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三十三間堂 通し矢 1分間に9本の早さで これを24時間続けたのが330年前に樹立の最高記録です

2015年09月07日 06時10分28秒 | 寺院

三十三間堂の西側の道

 

 

通し矢

本堂の西側の縁上で矢を飛ばし、矢数で優劣を競った、的に当たるのが主眼でない。

由来については諸説あるようです。

 

記録の上では、慶長11年(1606)正月18日、

浅岡平兵衛が51本の通し矢をしたことが明らかになっている。

 

毎年 4・5月の晴れた日を選んで行われた。

昼間のみ射るのを小矢数

暮れ六つ(午後6時頃)から24時間連続で行うのを大矢数といった

大矢数は かがり火を焚き、検証の役人が並び、警護の火消役は纏を準備し厳重に実施された。

見物人は堂の西の芝生に立てられた竹矢来の外に武士、庶民が見物した。

「500本」の幟が立つごとに拍手喝さいが起こった。

 

最高記録は 貞享3年(1686) 

紀州の家臣 和佐大八郎総矢数13053本、通し矢 8133本 になっている。

大八郎は18、9歳。これは、1分間で9本の矢を射る計算になる。

公認記録は額にして本堂の長押の上に掲げ、破られた記録の額は撤去された。

今も、堂内西南隅の板壁には、星野・和佐両人の奉納した絵馬がある。

この通し矢は明治28年(1895)をもって以後中絶されている。

 

 

本堂 南端  建物の向こうが本堂西

廻廊

 

東大門

平成28年12月10日 画像追加

南東からの眺め

 

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