
元旦の晩、去年の秋にできた
” 情人夜市 ” に行ってきたゾ♪
去年の秋にできた - って書いたけど、
実はこの夜市は前にあった
大台南活力夜市
が無くなって、
その代わりに同じ場所で始まった夜市だ。
だから、台南の大規模夜市は以前どおり
6個のままで変わりない。
( 一番下に台南夜市一覧表を載せておく )

場所は、
” 花園夜市 ”
の直近で、海安路と民徳路の交差点のところにある。
開催日は、花園夜市が
” 木、土、日 ”
なんで、バッティングしないように、
” 月、水、金 ”
にしているみたいだ。
実際に夜市に行って見た感じとしては、
” 花園 ”、
” 小北成功 ”、
” 武聖 ”、
” 大東 ”に次いで
台南の6個の大型夜市の中で、
5番目の規模になるんじゃないかナ。
” 大統一 ” は、
ちょっと前までは、結構大きな夜市だったが
” 花園 ” が、
最大の夜市になって復活した後は
開催日が同じで場所も近いので、
客をとられて寂れてしまっているからネ。
” 情人夜市 ”
の屋台の傾向としては、
” 花園 ”
と同じで、食い物のミセが多いゾ。


情人夜市で最初にオレは、
今年最初のテーマにする予定の
” 台湾牛排 ( ステーキ ) ”
を食った。
台北はともかく、台南の夜市にくれば、
必ずどこでもこの台湾牛排の屋台がある。
上の写真は、中でも一番メジャーな
” 小統一牛排 ” だ。
夜市の屋台で売る食い物は大概立ち食いで、
椅子やテーブルは無いが、
牛排や火鍋はさすがに、右上の写真みたいに
簡易のテーブルや椅子が用意されている。


左上がオレの食った
” 無骨牛排 - 150元 ”
で、夜市の食い物としては最高の価格のものだ。
タレを、
黒胡椒と磨から選べるが、
オレは両方ともかけてもらった。
( 味も刺激もあまりなくてのろ~んとしたタレだから、
混ざったって大したことはない )
夜市の牛排のお約束どおり、
目玉焼きがとなりにあり、
肉の下にきしめんみたいな麺がしいてある。
( 決してスパゲティではない! )
オレは最初にこれを食ったとき、
外見から想像される味と、
自分の口の中にある物の間の
あんまりにもでかいギャップに
しばらく唖然としちまったもんだ。
ステーキとはいいながら、
肉は内臓肉を結着剤で集めたもんだし、
タレはまっ黒でいかにも香辛料辛そうなのに
実際は赤ん坊の鼻水みたいなパンチの効かないもんだし、
スパゲッティのような麺は、
陽春麺に使うのと同じ粉っぽい外省麺だ!!
こんなもんが食えるかーーー!
・・・・ だけど、不思議だ ・・・・・
台湾に来て4年以上経った今、
オレはこいつを心底
「 うめーなぁ・・・ 」
と思いながら食っている。
そいつはけっして
大量にかけたサンバル
( 右上の写真でカゴメケチャップの左に並んでるタイの調味料 )
のおかげだけじゃぁないようだ。
ここら辺のびミョーな加減が、
オレに今年初のテーマを
” 台湾牛排 ”
( それはみんなが考えるステーキとはかけ離れたもんだ )
に決めさせたってわけサ。


ついでにオレは臭豆腐も食った。
こいつにもお約束の甘酸っぱい泡菜 ( キムチ ) が添えてある。
この日食ったヤツはあまり臭くなくて、
まぁ有難いんだが、ちょっと張り合いもないもんだった。
( やっぱ、ちょっとは臭くないとねぇ )
この量で30元は、まぁ標準的な値段だ。


さてそれからオレは、初めて見る
” 麻辣串串 ”
の屋台に行った。
( ここからしばらくは、あまり見たことがない屋台を中心に紹介する )
串にさしたなかなか新鮮そうな具財を色々ならべ、
適当に選ぶと、
辛いスープの中でゆがいてから、
されにタレをさっと塗ってだしてくれる。
魯味 ( ルーウェイ ) の辛いバージョンみたいなもんだ。


左上が食材の串で、
右上が食材をゆがく辛いスープだ。
見ただけで胃が痛くなってくる位、
唐辛子がいやっちゅうほど入っている。
一串10元。


辛いもんで口が痛くなった後は、
正月らしく、焼き餅の屋台に行った。
この屋台では、笑顔の可愛い奥さんが
本当の炭で餅を焼いて、
磯部まきみたいにしたり、カレーのたれをつけたりして
食わせてくれる。
日本語も少ししゃべれるし、
餅の方も日本のと同じ味がして、
サトーの保存切り餅よりよっぽどうまい。
ところで餅のことは、
北京語では年糕 ( ニィエンカオ ) なんて言うが、
台湾では ” 米ヘンに麻+米ヘンに署 ” と書いて
そのまま ” モチ ” と発音することも多い。
この屋台の看板にもそういう風に書いてあるゾ。

焼いた餅を、オレは旦那さんが作ってるほうの
紅豆湯に入れてもらってお汁粉にして食った。
もう、ずっと何年も食べていなかった
本当の香ばしい焼き餅がはいったお汁粉。
甘さもほどよく、
アズキの柔らかい味わいがなんとも言えない。
台南の夜市の屋台でこんなもんを食わせてもらって、
オレは心底感激しちまったヨ・・・
1碗30元。


もう腹は一杯だったが、更に珍しい屋台を探すと、
はじめて見る
豚排 ( トンカツ ) を挟む割包 ( 台湾風蒸しパンのハンバーガー )
のミセがあった。
面白いから、土産に1個買うことにしたら、
トンカツ以外に
色んなタレやらトッピングやらを選んで挟めるらしい。
とりあえずオレは全部挟んでもらった。


割包の写真を撮ろうとしたら
「 はいどうぞ! 」
って撮り易いように差し出してくれたおねーさんは、
思いがけず、
えらいきれーな人だった。
それで、
ドキドキしながら撮った割包も、
タレがとろりんと絡んですごい美味そうだった。
なんて幸せ!
後で食ったらタレがめっさ辛かったけど、
トンカツが柔らかくて
やっぱりうまかったネ。
1個30元


夜市の隅の方にも見た事ない屋台があった。
回転焼きのようなものの中に
大量のイカとエビが入っている。
” 蝦錦章 ”
という名前の食いもんだが、
” 錦 ” は ” 色々 ” の意味で
” 章 ” は ” バッジ ” とか ” ワッペン ” の意味だろう。
丸いバッジのような形と合って
なかなか気の利いたネーミングだナ。
1個買って無理やり食ったが、
外はパリッと焼けて、中はほんわり、
イカも蝦もぷりっとして、
ムムム、
なかなかあなどれない美味さがあるノぉ。
1個30元。


お次は
” 鱔魚意麺、サンユイイィメン ”
で、台湾北部ではあまり見ないが、
台南では別に珍しい食い物じゃあない。
但し、これを夜市でみることはあまりない。
鱔魚とは、タウナギと呼ぶこともあるが、
オレはカワヘビと考えている。
魚とは言いながらヒレもエラもなく、
鼻から呼吸をしていて、
うなぎの様に裂いてみると、
中の肉は真っ赤で、無数の小骨が不規則に並んでいる。
右上の写真では、
中央部、イカの左にまとめて置いてあるが
普通はひっくり返した竹ザルの上に、
開いた身を上にして放射状に並べて売っている。
注文があると、ぶつ切りにして甘い餡かけに調理し、
広東風意麺 ( 揚げ麺 ) を湯で戻したものにかけて
客にだすことになっている。
何だって大概のものは食えるオレだが、
こいつだけは、醜悪なルックスといい、
食ったときにプチッと表皮が割れて中が出てくる
ゴキブリみたいな ( ゴキブリを食ったコトはないが )テクスチュアといい、
絶対に口にしたくない食い物だ。
一杯60元。


さてここからは、
夜市でおなじみのものばかりになるが、
上の写真はトウモロコシだが、
粒が全部黄色のより、
紫が混じった大陸伝来の品種の方が
固いというか、モチモチしていてうまい。
一本15元。


台湾の夜市では非常に多い寿司の屋台。
軍艦巻きか、太巻き、それに稲荷寿司の形で、
米といくらとか、かにかまぼことかを巻いている。
日本人が寿司と思って食うとやばい。
「 なんかなこれは~? ふんふん。 」
とか思って食ったらいいんじゃないか。
1個10元。


左上は、台南ではお馴染みの
” 蚵仔煎、オアツェン-カキのオムレツ ”
で、
右上も、台南名物と言われている
” 魯味、ルーウェイ-だしでサッと煮る食材 ”
だ。
今更解説もいらないだろう。
どちらもうまいヨ!


左上は、小口に切ったフルーツを売る屋台で、
台南では有名な
” 阿美芭楽、アメイバァラァ ”
というミセだ。
ここで芭楽とはグァバーのことで、
こういうフルーツ屋台では、
梅子粉という甘酸っぱい粉をかけたものを売っている。
阿美芭楽はグァバーもうまいが、
梅子粉も独特のおいしさがあると評判のミセだ。
右上は、苺飴の屋台。
オレはこれの山査子バージョンが好きだナ。


左上は夜市ではお馴染みの
色とりどりの飲料を売るミセで、
右上は各種の味のアイスクリームに
色々なトッピングをのせてうるミセだ。
台南とはいえこの季節では、
アイスの方はさすがにそれほど人気がない。


左上は麻雀牌を使ったビンゴゲームのミセで、
麻雀牌をかき混ぜて適当にぬいてから、
台紙に書いた絵に合わせてならべ、
ビンゴが出来た列が多いほど
でかい賞品がもらえることになっている。
ただ、
この情人夜市には食い物以外の屋台が少ないし、
客もあまり興味が無い様子で、
ちょっとヒマな感じだった。
右上は、
情人夜市が出来たときにシンボルとして作った
人工の滝だ。
夜になって冷えてきたから、
誰も水のまわりには来てなかった。
ただ一人いたのは、
久しぶりに夜市に来て、一人で幸せに興奮している
デジカメをもったおかしなオヤヂだけだったのサ。

< → 2007年開元夜市はなくなりました >
さてそれで最後に上に、
現在の台南の有力夜市を一覧表にしてみた。
台南には本当にでっかい夜市が多い。
毎日どっかこっかで夜市がある。
そして、
新竹に移動してから気づいたんだが、
それまで、
台湾の夜市っていうのはみんな日本の縁日みたいに、
広っぱに屋台が並ぶもんだと思っていたが、
新竹とか台北とか北の方では、
固定の商店街がただ夜遅くまで開いているのを
夜市と呼ぶことも多いみたいだ。
もちろんオレは、
日本の縁日みたいな台南の夜市の方が断然好きだ。
士林夜市しか行ったことがない
台北中心に旅行している日本人の観光客の人には、
是非台南のこういう夜市を
夜中までハシゴして遊んでもらいたいもんだナぁ
- なんて思ったりする。
まぁ、こんなとこかな!
それではみなさん、 (^0^)/~~ また次回!
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12月27日の練習 - ウェイト(ジム)
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12月29日の練習 - 休み
12月30日の練習 - トラック(清華大学)10km
12月31日の練習 - 休み
01月01日の練習 - トラック(成功大学)11.8km
01月02日の練習 - ウェイト少々(自宅)
01月03日の練習 - トレッドミル8.5km with 950mインターバル X 4
& ウェイト(ジム)