台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

花園夜市2011(1)-台湾夜市8

2011年05月06日 | 台湾


ずーっと、
えらい忙しかったり、ひどい病気だったりして
何も書いてなかったこのBLOG。

今日、GWでたまたまのぞいて見たら
なんと 1日で700以上もの閲覧者の人がいる日もある。

あまりの申し訳なさに
この休暇を利用して少しだけ更新させてもらうことにした。

書かせてもらうのは
台南観光でも一番人気かなと思う
”花園夜市”
の今の様子だ。

大体の感じは
 2005年10月23日 ”新・花園夜市 ” (夜市)
で書いた内容と変わっていないが
屋台の食べ物とかが
かなり新しいものに変わっている。

今回はそこらへんを中心に書いて見る。
( それで、長くなりそうだから
  (1)(2)の 2回に分けさせてもらうのでよろしく )




花園夜市は ”海安路3段 ” にあるけど、
(駅から)タクシーに乗ったり歩いたりして行くと、
公園南路をずっと行って右に道が曲がった先にある
- っていうイメージだ。

泊まりで行く人は、
同じ海安路3段に
”家新飯店”
ができて、清潔で安いから
利用すると良い。




さっそく食い物について適当な順番で書き始める。

以前の花園夜市にも沢山あった
” 葱抓餅(ツォンツァーピン ) ”
- 葱入りの薄いお好み焼みたいなもの
は、
今 行ってみるとぜんぜんなくなって、

上の写真にあるような
”葱餅(ツォンピン )”
- 葱が中に入ったパンみたいなもの
とか
”葱香餅(ツォンシャンピン )”
- 葱入りの厚い揚げピザみたいなもの
に変わっている。

今でも、
普通の町中だったら
”葱抓餅”
の方しか売られていないところを見ると、

みんな、夜市に行くときには
”普通とは少し変わった 夜市でしか食べられないもの”
を求めているのかもしれない。

”葱餅”と ”葱香餅”
どっちも かなりデカいから
夜市で色んな種類のものを食いたい人は
友達と 半分こ か それ以下にしておいた方が良い。




”肉圓( バーワン )”も、
以前主流だった、町中と同じタイプの
15cm直径くらいで 低温でまる揚げしたヤツは無くなって、
一口で食える蒸したものに変わっている。
健康志向かな。

一粒5元で、
中身は、肉/海老/野菜/イカ
が選べる。
一個ずつ四種類でも良いんだ。

汁たっぷりの中につけて食うとなかなかうまい。

こういう丸いの以外に
カドカドしているヤツも売ってるけど
オレはこっちが良いな。





”轟炸氷” っていうのは、
まぁ 簡単に言うと
”アイスクリームの天ぷら” だ。

これは 花園夜市にも無かったし
どこでもそんなに見かけないもんだね。

オレが写真をとろうとしたら
おじさんが
”ちょっとまってな”って 言って
目の前でコロンと1個揚げてくれたんで
買ってしまった。

皮が思ったより薄いんだが、
もうすっかり暑い台南では 結構うまいスナックだ。




”轟炸氷” を紹介したんで
同じようなコンセプトの
”炸鮮奶”
についても書いちゃおう。

こいつは、
少し甘みをおさえたクリームの天ぷら
みたいなもんだが、
パンみたいなものにコンデンスミルクっぽいものを浸して
揚げてあるんだな。
揚げてあっても 色が白くて かわいいルックスだ。

”轟炸氷” は殆どどこでも見かけないが
”炸鮮奶” は 他の色々な夜市にもあるよね。




揚げ物のニューウェーブが続いたので もうひとつ
”蕃薯椪”
っていうのについて紹介。

”蕃薯(ハンシュー)”
は おイモのことだって知ってると思うが
”椪(ポン)”
は丸っこいまんじゅうみたいなもんのことだよ。

サツマイモをすった皮のなかに
少し甘い芋アンをいれたものが入っている。
想像がつきやすい味なんで、日本から来た人なら
同じようなもんで
”地瓜球(甘いイモをふわっと中空に揚げたもの”
の方が楽しいかもしれないな。




上は 日本で言うところの
”アメリカンドッグ”
だが なぜか ここでは
”日式熱狗(日本風ホットドッグ)”
という名前で売っている。

関係ないけど、
この食い物の本来の発祥地のアメリカの呼び名だが、
別に何もトウモロコシとは関係ないのに
”コーンドッグ”
って言っている。

ずっと前から台湾にもある食いもんだが、
ここ最近は、
皮の部分に数ミリ角のジャガイモが混ぜててあって
ゴロゴロした感じに揚げてあるものが
人気になってきている。




さて揚げ物ニューウェーブの最後だが、
”爆醤猪排/鶏排”
っていうのがあって
豚や鶏のカツサイズの揚げ物なんだが、

中にチーズとかタレが入っていて
こってり若い人向けになっている。
( 右上の写真は”爆醤”じゃなくて、
同じ店で売ってる 一口揚げ鶏 の方だよ )




上の写真は
まるっきり正真正銘の ”焼き餅”の屋台だ。
目の前でこんがり焼いてくれて
小豆/ピーナッツ/チーズ 何かの味をつけてくれる。

売ってるおばちゃんも自分で
”やきもち”
って言って、
ちゃんと日本語で説明してくれた。




上の写真の
”春巻”
っていうのは、
本来 清明節(日本でいうお彼岸)の日に食べる
小麦の薄い皮の中に何でもかんでも巻き込んだ
食い物だ。

清朝の太平天国の乱の時に
墓にお供え物をきれいに並べる余裕がなくて
何てもかんでも包んで供えた
- のが起源だっていう説明がある。

ここで売られているものがちょっと違う点は
普通なら生の春巻が
”生蒸包(香港風焼き肉まん)”
みたいに 油焼きにしてある っていう点だ。

こーいうのは 実は初めて見たね。




上は、
これも全く初めて見る
”新彊餅(シンチャンピン)”

新彊 - っていうのは中国の西部の方だ。

オレ的に大雑把な感想だが、
食い物にこの地名がついてる場合は
大概 オレの好きな
コリアンダーの香りがぶいぶいついている。

インドネシア/マレーシア のサテ(焼肉)も
同じ系統の風味だね。

最後には鉄板麺が食いたかったもんで、
ここではセーブして買わなかったんで
本当の味はわからないけど
色んな種類のアンが入った
焼きたての感じはなかなか良いぞ。




この写真の
”無骨鶏脚凍”
は、本当はまるきりのニューウェーブ じゃあなくて
2005年位から広まってきたもんだ。

基本的に
鶏の足(モミジ)の甘辛煮(魯味)だが、

以前あった
骨ありで、しゃぶりついて遊びながら食う
”鳳抓”
に比べて、
すでに骨を抜ききった 薄い足の皮だけを売っている。

オレは 遊びながら食う前のタイプが好きだったが、
状況は常にイージーな方向変わって行く。

今の花園夜市には もう前みたいなモミジを売る店はなくて
こういう骨なし鶏脚の店が沢山出ている。




最後に
食い物以外の遊戯のニューウェーブを紹介して
今回の記事を終わりにする。

上の写真は
ホント ニユーウェーブのビール注ぎゲーム。

箱の中にある3個の蛇口からランダムに
ビールが出てくるので
ジョッキを左右に動かして
そのビールを受ける。

ただしジョッキには底に穴があいていて
うまく 出てくるビールをキャッチしないと
空っぽになってゲームセットだ。

逆に調子よくビールを受け続けて
ジョッキが満杯になれば
次のステージに進める。

オレもやってみたが、
結構面白くて盛り上がれる。

ちなみに 写真の女の人二人は
関係ない人だってば。



さて今回、
花園夜市の新しい食べ物を中心に話をまとめてみたんだが
実に入れ替わりが多かったのに驚いた。

日本の縁日の屋台なんかだと
中国の人が参加してきたりして 多少は新奇なものも見かけるが
大体は
焼きそば、焼き鳥、お好み焼き、フランクなんかの
見慣れたもんが殆どだ。

その理由として、
日本じゃあ 若い人は屋台なんかやらない また、
屋台は 結構縄張りとかの問題があって 普通人は参加しにくい
という様な背景もあると思うが
( 花園夜市は確か小一コマ一晩300元位のショバ代で
商売したい人はどんどん参加できた と思う )

「 夜市/縁日 にいって 変わったものを食いたい! 」
っていう気持ちを
我々消費者側がそれほどもってない
( もしかすると日本人の庶民的
エネルギーレベルが 低くなっているのか)
状況もあるかな

なんぞと思う今日この頃でありました。

次回は
それほど変わっていないミセを中心にじわっと話をまとめる予定。





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一昨日のヒット数 - 344
昨日のヒット数 - 471

一昨昨日は、ダラリ
一昨日は、ウェイトと6K坂道インターバル。
昨日は、ダラリ
今日は、ウェイトと20分のインターバル。


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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんとラッキー (norimomo)
2011-05-07 06:30:37
昨日、花園夜市に行ってきたところです。
お久しぶりの更新を台南で見られるとはとてもラッキーです。
鳥の脚も骨がなかったし、田螺もほとんどが殻から出された形で売られていて、同様にイージー化を感じました。
家内も「なにこれ、骨しゃぶれへんのん。」といっておりました。
ソーセージも餅米の大腸と豚肉の香腸がばらばらに切られてあわせてあったり(士林ではホットドッグみたいになってましたな)食べやすさが重視されているようです。臭豆腐も台湾で一番、臭わない感じ(台北、高雄、台南、墾丁しか知らないのに、ちょっと僭越か)でした。
 明日は小籠包めぐりの予定です。ブログを参考にさせてもらいます。
norimomoさんへ (kool_tada)
2011-05-07 21:02:50
norimomoさん
こんなに間があいているBLOGを
読んでいただいてどうもありがとうございます。
どんどん出し物が変わっていく台湾の夜市に
”国自体が本当の成長期だな”
と感じたりしました。
何とか時々は更新しますので
また遊びに来てください。
あ、それはそれとして (norimomo)
2011-05-08 02:22:57
tadaさんの更新を見たうれしさにちょっと舞い上がってしまいましたが、あとで「ひどい病気」という書き込みに気づいてしまいました。
以前に書かれていた「胃の不調」と関係あるのでしょうか。
心配です。ご自愛ください。
はじめまして! (まめっち)
2011-05-08 12:47:56
こちらでは初めましてですね。
まめっちです。

そんなに夜市の食べ物って変わるものなんですか?
台南はまだ行ったことがなく近々行きたいと思っています。
お身体お気を付け下さいね。
norimomoさんへ2 (kool_tada)
2011-05-08 20:56:53
ご心配いただきどうもありがとうございます。
まぁ
BLOGを更新できないのは時間がない方が
主たる理由ではあります。
ではでは。
まめっちさんへ (kool_tada)
2011-05-08 21:47:29
コメントありがとうございます。
そうですね、
考えてみれば 台湾の夜市の食べ物とかゲームは
日本に較べるとかなりの入れ替わりがあります。
前は主流だった 葱抓餅、魯味、棺材板、蚵仔煎等の
伝統的な食べ物は すっかり少なくなって
代わりに上に書いたようなニューウェーブが
どんどん出てきています。
ではでは。
Unknown (冬冬)
2011-05-15 23:47:36
台灣小吃 美味しいそですね
一つ問題あります!?
写真の間にあれ彼女(路人甲)は、
私の姉さん似てますね!?
真的好久不見 (taka)
2011-05-21 14:14:39
お久しぶりです。台湾にいらっしゃいましたか?(ー) フフ

昨年秋に2度目の赴任をした同僚ですが、家族が旧正月の折、夜空港に着いたにもかかわらず、臭豆腐はどこに売ってるのというほどの臭豆腐大好き家族!
娘さんいわく、花園夜市の入り口近くの臭豆腐が一番おいしいと申しておりました。

花園夜市は夏場の土曜日に行こうものなら、100m進むのに10分くらいかかる感じでめちゃ疲れます!
残念ながら落ち着いてお店を見る気が無くなってしまいます。
毎度のことながら、よくリポートされてますね!

ワタシは台湾での仕事が急に無くなってしまい、いつ帰国命令が出るかと心中穏やかではありません。(;´д`)トホホ
冬冬さんへ (kool_tada)
2011-05-22 00:58:28
コメントありがとうございます。
本当に台湾小吃は
食べてみれば見るほど色々あって
楽しいです。
冬冬さんの お姉さんも よく夜市に
お出かけになるのでしょうね。
では。
taka さんへ (kool_tada)
2011-05-22 01:11:23
taka さん
本当にお久しぶりです。
全然 書いてないのに
読みにきて頂いて すみません。
私は もう台南にはもう住んでいませんが、
別の場所に行っても
こういう風に(BLOGみたいな形で)
記録を残しておいたことが
”結構よかったな”
とか 思っています。
それで、そうやって書いたことを
皆さんが
面白がって読んでくれたり
何かの参考にしてくれたりしたら
本当にうれしい限りです。
では。



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