大茶会に利休が用いたとつたえる「利休の井」や利休手植えの散椿等がある。

 

築地御所 本光院門跡  と石柱に書かれています

 

 

 

真盛豆・関連記事 ➡  右書き看板  豆盛真   和菓子屋さん  創業以来159年



最新の画像もっと見る