台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

台北魯肉飯と台南肉燥飯

2004年07月16日 | うまいもの


今日は、昼メシに 
” 肉燥飯 ” と
” 魯味 ” と
” 蛋花湯 ” 
を食った。
 
食ったのは 社の近くの意麺屋だが、
今日のダイアリーは ”ミセ” の話じゃあない。

以前、
” 台湾の 好きな食べ物 ランキング ” 
か何かの 日本のサイトを見ていたら、
2位に 魯肉飯 ( ルーローファン ) 、
105位くらいに 肉燥飯 ( ローザオファン ) が入っていた。 
その時、オレは 
「 おんなじモンじゃないかー。 醤油で煮た肉を ゴハンにかけただけだろ! 」 
とか思ったもんだ。 
だが 聞いてみると 
「 いや、違う! 」 
と頑強にこだわるお方もけっこういる。 

そこで、
今回のダイアリーでは 特別に、この二つについて、
オレが そこいら辺りで 聞き込んできた結果を、
簡単に紹介することにする。

上の写真、左側が ” 魯肉飯 ” (写真は Seria Yuki さんのトラベルレポート から許可を得て借りたモン ) で、
右側が ” 肉燥飯 ”だ ( オレが昼メシに食った実物 ) 。

まず 呼び方の違いについてだが、
コレは場所によるものらしい。 
つまり、台中とかそれより 北の台北なんかでは 
” 魯肉飯 ” 
と呼び、
ここ台南とか、高雄のような 南の地方では 
” 肉燥飯 ” 
って言うわけだ。 

作り方についても それぞれ傾向があり、
魯肉飯は 
” 五花肉 ” 
というバラ部分を、
サイノメみたいに 切っているのに対し、
肉燥飯は 
” 梅花肉 ”  
と呼ばれる 赤身っぽい部分を、
ミンチにしたものを材料にしている。 

味付けは 同様に醤油をつかうが、写真のように、
魯肉飯だと 濃い色の 
” たまり ”
みたいな醤油で
煮込んであることが多いが、
肉燥飯だと、色がそれほど 濃くない醤油を使って、
肉の油が少ない分、花生油が足してあることが多い。
そういうことで、ゴハンにかかってるタレは、
魯肉飯の方がトロ~リとしている。

もちろん、こういった定義はバクゼンとしたもので、
右の写真みたいなものを 
” 魯肉飯 ” 
と言ったり、
左の写真のようなものを 
” 肉燥飯 ”
とよんでいることも 多いみたいだ。

ちなみに、オレはどっちが 好きかっていうと、
時に こげっちい風味のする 魯肉飯より、
どっちかっていうと 肉燥飯の方が、
食い慣れしているという意味では、好きだ。

つけたしだが、
魯肉飯の 肉が切っていなくて、
でっかいカタマリで、ゴハンにのっかてたら、
そいつの名前は 
” kon肉飯 ( コンローハン/コンマーブン ) ” だ。 
油のカタマリに 抵抗がないヒトは 是非チャレンジしてみてくれ! 
( kon っていうのは 火ヘンに空って書くが、日本語のフォントがない。 )

以上が、コレまで聞いてみた結果だ。 
何か 他に情報があったら、遠慮なく連絡してくれ! 

昨日は、夜は遅くまで酒をのんでしまい、
ダイアリーはさぼりましたが、
朝はちゃんと30分JOGをしていました。
今日は、60分JOGをしましたが、
酒が残っていてけっこうつらかったです。