とうとう、おっぱじめちまったゼ!
今年の8月、
どこへも行かなかったラーメンマンとオレは、
キャンプや海水浴に行く代わりに、
シャレのつもりで、
一日だけの
” 本格日本式ラーメン屋 ” を、
台南の街中で開業することにした。
場所は、
民族路二段で、赤嵌楼の斜め向かい、
カラオケスナック ” 蕾 ” の一階を借りた。
ここは、
” 赤嵌担仔麺 ”
” 山根寿司 ”
” 翰林茶館 ”
なんていう、台南の超有名
” 小吃 ( 軽食 )” 食堂が、
ゴマンと立ち並んでいる地帯で、
ハンパな食い物屋はやれない所サ。
(1)” 一日ラーメン屋 ” のスタッフ
オレ達が ” 一日ラーメン屋 ” の話をしたら、
おもしろがって沢山の人が、
ミセのスタッフとして参加してくれた。
左上から、
今回の一日ラーメン屋の主役の、” ラーメンマン ” 、
” オレとスタッフのみんな ”、
配膳をやってくれた、” 蕾の華ちゃん ” 、
そして、ラーメンマンの娘の、” 千春 ” だ。
(2)” 一日ラーメン屋 ” の仕込み
もちろん、
この ” 一日ラーメン屋 ” は、ただの遊びだけど、
どうせやるなら、一生懸命やりたい。
ラーメンマンとオレは、
経験が無い分を、努力と工夫でカバーするつもりで、
ラーメンの材料を仕込んだ。
左上の写真は、ラーメンの麺。
こいつが結構な、難問だった。
台南では、
50食以上のラーメンの麺を仕入れるのは、至難の技だ。
万策尽きたオレ達は、
台南では、一番グルテンが多そうな麺を食わせてくれる、
” 阿龍意麺 ”
のラオパンに、生麺を打ってくれるよう頼み込んで、
やっと、試食分+本番の、60食分の麺を手に入れたんだ。
真ん中の写真は、ラーメンの具。
モヤシ、タマゴ、ネギ、焼き豚 を用意した。
焼き豚は、ラーメンマンが前々日から作りこんでいたもので、
オレ達が、一番自信を持っている具だった。
それと、わりと地味な具のモヤシなんだが、
何十人分ものヒゲをとるのは、ホントしんどかったヨ。
右上の写真は、一番大事なラーメンのスープ。
実は、昨日の試作のスープは、若いニワトリを使って、
ダシが弱い割には、油のにおいがきつくなってしまったので、
本番では大奮発して、
大量の鳥骨鶏と地鶏を、1対3位の割合で使ってスープを取ったんだ。
(3)” 一日ラーメン屋 ” 開店!
日曜日の夕方5時半、
ついに
” 一日ラーメン屋 ” がオープンした。
開店前から、結構お客さんが来てくれていたんで、
開店と同時に ラーメンマンとオレは
” 100%フルパワー ” で稼動を開始したゾ。
左上の写真は、
開店直前、最後のセッティング点検をする、ラーメンマンとオレ。
真ん中は、
声をかけあって、すばやくラーメンを作り始めたところ。
右上は、
お客さんの顔ぶれをラーメンマンに連絡する
ラーメン太々と千春だ。
( オレたちは、お客さんの様子を聞いては、
ラーメンの味付けの濃さを、調整していた。 )
みんな、
” 遊びだ ” ってことなんか、完全に忘れちまって、
” 火の玉 ” 状態で、ラーメンを作ったゼ。
(4)” 一日ラーメン屋 ” のお客さん達
” 一日ラーメン屋 ” に来たお客さんは、
やっぱり、事務所の関係者とか、
知り合いの人が多かった。
このBLOGを読んで来てくれた人もいた。
みんな、オレ達のラーメンを食いに来てくれて、本当にありがとう!
あと、意外だが、
たまたま赤嵌楼に観光に来ていた台湾の人とか、
となりの ” 碳烤サンドイッチ ” のミセの人とかも、
次々に食いに来てくれて、
思ったより早いペースで、用意したラーメンは無くなっていった。
( ” 一日ラーメン屋 ” に来てくれた人達 )
ラーメン作ってる時は夢中で気づかなかったが、
あとで
「 なんで、カンバンも何もないのに
通りすがりの台湾のお客さんがくるのかナ? 」
と、不思議になった。
そして、この疑問の答えは、ポチャンやビビアンが説明してくれた。
「 だって、頭にバンダナ巻いて白いTシャツ着た人達が、
「 麺二丁入ります! 」 「 ハイ、麺二丁! 」
とか、大声で何か作っていたら、
台湾の人はみんな、
「 あ! テレビで見たことある日本の食べ物屋さんだー。 」
って、すご~い興味いっぱいになりますよ。 」
だ、そうだ。
ラーメン自体に対する評価は、結構良くて
「 ちょっと塩辛いけどスープがうまい 」
「 麺がしこしこしていておいしい 」
「 焼き豚が口の中で溶けておいしい 」
なんていうのが、大方の感想だった。
何にしても、皆さん、
オレ達の ” 一日ラーメン屋 ” に来てくれて、
本当にありがとうございました。
(5)” 一日ラーメン屋 ” 閉店!
” 一日ラーメン屋 ” を開店していたのは、
たったの1時間半くらいだった。
この間に、
予定していた30杯と、予備の分10杯を合わせた40杯は
あっという間に食べられちまって、
「 えー! もうないの? 」
「 次はいつやるんだい? 」
なんていう、うれしい質問に責められながら、
オレ達のミセは、夕方7時過ぎには、めでたく閉店した。
左上の写真は、
最後に、予備のスープを使って作った3杯のラーメン。
( ラーメンマンファミリーとオレの分 )
右上の写真は、
疲れきって、腹もペコペコのラーメンマンファミリーとオレが、
やっと座ることができて、
最後のラーメンを食っているところだ。
ホント、仕込みは寝ないでやったし、
単に 「 しんどい 」 っていうようなレベルじゃあなかったヨ。
軽い気持ちで始めた
” 一日ラーメン屋 ” の、全てを終わった時、
ラーメンマンとオレの、マジな感想は、
ラーメンマン:
「 疲れたー!
毎日ラーメン屋やってた親父はホントすげーヨ!
そんでも、今日はすげー面白かったぁー! 」
オレ:
「 思ったより全然大変だったー。
もう、「 大変だったー。 」 ってことを忘れちゃうまでは
二度と絶対こんなことやらねーヨ! 」
- っていうものだった。
以上で、
オレ達の ” 激闘の記録 ” は終わりサ。
今回は、本当に疲れきっちまったが、
元気が出たら、またなんか面白いことを考えるから、
これからも、
このBLOGに、ちょくちょく遊びにに来てくれよナ。
じゃあネ ♪
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8月28日の練習 - 休み ( 1日拉麺屋の日 )
8月29日の練習 - 休み
8月30日の練習 - 成功大学のトラックで7kmJOG
------ P.S. ------
ただ疲れるだけで、何の得にもならない
” 一日ラーメン屋 ” 。
「 何でこんなこと始めちゃったんだろう? 」
- って、やってるときは、何回も後悔した。
( 特に京膳の料理長に、まだ不満足なラーメンを出した時にナ。 )
でも、終わってみれば
疲れたけど、本当にやって良かったヨ。
オレ達は、
フツーは、気づかないけどやっぱり
一日、一日、年をとっているんで、
” ど-しても必要だ ”
- っていうことだけを、毎日イヤイヤやっているんじゃあ
残りの人生が、ただ減っていくだけで
何の面白いことも、プラスアルファもありゃあしない。
少なくともこの夏、
ラーメンマンとオレは 台南で、アホになって、頑張って
” 一日ラーメン屋 ”
をやったことで、
ラーメンマンは、
親父さんのことをまた見直すことができたし、
オレの方って言えば、
オレがもっとずーっと年取ったときには、
自分のマゴに、
「 おじーちゃんが昔、
台湾の台南でラーメン屋さんをやった時にはナ ・・・ 」
- って、
ちょびっと自慢気味に、
今回のことのハナシが、できるようになったってもんサ ---
------- P.S. おしまい ------