アートプラス京めぐり

京都の探索、記事数6500 いろいろなテーマで京都をめぐります 
京都市外も始めました 先ずは京都南部から

史跡八幡075 石清水八幡宮 表参道 愛染堂

2020年02月11日 14時43分08秒 | 史跡・旧跡

 

 

愛染堂と南谷の坊跡

石清水八幡宮の三の鳥居から東へ階段を下るルートを「表参道」といいます。表参道の石垣は、「坊」という小さな寺院の跡です。

神と仏を合せ祀った八幡宮には坊が数多くあったことから、「男山四十八坊」と呼ばれていました。「南谷」といわれたこの周辺にも坊や仏堂が建ち並んでいましたたが、明治時代の神仏分離令により失われました。

三の鳥居周辺には、平安時代に栄華を極めた藤原道長が建てた仏塔もあり、鳥居のすぐ南には、天治3年(1126)に平宗実が建てた「駿河三昧堂」という多宝塔がありました。さらに現在地周辺には、愛染堂(盛輪院)がありました。石清水八幡宮長官であった檀棟清により、寛元4年(1246)に建てられたものです。かつて本殿の南西、西谷にあり、八幡市内の古墳の上に移築された八角堂と同じ、隅切り八角形の仏堂だったようです。愛染堂にあったと伝えられる仏像・愛染明王像は、現在愛知県蒲郡市の永向寺に安置されています。

 

関連記事 ⇒ 49 八幡  地区 記事検索一覧  その2

                   八角堂

史跡 前回の記事 ⇒ 史跡八幡074 石清水八幡宮 表参道 豊蔵坊 三宅石碑

下の地図のユーザー地図 の囲みをクリックすると 付近の記事が探せます



最新の画像もっと見る