台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

成功大学前麺線-台南麺線1

2005年11月28日 | うまいもの





オレは麺線がスゲー好きだ。

台北の
” 阿宗麺線 ”
を最初に食ったときは、
醤油味といい、とろみといい、細い糸状のものが沢山入った状態といい、
「 ビン入りの ” なめたけ茶漬け ” みたいだナ。 」
なんて思ったもんだが、
その後、食い慣れるにつれどんどん好きになってきた。

台南でも色々食ってみたんだが、
どうも味付けが甘かったり、
麺線自体がだらだらだったりして、
大したものがなくて、
前に
” 開元夜市 ”
の時に紹介した、
「 ” オヤっさんの麺線 ” が台南では一番うまいかもナー。 」
とか、ずっと思っていた。
だがこの前、やっと台南でもうまい屋台を見つけたんで
簡単に紹介することにするゾ。



( 成功大学の近くの麺線屋の地図 )

その麺線屋台は、
成功大学のキャンパスの直近の、
大学路と勝利路の交差点にある。

麺線だけじゃなく、肉圓とかも売っているので、
「 なんか、何でも屋みたいでうまそうじゃねぇなー。 」
と思ってパスしていたんだが、
この前、成功大学のトラックを走った帰りに
はじめて買って家で食ってみたら、
思いがけなくうまかったのサ。

それで、今日話を書く
” 煮込みの麺線 ”
についてどんなものか知らない人は、
” 阿宗麺線 ”
の時に結構まともに解説しているので、
時間が許せば、まずそちらから先に読んでみてくれ。




麺線屋台の話だけだと、
あっさりしすぎる様な気もするんで、
前後に、ちょびっと成功大学周辺の写真を入れるゼ。

左上は、
成功大学の中を通っている勝利路の並木道の様子、
右上は、
その並木道から見える府城東門跡だ。
( 台南が台湾の首都だったとき - 清代の乾隆帝の建造
  というから、二百数十年位も前のものだ )

ここら辺は、
色々見るところや食べるところがあるから、
結構良い散歩コースになるかもネ。




左上は、
勝利路の標識と麺線屋台の様子だ。
交差点のこちら側で信号を待つ間に撮ったもんだ。

右上は、
買って帰った
” 蚵仔麺線 ( オアミスァン、かき入り煮込みそうめん ) ” の写真。
豚の大腸も少し入っている。

このミセの麺線は、
タレの味とモツの品質では、阿宗には及ばないが
(1)煮込んでも麺がしっかりしている
(2)繊維質の野菜の細切りが少し入っていて、
   食感に変化がつけてある。
(3)蚵仔が事前に、片栗粉をまぶして煮てあるので
   カキのずるっとした歯ざわりが嫌いな人も食いやすい。
(4)阿宗麺線と同じで鰹節の風味がバチッとつけてある。
など良い点が沢山あって、結構食えるものになっている。
オレは、この日は自分の好みで
「 大蒜不要加、香菜很多、辣椒一点々 」
のオプションを要求したが、
発音が悪かったか、ミセがケチったかで、
香菜は余り多く入れてくれなかった。
( でもウマかったヨ。 )

もし、
「 それでもやっぱりカキは嫌だ! 」
っていう人がいたら、
ここには羊肉 ( ヤンロウ、本当はヤギ肉 ) 麺線もあるので、
そういう頑なな人は、羊肉麺線の方を食べても良いゾ。

どちらでもウマイ!
ホントにサ。




台南と言っても
11月の終りにもなれば日が暮れるのは早い。
麺線を買った帰りは、もう辺りはすっかり暗くなってきていた。

左上は、成功大学病院からみた夕暮れ空、
右上は、学生向けの食堂が多い育楽街の夕飯時の様子だ。



夕暮れの帰り道 オレは、
「 来月から行く新竹にも、ウマイ麺線屋があるかなァ。 」
- なんて、ちょびっと考えながら、
  ゆっくりゆっくりと
  自転車(マッハ号)のペダルをこいだのサ。




     そんじゃ、今日はこんなところかな。
   
     ばいばい  ( ・・)ノ~~




    

四日前のアクセス数 -  961
一昨昨日のアクセス数 - 786
一昨日のアクセス数 -  730
昨日のアクセス数 -   575

一昨昨日は、練習は休みでした。
一昨日は、成功大学のトラックで14.5kmJOGをやりました。
昨日は、練習は休みでした。
今日は、成功大学のトラックで14.5kmJOGをやりました。


ING安泰の国際レースまであと、20日




------- P.S.映画の話 -------


日本では、冬休み公開の映画、
” Chicken Little "
を見てきた。



この映画をみて、とにかく
” 買える ” 部分っていうのは、
チキン・リトルのキャラクターデザインだけだナ
- とすぐ思った。
このデザインは、文句なしに可愛いくて魅力的だ。
( ヒヨコ ( Chick ) じゃなくて小さい鶏 ( Chiken Little ) なんで、
  羽毛も白いし、ちゃんとトサカもあるゾ。)

しかし、
メインのテーマが、
” 過去の失敗が原因で素直に父に話ができない息子
  vs 周囲のことばかり考えて子供を信じきれない親父 ”
という、
なんか、低年齢の子供は感情移入しづらそうなものだったのに、
逆に、
そのテーマを描くための
エピソードの作りとかセリフとかがすごく
” 子供だまし ”
なんで、
結構アンバランスさを感じてしまった。

最後の方で、
調子よくハッピーエンドにまとめようとする部分等は、
バックも何も書いてない画面に宇宙人の夫婦の顔が交代で出てきて、
しょーもない会話を流すだけだったりして、
「 子供をなめすぎだヨ。 もう恥ずかしいからやめてー 。」
なんて思っちまった。

オレはこう見えても結構 ” 老 ” なんで、
コンピューターを使った3Dアニメにはちょいと抵抗を感じるほうだ。
今でもディズニーアニメの最高傑作は
” シンデレラ ” だって思ってるし、
日本のアニメで一番よかったのは、
” 白蛇伝 ” とか ” 猿飛佐助 ”
なんかの東映動画だと信じて疑ってない。

子供向けだからこそ、
デザインやグラフィックだけじゃなく、
” 話作り ”
の部分でもっと頑張ったもんが見たかったゼ!
ほんと。


- ということで今回の点数は
55点 だった。
( 見に行くと、損した-と感じる人もいるだろう。 )


----- P.S.映画の話 おしまい ------


四季小館-台南四川料理其之弐

2005年11月24日 | うまいもの




実は、台南の四川料理は大したことはない。

- と、オレはひそかに心の中で思っている。
( インターネットの上に書いてるくせに「 ひそかに 」 もくそもあるか! 
  という非難は当然あるだろう。
  だがまぁ、これはレトリックってもんサ。  )

しかしそれは、
台南がもともと、
福建省とか大陸の南部から来た人の街だということと、
戦後、世界的に四川料理が流行った時には、
もう台北や高雄に較べると、
田舎になってしまっていたということから、
しかたがないんだ。

- なんてあきらめてしまわずに
中じゃあ結構頑張っているミセを紹介したのが、既出の
” 渝苑川菜 ” 
だったんだが、
今日これから書く
” 四季小館 ”
も、そういう ” 頑張っているミセ ” の一つだ。




開山路にはローカル向けのPUBが多いが、
わりと静かな一帯の、大きな天主堂の向かい側に、  
間口が小さくて奥行きがある
” 四季小館 ”
はある。

この日 ” 四季小館 ” に行ったのは、
オレの中に、
「 このミセはまともな四川料理屋だ。 」
っていう記憶があって、それを再確認する目的があったからだ。
だから料理は、他のミセと比較しやすいように
典型的な四川料理を中心に注文したゾ。

それではさっそく、
オレ達が食ったものから紹介しよう。




左上は、
” 鹹魚炒飯 ( シェンユイツァオハン、鮭チャーハン ) ”。
適度にパラパラ感があり、塩加減もちょうど良くてウマイ。
鹹魚には、サバを使うところもあるが、
ここは鮭で作っていた。

右上は、いわずと知れた
” 麻婆豆腐 ( マーボートーフ ) ”。
ここのはまぁまぁ辛い。
単品の味は普通だが、
( 言っておくと、沢山食べ歩いた後で
  今のオレの四川料理への評価は、かなりキツイので、
   ” 普通 ” と言えば相対的には相当良い方になると思う。 )
左上の鮭チャーハンの上にこの麻婆豆腐をかけて食うと
うまくて何バイでもメシを食ってしまう。




左上は、
” 乾扁四季豆 ( ガンペンスーチートウ、いんげん豆とひき肉の炒め ) ”。
この料理はどうかすると油ぎっとりのが出てくるミセがあるが、
ここのはドライで食いやすい。
味はまぁ普通だナ。

右上は、
” 宮保鶏丁 ( コンパオチーティン、鶏肉の唐辛子炒め ) ”。
この料理は良い。
何が良いかというと、唐辛子の種を取ってない所だ。
だからすごく辛くて
「 やっぱ四川料理だなぁ。 」
っていう気分にひたれるんだ。

実は、
最初ミセに入ったとき、
11月も半ば過ぎなのに冷房が入ってて、寒くてびっくりしたんだが、
ここら辺まで料理を食ったら、
逆に、だらだら出る汗をふきながら食うハメになっていた。

だらり。




左上は、
” 薑糸肥腸 ( ジャースーフェイチャン、生姜と大腸の炒め ) ”。
これは、
そんな典型的四川料理じゃあないが、
黒シャツT君が食いたがったのでしょうがなく注文した。
( ヤツは大体、豚の内臓、鶏の脚、アヒルの頭なんかが好物なんだ )
このもの自体は、味付けに酢が効いていて、
さっぱり食いやすいものだったが
本来、典型的な川菜 ( 四川料理 ) でこういう料理を頼むなら、
” 搾菜肉糸 ( ザーツァイロースー、ザーサイと豚肉の炒め ) ”
くらいを注文するところだろう。

右上は締めに食った、
” 雪花蟹羹 ( シュエホワシェグン、カニ肉入りのとろみスープ ) ”。
結構良い味つけのもので、
入っているワタリガニの足がうまかった。
しかし
実はこの料理でオレが感心したのは、
料理自体じゃなくてネーミングの方だ。
このミセの菜単 ( メニュー ) は、
立派な厨師 ( コック ) がいる所特有の書き方で、
料理名が、ページ毎に漢字の文字数を統一して書いてある。
( 4文字の漢字名のページの料理は全部4文字、
  5文字の漢字名のページの料理は全部5文字に統一するわけだ。
  一番良いのは全部統一するわけだが、これはなかなか難しい。 )
だから
” 蟹肉湯 ”
と書いてしまえば良いこの料理も、菜単の前後関係を考慮して
” 雪花蟹羹 ”
なんて言う、うやうやしい名前にしてあるわけなんだナ。
えらい。




左上は、サービスで出てきた
” 愛玉 ( アイユイ、木の実から取れた粉で作る寒天みたいなもの ) ”。
柑橘類のジュースの中に、愛玉とこんにゃくが入っていて
杏仁 ( シンレン、アーモンドの様な木の実でニッキの様なにおいがする )
の粉が入っていた。
すっきりと食いやすいデザートだ。

右上は、四季小館の店内の様子だ。
店内は清潔で、
値段も手ごろだから、
すごく混んではいないが、
いつ行ってもそこそこのお客さんがいる。


ちょっとここで、
ミセの評価をまとめちゃっておくと、
やはりここは、
台北の一流店とか、大きなホテルなんかとは比較できないまでも、
( そんな所とは値段もちがうしナ )
なかなかまともな四川料理を出すミセだ。
台南では有名な、既出の
” 渝苑川菜 ”
とは全く互角だと思うネ。




最後になるが、
” 四川料理 ”
を含む
” 中華四大料理 ”
について、この機会にまた少しまとめておく。

” 東東粤菜餐館 ”
の時に書いたように、
中華には
” 四大料理 ”
というのがあって、それぞれ、
上の地図に出ている
北京、上海、重慶(成都)、香港
等の大都市を中心にした地域の、特徴ある料理になっている。
( この分け方には異論が多いだろうけど、
  オレにとっては、簡単で理解しやすい覚え方だ。 )

料理方法とか料理自体は、

京菜 - ジンツァイ、北京料理  昔だと魯菜( ルーツァイ、山東菜 )になる
滬菜 - フーツァイ、上海料理  昔だと蘇菜( スーツァイ、江蘇菜 )になる
川菜 - チュワンツァイ、四川料理
粤菜 - ユエツァイ、広東料理

と呼ばれていて、
中華料理のミセによっては、
” ○○川菜 ”
という感じに、ミセの名前に川菜とか粤菜の字をつけていて、
客が
「 おぅ、ここは四川のミセだな。 」
なんて、判りやすいようにしているところも多い。

すごく簡単な料理の特徴としては、
” 北鹹、西辣、東酸、南淡 ”
といって、
北の北京料理は塩味が濃い目で、
西の四川料理は唐辛子とか山椒で辛くしてあり、
東の上海料理は酸味があり、
南の広東料理は味付けがあっさりしている。
- と大雑把には言われているようだ。

さて、
今回はこの四大料理の内、
四川料理のミセについてレポートしたんだが、
四川料理の代表的なものといえば、
麻婆豆腐、回鍋肉、酸辣湯、宮保鶏丁、乾焼明蝦 など
味付けがあいまいでなく、特徴があるものが多いので、
ミセによる うまい/まずい の判定が
割とクリアにつけやすい。

ということで、
ミセとミセの食べ比べをするのが結構面白いから、
台湾で時間がある人は、
いろいろな街のいろいろなミセを回ってみると
自分自身の味覚がどんなものか - もはっきり判って来るし
なかなか良いと思うゾ。



- そんなところで、
  今回は、これにてご無礼いたす !!


    


一昨昨日のアクセス数 - 668
一昨日のアクセス数 -  662
昨日のアクセス数 -   881

一昨日は、成功大学のトラックで13.5kmJOGをやりました。
昨日は、ジムでウェイトをやりました。
今日は、成功大学のトラックで14.0kmJOGをやりました。


ING安泰の国際レースまであと、24日
( 今回が最後の入賞チャンスかもしれません。 )



----- P.S. 転勤のことなど ------


2002年の秋から3年以上駐在した台南だが、
12月1日付けで、
オレは新竹市の方に転勤することになった。

だが、
台南の事務所の人数も少ないので、
台南に帰って来て仕事をする機会も多そうだ。
だから、この
” 台南・ダイアリー ”
はやめない。

但し、
台南にいる時間量は相当へると思うので、
台南についてのレポートは少なくなるだろう。
その分は、新竹とか台北の話を色々書くつもりだ。

ただ、
新竹なんかには前から日本人が沢山いて
結構色々紹介されているので、
そっちのレポートをする時には、今日の
” 中国四大料理について ”
みたいな、一般的な話題を中心にして書くことにする。
それで、
台南のことを書くときには、今まで通り、
” 余り知られていないけれどオレがウマイと思うミセ ”
みたいな話を中心に書いていこうかナ

- と漠然と予定している。

( 更新とか、書き込みの返事は、
  更にルーズになるかも知れないので、先に謝っておきます。
  「 どうもすみません。 」 )


----- P.S. 転勤のことなど おしまい -------




阿進仔-台南夏林路海産其之伍

2005年11月21日 | うまいもの





” 阿進仔 ” は小東路にある超人気海産店だ。

人気の理由は安くてうまいからだ。
ついでにここは、
台南の安い海産店にしては珍しく、透明シートでミセを囲っているから、
夏は冷房が効いて涼しいし、
冬は風を受けないから暖かくて、
道端でも快適にビールを飲める。

ミセの名前は
” 阿進仔、アチンザイ ”
だが、こういう場合の呼び方は台湾語の発音で
” アチンナー ”
になる。
タクシーに乗って行き先を北京語で言っても、
多分通じないから注意が必要だゾ。

台南 ( 台湾 ) の
” 海産店 ”
については、注文の仕方とか過去の経緯なんかについて、
” 梅金海産 ”
の時に、結構頑張って説明しているので、
時間があり余っている人 ( ? ) がいたら、
ぜひ、そちらの方を先に読んでいただきたい。



( 阿進仔の地図 )

上の地図で見るとおり、
このミセは、本当は小東路にあるんだけれど、
今まで台南の海産のミセは全部
” 台南夏林路海産 ” シリーズ
として紹介してきてしまっていて、別シリーズを作るのも面倒なので、
今回は、
” 夏林路 ” シリーズの
” 其之伍 ” として書いてしまうことにした。




上は、阿進仔の食材を選ぶ場所の様子だ。
新鮮だし種類も多い。
特にこの日は貝類の種類が豊富で、
草蝦も全部生きているヤツだった。

この写真には写っていないが、
阿進仔にはスッポン料理もあって、
日本と較べると格安で食べることが出来るゾ。

オレ達が行った時はまだ暑かったので、
さすがにスッポンは食わなかったが、
他の色々美味しいものを注文したので
以下に順次紹介する。




上は突き出し2品と、草蝦の蒸したもの。

突き出しのピーナッツは、普通は揚げたものが出てくるが、
ここでは煮てある柔らかなものだ。
もう一つの突き出しの海草のあえ物もそうだが、
味が結構濃い目につけてあるので、
ビールのアテには最適だ。

草蝦は、ミセによってはどうかすると、
皮がへたれていたり、身と皮の間にすきまがあるような
情け無いものが出てくることがあるが、
ここのは、
さっきまで活きていた新鮮なヤツの蒸したてだし、
太った身がぷりぷりしていて、うまいゾー。




上は、炒飯と炒高麗苗 ( 若いキャベツの炒め物 )

炒飯は、
冷凍ミックスベジタブルが使ってあるのが興醒めだが、
味付けと炒め方が上手なのでなかなか美味しい。
通常はミックスベジタブルの料理には絶対手を出さない
黒シャツT君も、この炒飯は沢山食べていた。

高麗苗は、
葉をあまりばらさずに炒めてあって面白いが、
オレの好みからすると、
ニンニクと唐辛子が効き過ぎだったナ。




左上は、
カキフライの写真だが、
小ぶりのカキにサクサクの衣がつけてあって、
九層塔の香草もそえてあり、
とても美味しいものだった。

右上は章魚 ( ザンユイ、たこ ) とにらの炒めものだが、
台南の海産店で、
章魚を置いてあるミセは結構少ないので、
ミセのお奨めの通りの炒め物にしてしまったが、
素揚げにして、塩で食っても良かったかも知れない。
章魚炒めの上にのっている蝦は、
最近手が震える奇病にかかった黒シャツT君が落としてしまったもので、
本来の章魚炒めとは何の関係もない。




左上の写真は、カイワリを清蒸にしたもの。
このミセの清蒸は、
あまりニンニクを使わず、ネギが沢山乗っていて
オレの好みだ。
魚は、ちょっと柔らかすぎたけど、料理方法はすごく良いゾ。

右上は、海産店定番の焼きハマグリだが、
「 貝が開いてないから新鮮じゃない。 」
なんて思ってはいけない。
台湾では、
二枚貝を焼く時、美味しい汁がこぼれないように
あらかじめスジを切って貝が開かないようにしているんだ。
だけどそれだけだと、貝を開けるときにちょっと大変なんで
阿進仔では、蝶番がわも切って食べやすくしてくれている。


この日食ったものは、以上で終わりだ。
四人で腹いっぱい食って、ビールも7本飲んだ。
これで一人350元の勘定は、
他の人気海産店と較べると、かなり安い部類に入るんじゃないかナ。



( 今日も満席の ” 阿進仔 ” の店内の様子 )

最後に、
台南には本当に海産店が多いけれど、
地元で有名なところと言えば、

” 福楼 ”
” 紅螞蟻 ”
” 次郎海産 ”
” ( 老 ) 恆春 ”
” 慶平海産 ”
と、この
” 阿進仔 ”
くらいになるだろう。
( ” 夜猫子 ” とかも人気があるが、
  これは、オレとしては ” 碑酒屋 ” の方に分類している。 )

何故か、
オレが本当に気に入っている
” 帝一嘉 ”
とか、
” C海産 ”
はあまり知られていなくて、
「 値段が高い割にはうまくねー。 」
と個人的に感じている
” 福楼 ”
が、一番の有名店になっている。
( オレの味覚は普通と違うんだろうか? )

ともあれこの中で、
” 次郎海産 ” だけは既出だが、
他のミセについてはまだ未紹介なので、
その内おいおい、取り上げて行く予定にしている。



( この日居た台湾ビールの碑酒小姐。
  売り上げ絶好調でニコニコだ。 )



- という、こんなところで、
  今回は、これにてご無礼!


    

四日前のアクセス数 -  572
一昨昨日のアクセス数 - 767
一昨日のアクセス数 -  582
昨日のアクセス数 -   506

一昨昨日は、練習は休みでした。
一昨日は、成功大学のトラックで13.5kmJOGをやりました。
昨日は、練習は休みでした。
今日は、成功大学のトラックを走る予定です。



------- P.S.映画の話 -------


日本でも公開中の映画、
” Harry Pottar and the Goblet of Fire
  ( 邦題 ハリー・ポッターと炎のゴブレット ) ”
を見てきた。



見終わったときすぐ、
「 1~3作と較べて、これが一番面白い! 」
と思った。
活劇部分のハラハラする感じも相当味わえるし、
少しずつ大人になっていく主人公達の淡いロマンスも
映画の中に好感が持てる描写で取り入れられている。
全編で2時間半以上あるが、長過ぎる感じは全く無かった。
原作を読んでいる人は、
「 はしょりすぎ。 」
と思ったかもしれないが、
映画ではこの位のまとまり方が丁度良いような気がする。

特に活劇の部分は
高く切り立った建物の上、暗い湖の底、広大な迷路の中
など、CGもていねいにできていたし、
高さ・深さ・広さが、全てうまく表現/利用されていて
なかなか見ごたえがあった。

但し今回、
映画を見ている間に、
「 ちょっとこれは小さい子供には見せたくないナ。 」
と思う場面も結構あった。
( 台湾では無指定だが、日本ではR15だ。 )
血だらけの傷、リアルな死体、クラスメイトに親の悪口を言う
- 等、無くても話は十分つなげた部分だと思うので
そういった部分は残念だった。

台湾でのこの映画の人気度だが、
なんというか、もう
「 ダントツ 」
の感じがある。
オレは、民族路のワーナーに見に行ったが、
公開したばかりのこの週末は、
ビルの中に10数館ある劇場の殆ど全てを、
ハリー・ポッターの上映にあてていたが、
それでもどの時間も満席だった。
ワーナー ( 遠東百貨 ) のビルに人があんなにいるのを、
はじめて見た。

- ということで今回の点数は
80点 だった。
( 誰が見に行ってもかなり満足できるゾ )


----- P.S.映画の話 おしまい ------



台南別類収集2

2005年11月17日 | その他



( 台南交流道付近にある
 ” 全家商店 ( ファミリーマート ) ” のニセもの ” 銓家商店 ” )


今回は手抜きだ。

- っていうか、
今までこのBLOGを続ける間に
色々な所に行って写真を撮ってきたんだが、
中には、
” ちょっとは面白いけれど、あえて紹介するほどじゃないヨ ”
っていう小ネタが結構あって
ずっと人に見せないまま、ファイルの中に溜まってきてしまっていた。

そこで、今回はその内のいくつかを
” 台南另類 ( リンレイ、変わったもの ) 収集 ” シリーズ
の第2回として、ひとまとめに紹介することにした。

ついでに言っておくと、このシリーズの第1回は
思いがけず反響が大きかった
” 馬桶主題餐店 ” 
なんで、
ゲテモノに興味がある人は、また読んでみてくれてもイイぞ。




一番上が、ファミリーマートのニセものだったので、
上に、萬昌街にある
” Glico Cafe ”
の写真を載せて見た。
別に、グリコなんてまねする意味全然ないと思うけど
ロゴまでそっくりにしてるのが何かおかしい。
( とか言って、本当に江崎グリコの資本が入ってたら
  あやまりにいかなきゃナ )




マネ続きで、
次は高雄に行ったとき、文化センターの前で
日本のダンスチームのマネ ( っていうか ” フリ ” ) 
をしていた - だって日本語しゃべったりするんだゼ - 若い子達。
踊りは結構うまかったが、
” 雷門 ”
のちょうちんが
” 鳥居 ”
の下についているのは、いかにも変てこりんだ。




” 鳥居 ”
の写真が出たから、
ついでにファミリーマートで売っている
” 稲荷寿司 ”
の写真を載せる。
味は日本のものと全く同じだが、台湾ではこういう寿司は普通
” 豆皮寿司、トウピーソウス ”
と言う。
台湾人の友達に聞いたら誰も
” 稲荷 ”
の意味を知らなかった。




上の写真は、
マネじゃなくて
この前台南で乗ったタクシー。
乗ったとたんに、
「 にーちゃん、一曲どうだい! 」
って、カラオケをすすめられた。
ほえ~。




上の写真は、オレの雨傘。
車の運転が乱暴な台南で、
視界が悪い雨の日に、うっかり轢かれちまわないように
でかくてハデハデなのを使っている。

ところで、台湾ではこういうでかい雨傘のことを
” 伍百萬、ウーパイワン ”
と呼ぶことが多い。
理由は、
昔、台湾の保険会社が、
補償範囲が大きい保険のことを、でかい雨傘に例えて
” 伍百萬 ”
と呼ぶテレビのスポット広告を、沢山流したかららしい。




上の写真は、
大同路にある火鍋屋。

ミセの名前がすっげーカッコ良いじゃないか!

( アホくさ・・・・・ )




- ということで、
  今回は、かなり簡単だが、これにてご無礼!


    

四日前のアクセス数 -  530
一昨昨日のアクセス数 - 680
一昨日のアクセス数 -  441
昨日のアクセス数 -   458

一昨昨日は、成功大学のトラックで13.5kmJOGをやりました。
一昨日は、ジムでウェイトをやりました。
昨日は、ジムでウェイトをやりました。
今日は、成功大学のトラックで13.5kmJOGをやりました。



----- P.S. ------

昨日で49日間の禁酒が一応終わったので、
今日、成功大学のトラックを走ってシャワーを浴びた後
ビールを一缶飲んだ。
長いこと全然飲んでなかったし、
たまたま走った後で体がドライになっていたので
すごく酔っ払ってしまって、
このBLOGはへーへー言いながら書いた。

----- おしまい -------




萬川號-台南包子研究中心第拾壹個

2005年11月13日 | うまいもの





多分、
”台南で一番有名な肉まん屋 ”
は、
” 萬川號 ”
だろう


このBLOGでは、
有名なミセは紹介があとまわしにされてしまう傾向があるが、
いくらなんでも、

”台湾全土の有名肉まんを分析する”

- っていうキャッチで続けている
” 台南包子研究中心 ”で、
台湾全体としてもすごく有名なこのミセを、
いつまでも放っておく訳にはいかねー。

そーいうわけで今回は、
開業が清代の光緒年間 ( 1862~1873年 )だっていう
台南肉まん界の老舗中の老舗
” 満川號 ”
の肉まんについてバチっと分析をやるゾ。

それと、
” 台南包子研究中心 ”
シリーズも今回でいよいよ11回になるので、
今まで10回分の
” 台湾全土の有名肉まん ”
のリンクを下に貼っておくので、
今回の記事を読むのに、過去の記事も参考にしてみてくれ。

” 1-新竹黒猫包 ”
” 2-台南包子禄 ”
” 3,4-台東東河包子 ”
” 5-高尾金獅湖包子 ”
” 6-台北潮州包子 ”    
” 7-台南大菜市 ”  
” 8-鹿港振味珍 ”
” 9-嘉義就是我包子大王 ”
” 10-台南大道包子 ”  



( 萬川號の地図 )

萬川號は、以前この
”台南包子研究中心”シリーズで紹介した
” 禄記 ”
のある清水宮の近く、民権路と青年路の交差点にある。




左上は、萬川號の店内の様子だ。
ここは、一番上の店構えの写真から見てもわかる通り、
普通の肉まん屋とはぜんぜん違って、
すごくきれいで大きな店舗で、
肉まんや水晶餃、その他色々な菓子類を売っている。

右上の写真は、肉まんをふかしている様子だが、
萬川號の取り扱い商品がどんなに多くても、
一番の売れ筋が、やっぱり肉まんであることに変わりはない。
左上の写真のお客さん達も、
みんな肉まんを買おうと思って並んでいるんだ。

でもここは ” 禄記 ” とは違って、
開店時間中は、大量の肉まんをずーっと蒸し続けているから、
いつ行っても、買えないってことがなくて安心だゾ。




左上の写真は、萬川號の肉まんの外観だ。
大きさは中くらいか少し小ぶりで、こんもりした形が可愛らしい。
表面は滑らかで、全体に緻密で上品な感じがする。
特筆すべきことは、手作業で作られているのに
一個一個に大きさや形の差が殆どないことだ。
ここの肉まんなら、
箱詰めにしておつかいものにしても十分通用するゾ。
( 禄記の肉まんもウマいけど、
  ちょっと外観がワイルドすぎて、贈答品には使いにくいからなぁ。 )

右上の写真は、肉まんの断面だ。
卵の黄身としいたけが、ごろっと入っているのが見える。
皮はきめが細かくて十分膨れていて、だれたところがない。
黄身のぼそぼそした食感が嫌いな人は、黄身なしも買えるヨ。
( 有りが25元で、無しが20元だ。 )




さて、いよいよ上が
” 台南包子研究中心 ” メンバーによる
萬川號の肉まんの分析結果で、凄い高得点がついている。

皮の点が特に高く、
QQの感じも味のほうも申し分ないようだ。
一方餡の方は、味はおいしいけれど
ちょっと汁の量が足りないという評価になっている。

香りについてだが、
かなり五香の風味がつけてあるので、
台湾ローカル二人+オレは、
「 中華肉まんはこうじゃなきゃナ! 」
っていう感じで、高い評価をしているが、
あまり台湾に慣れていない人には少し抵抗があるかもしれない。

オレ個人の意見を、ちょっとはっきり言ってしまうと、
ここの肉まんは、 ” 禄記 ” のと同じで、
餡に入った黄身とかしいたけの特殊な具で点を稼いでいる 感じが無くもない。
全体にウマくて優等生なんだが、
これまでに紹介してきた
他の、特殊な具が入っていなくても
「 ハッ! 」
とさせるほど美味しい肉まんを出す
超一流のミセにはちょっと勝てないかもナ。

台南で萬川號と並んで有名な禄記と較べてみれば、
餡の汁が多い点では禄記が上だが、
皮の部分とか、できばえの美しさで萬川號がリードして、
まぁ互角だと思うネ。
どちらも完全手工製で、添加物とかは一切ないゾ。




左上の写真は、萬川號の店名の由来を書いた看板だ。

右上は、萬川號のもうひとつの顔、
色々な種類の菓子類。
どれもなかなかウマイし、肉まんと違って日持ちするから、
お土産には最適だ。
日本人向けのアレンジがされてないから、日本の中華街なんかで買うのとは、
味とか食感がかなり違うゾ。
下に、いくつか菓子も紹介しておく。




上の写真は、左から
” 鳳梨酥 ( フォンリースー、パイナップルケーキ ) ”
ケーキの部分がふわふわして他のミセとは違うものだ。
” 杏仁酥 ( シンレンースー、アーモンドクッキー ) ”
杏仁/アーモンドのことを日本で 「 あんにん 」 と言うのはなぜだろう?
” 緑豆椪 ( リュイトウポン、緑豆のまんじゅう ) ”
中秋節によく食べる台湾のまんじゅう、
餡がそれほど甘くなくて ( 日本のまんじゅうと比べれば全く甘くない )
オレは結構好きなものだ。




上の写真は、左から
” 銅鑼焼 ( トンラーサオ、どら焼き ) ”
形が違うけれど、日本のどら焼きと基本的に同じものだ。 餡は甘くない。
” 古月餅 ( グーユエピン、昔風月餅 ) ”
ゴマがのった月餅。
” 蒸蛋糕 ( ツェンタンカオ、蒸しケーキ ) ”
普通の蒸しケーキだが、もっちりしてなかなかウマイ。



さて最後になるが、
台南でもいっとう有名な
” 萬川號 ” と ” 禄記/包子禄 ” 。
黄身としいたけが入った餡の肉まんや、水晶餃といった
同じようなものを売っていて、場所も近所にある。

これは実は、
両方のミセが開業した清代の同治年間には
台南のこの青年路のあたりが、
肉まんと水晶餃を売るミセが大量に集まった地域で、
その内、100年を超えて生き残ったのがこの2件だっていう理由による。

萬川號の創始者 ” 陳源 ” は、
もともと永康の人間だったが、
青年路の肉まん地帯に自分もミセを出して、
自慢の上品なつくりの肉まんで、他を差別化して生き残ってきた。
終戦時には、米国の爆撃でミセが壊れてしまったが、
少し移動して現在の場所でまた商売を軌道にのせた。

今のミセのきれいな外観から想像するのと違って、
萬川號は、決してビジネス重視のミセじゃあない。
どんなに品物が売れても絶対に支店を出さず、
ずっと、
” 本店一店で手作りの肉まんを作ること ”
にこだわり続けて商売している、すごく律儀なミセなのサ。



- てぇことで今回はおしまいだ。


    (^0^)/~~  じゃあネー ♪



四日前のアクセス数 -  461
一昨昨日のアクセス数 - 628
一昨日のアクセス数 -  500
昨日のアクセス数 -   708 

一昨昨日は、ジムでウェイトと、5kmJOGをやりました。
一昨日は、10km位歩いてみました。
昨日は、8km位歩いてみました。
今日は、ジムでウェイトをやりました。




沙下里巴-台南碑酒屋6

2005年11月09日 | 飲み屋





今回はすごく有名な碑酒屋の
      ” 沙卡里巴 ( さかりば ) ” について書く。


どの位有名かっていうと、
例えば、
台南市に初めて来た日本人が行く一般的なミセ と言えば、

日本食屋なら、” 福島 ”
海鮮料理なら、” 福楼 ”
そして、
碑酒屋だったら、” 沙卡里巴 ”

だろう - っていう位に有名なビール屋だ。

このBLOGでは、
すごく有名な所は、
もうみんな知っているわけだから、あえて扱わない
ということにしているんだが、
” 沙卡里巴 ” はミセの内装とかメニューが面白いから、
サクッと紹介しておくゾ。

それで、ここは前に書いた
” 大掌櫃 ” とは、
六福村グループの兄弟店になっている。



( 沙卡里巴の地図 )

このミセは一時、
もっと西の新政府側に移る予定があったが、
客が反対したりして、
相変わらず府前路の日昇飯店の近くで営業している。


それじゃ、
これから、食い物と店内の紹介を始めるゾ。




左上は、オレ達が食った
” 膨湖糸瓜、ポンフースークワ ” 。
台湾本島の西にある膨湖島の大きな糸瓜を使った炒め物だ。
ダシが干した小エビでとってあって、
味付けは薄いめだがなかなかウマイ。

右上は、店内の様子。
大体1950~60年代位の
レトロな感じでまとめられている。

写真は、ミセに入ったところの部屋だが、
懐古的なポスター、昔の自転車、
” 黒狗兄 ( オーガオヒャー、福建省出身のカッコいい男の意味 )”
印のビールの看板なんかが飾ってある。

店内は、
壁、床、テーブル、椅子などに全部、木で出来ていて、
照明はもちろん ” 裸電球 ” だ。




左上は ” 麻婆豆腐 ”。
あまり辛くなくて、味付けがちょっと濃い目だ。

ちょっと情報だが、このミセは、
平日午後7時半までに食い物を注文すると15%引き、
それ以後は7%引きになる。
そして、土、日、その他の休日にはこの割引は無い。

そういうわけで、
右上は店内の着席状況だが、
普通のビール屋と違ってここは、
8時前がいっとう混んでいて、
割引価格重視 の家族連れで満席になっていることが多い。

壁のポスター等は全部、
50年代っぽいものばかりで、
ミセ全体をレトロな感じにしている。




左上は、
” 客家小炒、クーチャーシャオツァオ ”。
典型的な、” 客家、ハッカ ” 人の料理で、
スルメ、細いセロリ、ネギなどが一緒に炒めてある。
客家料理は、保存が利くものを材料に使ってあって、
味が濃いものが多いが、
こいつは特にビールのアテには良く合う。

右上は、このミセの入り口の上にかかっている飾りで、
昔の
” 森下仁丹 ” を売っている薬屋の看板だ。
この位古いものだと、戦争前のものかも知れない。




左上は、
”鉄板蚵仔、ティエパンオア”
熱い鉄板の上に、カキと豆腐の豆鼓ソース炒めを乗せたもの。
小ぶりのカキが濃い味のソースとよく合う。
運ばれてきた時に、
鉄板にかぶせてある蓋を開けると、
ジューッバチバチ って汁がはねるから、
良い服を着ている時は要注意だ。

右上は、レジの脇においてある飾りで、
昔のタバコ屋の看板と、
郵便配達員を象った鋳物のポストだ。
( 日本のこーいうポストは赤だったが、台湾のは緑色だナ )




左上は、
” 炒麺 ( ツァオメン、やきそば ) ” の写真だが、
ここの炒麺は広東式意麺 ( 伊府麺、揚げた麺 ) を使っている。
ちょっとインスタントラーメンっぽいけど、
オレは、台湾の他の都市で食う普通の炒麺よりは好きだナ。
写真は、2人前のもので、
ここの盛りは他の普通のミセよりは少ないゾ。
( 前に、仲間のステン太が
  二人前の炒飯の量を見て、スゲー少なくてびっくりしたもんで、
  食わずにもう一個、一人前を頼んで
  ホントに、二人前の半分の炒飯が来るか確認したことが有るゾ。 )




最後になるが、上の写真は、
” 沙卡里巴 ” の日本語メニューだ。
最近作ってくれたらしいけれど、
中国語のメニューより品数がちょっとすくなくて、
おかしな日本語も多い。
少し慣れた人なら、
中国語のメニューをもらった方が、判りやすいかもしれないナ。


飛びぬけて美味しいものはないけれど、
何をくってもまぁまぁで、
勘定が安くて、内装もおもしろい
” 沙卡里巴 ” 。

行ったことが無い人 - は少ないと思うけど、
もしいたら、是非一度行ってみると良いヨ。




- ということで、今回はこれにてご無礼!


   
一昨昨日のアクセス数 - 619
一昨日のアクセス数 -  461
昨日のアクセス数 -   757 

一昨日は、10Km位歩いてみました。
昨日は、15km位歩いてみました。
今日は、12km位歩いてみました。ボートローイングをやってみました。




吉時市場-台南黄昏市場(1)

2005年11月06日 | 買い物





台湾の伝統市場ってのは朝市だけじゃなくて、黄昏市場もある。

今まで
” 東門市場 ” 
” 永楽・長楽市場 ”
” 光復市場 ”
などの伝統市場を紹介してきたが、
こういう市場は、
朝から午後の1時くらいまでしかやっていないので、
朝寝坊の奥さんとか
会社の帰りにちょっと足りない酒のつまみを買ったりする会社員
には不便だ。

そこで、
伝統市場のうち、夕方やっていて会社の帰りに寄るのにも便利な
” 黄昏市場 ” についても、
これから少しずつ紹介していくことにしたゾ。



( 吉時市場の地図 )

今日紹介する黄昏市場の
” 吉時市場 ” は、
上のような位置にあるから、
台南科学工業園区で仕事をして台南市内に住んでいるヤツ ( オレみたいな )
にとっては、帰宅途中の買い物に都合が良い。




黄昏市場っていうのは夕方やっているから、
すごく手間のかかる生の材料もあるけれど、
どちらかといえば、すぐ食べられる出来合いのものが多い。

左上は、
色々なお惣菜を並べて打っている店。
全部手作りで、種類もあっておいしいし、値段も安い。

右上は、
寿司屋で、どういうわけか軍艦巻きばっかり何種類もある。

金曜の晩に、
「 誰かの家に行って酒でも飲もっかー! 」
っていうときは、
上みたいなミセがいっぱいある黄昏市場に行けば
一発で買い込みが終了するから便利だゾ。




もちろん黄昏市場だからって、
食材が出来合いのものばかりということはない。

左上は、
朝市にも負けないくらい品揃えが多くて新鮮な魚屋で、
右上は、
やはり良いものをおいている八百屋だ。

しかし、黄昏市場一般としては、
会社帰りのOLや勤め人を対象にしているので、
つまりどちらかと言うと、
朝市に比べてやって来る客に金持ちが多いので、
品物の値段は少し高めに設定されている傾向がある。




黄昏市場の開いている時間は結構短い。
普通は、夕方の5時過ぎから、7時位までだ。
そういうわけだから、ミセの仕入れ量はあまり多くしてない。

左上の鶏屋では、
大体10匹位を落として、あとは客の様子をみてからにしていた。
3匹ならんで、毛をむしられた鶏
( まんなかは烏骨鶏 ) だが、
なんかバックコーラスのグループの様に見える。

右上は肉屋だが、
肉のカットの仕方が少し小さめで、
香腸のような保存食も多く扱っている。
やはり、朝市のミセの商品のおき方とは少しだけ違うようだ。




左上は果物屋だが、
種類が多くて良いものを多く扱っている。
黄昏市場でなくても、果物屋はなぜか夜遅くまでやっている所が多い。
専門店では24時間営業のところが結構多くて、
夜中にバナナを食いたいとき(?)なんかには
すごく便利だ。

右上はお菓子屋。
これは保存が利くものだから、
種類も量もたっぷり仕入れてある。


さて、
最後にちょっと疑問だが、
いくら仕入れ量を考えているといっても、
黄昏市場の開店時間は2時間あるかないかなので、
店頭に並べられたものは、売れ残ってしまう分がとても多い。

「 一体、この売れ残りはどこへ行ってしまうんだろう? 」
( 次の日も売り続ける - というのは考えにくい。
  魚、肉、野菜などはすべてとても新鮮なものだ。 )

この疑問の答えは、
次回、黄昏市場について紹介するときにでも書くことにしよう。




- ということで、
  今回は、ちょいと簡単だが、これにてご無礼!


    

四日前のアクセス数 -  424
一昨昨日のアクセス数 - 927
一昨日のアクセス数 -  476
昨日のアクセス数 -   493

一昨昨日は、ジムでウェイトと5kmJOGをやりました。
一昨日は、練習は休みでした。
昨日は、ジムでウェイトと5kmJOGをやりました。
今日は、あっさり散歩だけやりました。



------- P.S.映画の話 -------

日本でまもなく公開の映画、
” FOUR BROTHERS ( 邦題 狼達の誓い ) ”
を見てきた。



マーク・ウォールバーグ(白人)、
アンドレ3000(黒人)、
タイリース・ギブソン(黒人)、
ギャレット・ヘドランド(白人)
の4人兄弟が、黒人ギャンググループに殺された養母の復讐をする
って言うだけの映画だが、
アメリカじゃあ大ヒットしたらしい。

設定は面白いし、話のテンポも良い。
カメラワーク、構図、音楽などに特段の工夫は感じないが、
複雑な伏線とか判りにくい展開を排除した、
気楽に見られるアクション映画だ。

こういう設定だとちょっと気になる、
” Politically Correct/Incorrect ” の問題については、
大活躍して黒人ギャングをやっつけるのは、
白人のマーク・ウォールバーグだが、
白人の汚職警官もタイリース・ギブソンにやられたりして、
まぁ適当ににバランスは取っているようだ。

( だが、まぁ、黒人で喜んでこの映画見に行く 
  - っていうヤツは、ちょっと少ないんじゃないかナ。
  ” 殺されてしまった優しい母親 = 黒人 ”
  っていう位の設定だったら、だいぶ違うだろうが、
  それだと、逆に白人客が観に来なくなっちゃいそうだもんな。 )

主演のマーク・ウォールバーグは、
オレにとっては
” BOOGIE NIGHTS ” のチンピラのイメージが強い。
こんなマッチョな役はちょっと無理だと思ったが、
やっぱり、撃ち合い・殴り合いのシーンには迫力がない。

関係ないけど、
この映画のエンディングの部分で、
「 もしここで、マーク・ウォールバーグが
   ”BOOGIE NIGHTS ” のエンディングと同じことをやったら
  どうなっちゃうだろう? 」
って考えちまって、
映画館で一人アホな顔で笑っているオレがいた。


- ということで今回の点数は
55点 だった。
( 人によっては、見に行って損したと感じるかも知れない )


----- P.S.映画の話 おしまい ------



大道包子-台南包子研究中心第拾個

2005年11月02日 | うまいもの





台南もかなり涼しくなってきたから、
    台湾全土の有名肉まんを分析してきた
       ” 台南包子研究中心 ” をまた再開するゼ。


今回はこの、
” 台南包子研究中心 ”
シリーズのちょうど10回目に当たるので、前に
” 拉麺之家 ” 
の記事の中でちょっと書いたことがある
” 台南ローカルで人気があり、何回通ってもいつも売り切れ ”

” 大道包子 ”
について、
頑張って肉まんをゲットし、何とか分析・紹介することにした。



( 大道包子の地図
  駅前の北門路を北へ行って、開元陸橋で側道に入り更に北へ行く
  駅から歩けば、所要10分+アルファ位 )




大道包子は、
毎日大体夕方4時から包子を売り始める。
この日オレは、絶対に肉まんをゲットし、写真も撮るために
自転車に乗って3時には家を出ていた。

左上は、3時半ごろ、
すでにミセの前に集まり始めた人々の様子。

右上は、3時45分ごろ、
高々と積み重ねられた大蒸篭から、湯気がもうもうと出ている。




4時をまわり、
ついに大蒸篭から、蒸しあがった包子が取り出され始めた。

左上は、
上の方の蒸篭に入っていた
” 黒糖饅頭 ” と ” 緑豆沙 ”だ。

右上は、
4段目の蒸篭から下に入っていた
” 花巻 ” と ” 肉まん ” 。
花巻のネギがたっぷり入った感じもグッドだし、
肉まんの汁が、薄いめの底の皮にちょっと染みて見えるのも
すげーうまそうだ。

大道包子のように、沢山の包子を売るミセでは、
広げた布団の上に蒸篭をひっくり返して、包子を並べるのが普通だ。
( ” 台南禄記肉包 ” 、 ” 高雄金獅湖肉包 ”  参照 )
だから、包子が布団の上で上下逆さになっているゾ。




左上が、肉まんの外観だ。
全体にワイルドな形に作られていて、
上部のひねりなどは少し不規則だ。
高さは他の包子に較べると、少しだけ扁平になっていて、
上部のひねりの凹凸の差が、蒸した後も大きく残っていることから
薄い生地を比較的長い時間発酵させた皮のような気がするナ。
( 軽い口当たりの皮の特徴だ。 )

右上は、豆沙包の外観だが、
ちょっと他で見られない、面白い三角の形をしている。
三角形に伸ばした生地の中央に餡を置いて、
各々の角を中心に折り返して作っている様だ。




左上が、肉まんの断面だ。
餡は、他のミセの様に丸くまとめてあるのではなく、
平べったく伸ばした形でまとめてある。
これだと、” ゴン ” っと肉の味を楽しむことはできないが、
端っこの方まで餡が入っているから、
全体を、均等に軽い味で食べることが出来る。
餡の色も薄くて、余り濃い味付けでは無そうだナ。

餡が平たいので、外観を見た時は肉まん全体が扁平にみえたが、
これは決して皮がへたって平らになっているからではなく、
皮にも十分ハリがあることが、断面から見て取れるゾ。

右上は、豆沙包の断面だ。
餡はたっぷりのこしあんで、これも肉まんと同じく、
平たくまとめてある。
皮の気泡が、肉まんよりきめ細かいので、
軽い歯ごたえに見える肉まんの皮に較べると
” ドシ ” っとした味わいの様だ。




さて、恒例の複数の人間による評価まとめは、
上の表の様になった。

平均7.5点で、
既出の ” 台湾の超有名肉まん ”
” 台北潮州包子 ”
 ” 新竹黒猫包 ”   
 ” 台東東河包子 ”
 ” 鹿港振味珍 ”
 ” 台南包子禄 ”
等と較べれば、点数は低い方だが、
ローカル肉まんとしてはすごく立派なものだろう。

そして、オレ個人としての、
実際に食ってみた意見だが、
” 大道包子 ” の肉まんは
” もっちり ” とか ” QQ ” の感じは少ないけれど、
皮が、
鹿児島の ” かるかん ” のような軽い口当たりがして、
独特の美味しさがあり、
餡も、
控えめな味付け ( 若干化学調味料は使ってあるようだが ) のものが、
全体に均等に広がっていて、
外側も中心も、どこを食べても同じ様に美味しい
なかなか優秀な肉まんだナ。




左上は、蒸篭から出した包子を、布団に包んでいる様子だ。

肉まんは、あっという間に売り切れてしまうが、
饅頭 ( 具なし包子 ) などは、
売れるのに2~3時間程度はかかる。
その間は、こうやって布団に包んだ形で保温しておくのが
このミセのやり方だ。
こうすると、ずっと蒸しておいてべちゃべちゃになることが無く、
ホクホクが食えて、都合が良いゾ。

右上は、大道包子のメニューだ。
結構色々な種類があって、
実はどれも肉まんに負けず劣らずウマイ。
全種類買って帰っても、後悔しないゼ。
ホント。



( 大道包子の前に行列を作る地元の人達 )

色々書いたが最後にこの、
” 大道包子 ” というミセについて
もう一回トータルの感想をまとめておく。

大道包子の包子はどれも、
これまで紹介してきたような超有名なミセのような
” コッテリ ” 路線の包子ではなく、
軽くて親しみやすい味わいを重視した、
子供から老人まで、誰でも好感のもてるものだ。

何より、
観光客や他の土地の人などには全く知られていないが、
台南の地元のファンが沢山いて、
連日開店とほぼ同時に包子が売り切れになってしまい、
簡単には買って食べることさえできない
ということが、
このミセの独特の美味しさを、ばっちり証明している
- ようにオレには思えるんであるヨ。



- てぇことで今回はおしまいだ。


    (^0^)/~~  じゃあネー ♪




一昨昨日のアクセス数 - 697
一昨日のアクセス数 -  681
昨日のアクセス数 -   782

一昨日は、夜、成功大学のトラックで13.5kmJOGをやりました。
昨日は、朝、ジムでウェイトをやりました。
今日は、練習は休みでした。