台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

激闘記録-台南 ONE DAY 拉麺屋

2005年08月30日 | その他



とうとう、おっぱじめちまったゼ! 


今年の8月、
どこへも行かなかったラーメンマンとオレは、
キャンプや海水浴に行く代わりに、
シャレのつもりで、
一日だけの
” 本格日本式ラーメン屋 ” を、
台南の街中で開業することにした。

場所は、
民族路二段で、赤嵌楼の斜め向かい、
カラオケスナック ” 蕾 ” の一階を借りた。

ここは、
” 赤嵌担仔麺 ”
” 山根寿司 ”
” 翰林茶館 ”
なんていう、台南の超有名
” 小吃 ( 軽食 )” 食堂が、
ゴマンと立ち並んでいる地帯で、
ハンパな食い物屋はやれない所サ。


(1)” 一日ラーメン屋 ” のスタッフ

オレ達が ” 一日ラーメン屋 ” の話をしたら、
おもしろがって沢山の人が、
ミセのスタッフとして参加してくれた。



左上から、

今回の一日ラーメン屋の主役の、” ラーメンマン ” 、
” オレとスタッフのみんな ”、
配膳をやってくれた、” 蕾の華ちゃん ” 、
そして、ラーメンマンの娘の、” 千春 ” だ。


(2)” 一日ラーメン屋 ” の仕込み

もちろん、
この ” 一日ラーメン屋 ” は、ただの遊びだけど、
どうせやるなら、一生懸命やりたい。
ラーメンマンとオレは、
経験が無い分を、努力と工夫でカバーするつもりで、
ラーメンの材料を仕込んだ。



左上の写真は、ラーメンの麺。
こいつが結構な、難問だった。
台南では、
50食以上のラーメンの麺を仕入れるのは、至難の技だ。
万策尽きたオレ達は、
台南では、一番グルテンが多そうな麺を食わせてくれる、
” 阿龍意麺 ”
のラオパンに、生麺を打ってくれるよう頼み込んで、
やっと、試食分+本番の、60食分の麺を手に入れたんだ。

真ん中の写真は、ラーメンの具。
モヤシ、タマゴ、ネギ、焼き豚 を用意した。
焼き豚は、ラーメンマンが前々日から作りこんでいたもので、
オレ達が、一番自信を持っている具だった。
それと、わりと地味な具のモヤシなんだが、
何十人分ものヒゲをとるのは、ホントしんどかったヨ。

右上の写真は、一番大事なラーメンのスープ。
実は、昨日の試作のスープは、若いニワトリを使って、
ダシが弱い割には、油のにおいがきつくなってしまったので、
本番では大奮発して、
大量の鳥骨鶏と地鶏を、1対3位の割合で使ってスープを取ったんだ。


(3)” 一日ラーメン屋 ” 開店!

日曜日の夕方5時半、
ついに
” 一日ラーメン屋 ” がオープンした。
開店前から、結構お客さんが来てくれていたんで、
開店と同時に ラーメンマンとオレは
” 100%フルパワー ” で稼動を開始したゾ。



左上の写真は、
開店直前、最後のセッティング点検をする、ラーメンマンとオレ。

真ん中は、
声をかけあって、すばやくラーメンを作り始めたところ。

右上は、
お客さんの顔ぶれをラーメンマンに連絡する
ラーメン太々と千春だ。
( オレたちは、お客さんの様子を聞いては、
  ラーメンの味付けの濃さを、調整していた。 )

みんな、
” 遊びだ ” ってことなんか、完全に忘れちまって、
” 火の玉 ” 状態で、ラーメンを作ったゼ。


(4)” 一日ラーメン屋 ” のお客さん達

” 一日ラーメン屋 ” に来たお客さんは、
やっぱり、事務所の関係者とか、
知り合いの人が多かった。
このBLOGを読んで来てくれた人もいた。
みんな、オレ達のラーメンを食いに来てくれて、本当にありがとう!

あと、意外だが、
たまたま赤嵌楼に観光に来ていた台湾の人とか、
となりの ” 碳烤サンドイッチ ” のミセの人とかも、
次々に食いに来てくれて、
思ったより早いペースで、用意したラーメンは無くなっていった。


     ( ” 一日ラーメン屋 ” に来てくれた人達 )

ラーメン作ってる時は夢中で気づかなかったが、
あとで
「 なんで、カンバンも何もないのに
  通りすがりの台湾のお客さんがくるのかナ? 」
と、不思議になった。

そして、この疑問の答えは、ポチャンやビビアンが説明してくれた。

「 だって、頭にバンダナ巻いて白いTシャツ着た人達が、
  「 麺二丁入ります! 」 「 ハイ、麺二丁! 」
  とか、大声で何か作っていたら、
  台湾の人はみんな、
  「 あ! テレビで見たことある日本の食べ物屋さんだー。 」
  って、すご~い興味いっぱいになりますよ。 」

だ、そうだ。

ラーメン自体に対する評価は、結構良くて
「 ちょっと塩辛いけどスープがうまい 」
「 麺がしこしこしていておいしい 」
「 焼き豚が口の中で溶けておいしい 」
なんていうのが、大方の感想だった。

何にしても、皆さん、
オレ達の ” 一日ラーメン屋 ” に来てくれて、
本当にありがとうございました。


(5)” 一日ラーメン屋 ” 閉店!

” 一日ラーメン屋 ” を開店していたのは、
たったの1時間半くらいだった。
この間に、
予定していた30杯と、予備の分10杯を合わせた40杯は
あっという間に食べられちまって、
「 えー! もうないの? 」
「 次はいつやるんだい? 」
なんていう、うれしい質問に責められながら、
オレ達のミセは、夕方7時過ぎには、めでたく閉店した。



左上の写真は、
最後に、予備のスープを使って作った3杯のラーメン。
( ラーメンマンファミリーとオレの分 )

右上の写真は、
疲れきって、腹もペコペコのラーメンマンファミリーとオレが、
やっと座ることができて、
最後のラーメンを食っているところだ。

ホント、仕込みは寝ないでやったし、
単に 「 しんどい 」 っていうようなレベルじゃあなかったヨ。


軽い気持ちで始めた
” 一日ラーメン屋 ” の、全てを終わった時、
ラーメンマンとオレの、マジな感想は、

ラーメンマン:
「 疲れたー!
  毎日ラーメン屋やってた親父はホントすげーヨ!
  そんでも、今日はすげー面白かったぁー! 」

オレ:
「 思ったより全然大変だったー。
  もう、「 大変だったー。 」 ってことを忘れちゃうまでは
  二度と絶対こんなことやらねーヨ! 」

- っていうものだった。




以上で、
オレ達の ” 激闘の記録 ” は終わりサ。

今回は、本当に疲れきっちまったが、
元気が出たら、またなんか面白いことを考えるから、
これからも、
このBLOGに、ちょくちょく遊びにに来てくれよナ。

じゃあネ ♪




8月23日のヒット数 - 502
8月24日のヒット数 - 735
8月25日のヒット数 - 629
8月26日のヒット数 - 698
8月27日のヒット数 - 971
8月28日のヒット数 - 865
8月29日のヒット数 - 595

8月24日の練習 - ウェイト+5kmJOG
8月25日の練習 - ウェイト+5kmJOG
8月26日の練習 - ウェイト+5kmJOG
8月27日の練習 - ウェイト+5kmJOG
8月28日の練習 - 休み ( 1日拉麺屋の日 )
8月29日の練習 - 休み
8月30日の練習 - 成功大学のトラックで7kmJOG




------ P.S. ------

ただ疲れるだけで、何の得にもならない
” 一日ラーメン屋 ” 。

「 何でこんなこと始めちゃったんだろう? 」

- って、やってるときは、何回も後悔した。
( 特に京膳の料理長に、まだ不満足なラーメンを出した時にナ。 )

でも、終わってみれば
疲れたけど、本当にやって良かったヨ。




オレ達は、
フツーは、気づかないけどやっぱり
一日、一日、年をとっているんで、

” ど-しても必要だ ” 
- っていうことだけを、毎日イヤイヤやっているんじゃあ

残りの人生が、ただ減っていくだけで
何の面白いことも、プラスアルファもありゃあしない。

少なくともこの夏、
ラーメンマンとオレは 台南で、アホになって、頑張って
” 一日ラーメン屋 ”
をやったことで、

ラーメンマンは、
親父さんのことをまた見直すことができたし、

オレの方って言えば、
オレがもっとずーっと年取ったときには、
自分のマゴに、

「 おじーちゃんが昔、
  台湾の台南でラーメン屋さんをやった時にはナ ・・・ 」

- って、
ちょびっと自慢気味に、
今回のことのハナシが、できるようになったってもんサ ---


------- P.S. おしまい ------





試作会報告-台南 ONE DAY 拉麺屋

2005年08月28日 | その他




と、いうことで!


ラーメンマンとオレは、この土曜日と日曜日、
民族路のカラオケスナック ” 蕾 ” の一階を借りて
シャレのつもりで
” 一日ラーメン屋 ” をやっている。

今、土曜日の ” 試作 ” から帰って
このBLOGを書いているんだが、
ホント、食い物を作るのは大変だよ!

鶏でスープをとったって、
5人前作るのと、30人前作るのじゃあ、
全然勝手も分量も違うし、
大体、麺をゆがくのも、想定の通りになんか行きやしない。



今日が ” 試作 ” で、明日 ” 本番 ” のつもりで、
左上と真ん中の写真みたいに
スープの具合を見たり
麺を煮る時間を計ったりしていたんだが、


なんてこったい!


まだ、一個も要領が決まらないうちに
超大物の ” 京膳 ” の ” 料理長 ” 他のみなさんが ( 右上の写真 )
一番のお客さんに来ちまったゼ。

土曜の夕方で、
自分のミセが忙しい時間を、抜けてきて下さったんで
あんまり待たせるワケにいかなくて、
何の調整もしないまま、ラーメンをだしたけど
黙って、ガマンして
全部食っていただけて、本当にありがたかった。
( その上、紅包 ( ご祝儀 ) までもらっちまった! )
料理長! 
どうもありがとうございました!


そのあとは、
何度も、何度も、やり直して、
スープの味が落ち着いて、
麺をゆがく要領が何とかなって、
タレの分量も見当がついてきたころ、
やっとこさ、
蕾の女の子達に、試食のラーメンを食わせた。

それで、そしたら、
み~んなが、目を丸くして
「 好吃! ( おいしい! ) 」
って、言ってくれた。

うゎ~い!

そんなこんなで試作が終わって、
道具を片付けたあとで、
ラーメンマンとビールで乾杯したときには、

本当は、
今日は何回も、何回も、
「 なんでぇこんな メンドクサイ遊び、はじめちまったんだろう?
  すぐにやめて、家で昼寝したいゼ、暑い~! 」
- って思ったんだけど、
そんなことは全部、きれいさっぱり忘れちゃって、

頭の中が、みんなの
「 好吃! ( おいしい! ) 」
っていう、響きで、いっぱいになっちまった。



そーいうことで、
明日( 8月28日、日曜日 )は、
” 一日ラーメン屋 ” の本番だい!
ヒマがあったら、17時半からだから、
民族路の蕾まで、食いに来てくれよナ!

( でも、もしか数が足りなくて食えなかったらごめんヨ )

じゃあネ♪



おしらせ-台南 ONE DAY 拉麺屋

2005年08月27日 | その他



今のところ!


オレとラーメンマンは、
カラオケスナック ” 蕾 ” の一階を借りてやる
” 一日らーめん屋 ”
の準備で、すげい忙しー。

明日 ( 土曜日 ) の午後、 ” 試作会 ”
で、
明後日 ( 日曜日 ) の夕方5時半から、 ” オープン ”
の予定だ。

だから、BLOGのアップは、
明日の晩、試作会の報告を書いて、
明後日は、疲れてるから何もせず、
月曜か、火曜に、
” 台南一日拉麺屋 ”
として全体の報告をするよ。

時間があったら、
またこのBLOGを読みにきてくれよナ!

飯王之王-台南炒飯1

2005年08月23日 | うまいもの




 おぉ、こんな所に来てたのか! 

以前成功大学の近くにあった
お気に入りのチャーハン専門店、
” 飯王之王 ”
が無くなってしまってから、
ずっと、
「 どこにいったんだろう? 」
と探していたんだが、
先日思いがけなく、
家楽福 ( チャラフー、フランス系量販店カルフールの台湾店 )
の向かいに移動して来ていたのを、見つけてしまった。



” チャーハンは中華料理の基本だ! ”
なんてよく聞くけれど、
そのくせ、殆んど見たことが無い ” 炒飯専門のミセ ”。

このミセは、そんな、台湾でも数すくない
” 炒飯専門店 ” だ。
メニューはゴマンとあるが、チャーハン以外のものは殆んど無い。

ここのところ ” 朝市 ” とか ” お盆のネタ ” とか
ちょっと濃い目の話が多かったから、
今日は、このミセをさくっと紹介するだけで、
あっさりいくことにするゾ。



上の左は、
” 飯王之王 ” の
” 青椒肉糸炒飯 ” 。
このミセの普通のセットで
チャーハンを頼めば、味噌汁とお茶は飲み放題だ。

面白いことにこのミセでは、
味付けのバリエーションが選べて、
左上の写真は、プレーンな ” 原味 ” だが、5元追加すると
” カレー味 ”
” トマト味 ”
” 海鮮味 ”
なんかに変更することができる。

ちなみに右上は、” カレー味 ” だ、
ドライカレーっぽい、スパイシーな味付けで
「 ウマイ! 」



他にこのミセには、
” あんかけチャーハン ”
系のチャーハンも結構揃っていて、
左上は、
” 黒胡椒豚肉炒飯 ” だ。
オレは、黒胡椒が効いたこいつが、すご~くウマイと思うな。
値段だって、たったの65元だし。

右上は、
あんかけチャーハンとしては定番の
” 福州炒飯 ” だ。
( ところで、本当に
  福建省のチャーハンは、みんなあんかけなんだろうか?
  あとで調べてみることにしよう。 )
このミセじゃあ一番高い、70元の高級食サ。



上は、
ミセの壁に貼ってあるメニューなんで、
このミセに行ってみよう - っていう人は
参考にしてくれ。
( もっとも、これ以外のメニューも沢山あるんだが )



さて、最後になるが、
このミセでは、台湾では珍しく
ご飯に長い米 ( インディカ米 ) を使っている。

世界的に言えば、
アミロース繊維が多くて、パサパサ感のあるインディカ米が、
実は、米全体の生産量の80%を占めている多数派で、
日本と朝鮮半島、それに中国の一部で食べられている
丸い米 ( ジャポニカ米 ) は、小数派だ。

日本人はよく、インディカ米を
「 パサパサしてる。 」
なんて言って、嫌うことがあるけれど、
それは、日本で食ってるからなんで、
すげー暑くて、湿気たっぷりの、マレーシアとかインドに行ったら、
ほかほか、べたべたの炊きたてジャポニカ米は、とても
「 おいしい、おいしい。 」
なんて、食ってるわけにはいかない
- ってことに、すぐ気づくと思うナ。

オレが今住んでいる台湾は、丁度、
インディカ米地帯と、ジャポニカ米地帯の、中間にあるような感じで、
どちらでも好きに選べるんだが、
一般的には
「 丸い米の方がおいしい! 」
って、考えられてるみたいで、
白米として食べるときや、レストランでは、
ジャポニカ米が、でてくることが多いみたいだネ。


それじゃあ今日は、こ~んなところで、
約束どおり、アッサリで失礼するヨ ♪




五日前のヒット数 - 759
四日前のヒット数 - 786
一昨昨日のヒット数 - 1052
一昨日のヒット数 - 637
昨日のヒット数 - 646
( 去年と同じ現象だけど、怖い系の話をUPすると、
  ヒット数が多くなるみたいです。 )

先週は、毎日午後になると雨が降ったり、友達が来たりして
    あまり練習になりませんでした。
一昨日は、ジムでウェイトと、6kmJOGをやりました。
昨日は、練習は休みでした。
今日は、ジムでウェイトと、5kmJOGをやりました。   
 



( 飯王之王とちょっと似た感じの名前で、
  新しい方の三越の地下に有る ” 様の食堂 ” のオムライス )


------ P.S. ------

今度の日曜日(8月28日)の17時30分から、
オレとラーメンマンは、
” 蕾 ” の一階を借りて、ラーメン屋をやることにした。

今まで、
「 台南のラーメンはおいしくない。 」
なんて、文句ばっかり言っていたが、
前向きに ( っていうかシャレで )
自分達で、
” 一日ラーメン屋 ”
をやってみることにしたのサ。

別に、営利目的じゃないし、30食位しか作らないから、
お金をとるつもりも無い ( カンパは募るゾ ) んで、
このBLOGを読んで、気が向いた人は、
遊びのつもりで、来て見てくれよナ。
( でも、数が少ないんで、もしか食えなかったらゴメンよ! )

じゃあネ ♪

----------------------

關鬼門 ( 後篇之2 )

2005年08月18日 | 風習・習慣



( 注意 ) 今回の記事は、少し怖い内容なので
     小中学生や、一人で暮らしている女性等は、
     読まない方が良いかもしれません。
     ( 基本的に、読まないことをお奨めします。 )





「 今日は、農暦の7月29日。

 “ 關鬼門( クァンクェイメン ) ” といって、
  前に “ 農暦中元節 ” で紹介した
  農暦7月 ( 鬼 = さまよう霊  の月 ) が終わる日だ。
 
  今日、現世と死後の世界を分ける門が閉まり、
  この一ヶ月さまよっていた霊は、死後の世界へ帰って行く。 」


- っていう書き出しで始まった
“ 關鬼門 ” の話だが、
ついに一年がかりで、今回、全体をまとめることにした。

前回読んだ人は判っていると思うが、
この話は、
台南で、大きな墓地の跡地に住んでいるオレが、
今まで経験した色々な不思議なことについて、
書いているものだ。


そして前回、
中篇の話を再度UPしたとき、
關鬼門の日に 霊気を感じた場所の写真を撮って、
そのデータを、デジカメからPCにダウンロードした途端、
PCが壊れてしまったことを書いた。

その時壊れてしまったVAIOは、
日本に持って行って修理し、
11月に またこちらに ハンドキャリーしてもらったんだが、

おかしなことに、
関係ないICが2個、同時に 壊れていたそうだった。
しかし、ハードディスクは損傷がなく、
写真データは全てそのまま残っていた。
( 約2000枚強 )

その、残っていた写真のうち、
一番上に掲載した一枚と、この下にある一枚が、
去年の關鬼門の日に撮った2枚の写真だ。

とても暗い感じを受ける画像だが、
これらには、
特に不自然なものが写っているわけではなかった。






異質なものは、    別の写真に現われていたんだ。










・・・・・・・・  ここで、話は少し変わるが、
去年VAIOが壊れてから、つい最近までは、
オレにとっては、
これといった異常事もない1年だった。

しかし、
鬼月の三日にあたる、
先週の日曜の深夜 ( 月曜の朝 )
また、変わったことがあったので、
そのことを書くことにする。


その日オレは、夜全く寝付けず、
寝室で、ベッドに横になってからずっと、
「 肩の辺りがだるいなぁ・・・ 」
と思い、あっちこっちに寝返りをうちながら、
うとうとしては 起き、うとうとしては 起きを
繰り返していた。

そんなことを、何回も繰り返して、
左側に 横を向いて寝ていた時、

突然なにかが、
オレの右の耳のそばで
ワケのわからないことを
何度も、カン高い声で 叫び始めた。


「 きひぃ・・ 」

「 きひぃ・・・きひひぃ・・・ 」

「 きひぃ・・・きひひぃ・・・きひひひぃ・・・・ 」

「 きひぃぃぃぃ・・・・・・・・・・・ 」

と。



それは、
頭がおかしくなってしまった女の人が、
なにかにものすごく興奮して、
カン高く叫び続けている、

- みたいな、そんな感じのものだった。







   ------- 異質な写真1 -------



( 上の写真は、だいぶ以前に 担仔麺のミセで 撮ったものだ。
  担仔麺を 作っている 女の人の後方、左側に
  異様な 格好をした ランニングシャツの男の 後ろ姿が 写っている。
  こんな変な ヤツがいたら、普通なら すぐ気がつくはずなのに
  この写真を 撮っているときは、全く気づかなかった。
  そのことと、写っている手とか 肘の感じが、現実の人間っぽくないので、
  後で 写真をみたときには、
  「 壁に描かれた絵 なんだろう、でも、それにしては 変な図柄だな。 」
  とか思っていた。
  しかし、先日 もう一度 同じ担仔麺屋に 行ったときに、

  ・・・・・ 壁にそんな絵など 全く描かれていない ・・・・・

  っていう ことに 初めて 気がついた。 )

 -------------------------------







「 それは、
  頭がおかしくなった女の人が、
  なにかにものすごく興奮して、
  カン高く叫び続けている、
  - みたいな、そんな感じだった。 」




その 変な叫び声を 聞きながら オレは、

「 うあ、また、変なものが来やがったな。
 こいつは 放っておくと 厄介なことに なるかもしれない。 」

と思い、
大声を出して、その変なものを 追い払おうとした。
( 黙って放っておくと、大変なことになるかもしれない
  と、なぜか 直感的に感じたんだ )


しかし、
「 うるさい! 」と声を出そうにも
なんか、夢の中で 金縛りにあっているようで、
どうやっても でかい声をだすことが できない。

そして、
そういう風に オレが大声をだそうと 色々苦しんでいる間も、
ずっと、その変な叫び声は 続いていた。


「 きひぃ・・ 」

「 きひぃ・・きひひぃ・・・ 」

「 きひぃ・・きひひぃ・・・きひひひぃ・・・・ 」

「 きひぃぃぃぃ・・・・・・・・・・・ 」

と。



だが、
何回か 力を入れたあと、ついにやっと
プツっと、

まるで、オレを制限していたなにかが 切れたみたいに、
いきなり大きな声がでた。



  「 うるせえ! 」



それは、
本当に すごくデカイ声で、自分でも驚く位のものだった。
実際、部屋の天井が、共鳴したほどだ。


そして、
オレのデカイ声がでた その後は、
何故か急に 部屋全体がしずかになり、
もう、あの変な叫びも 聞こえなくなった。


オレは やっとここで、目をあけ
( イヤなものを見たくないから、ずっと目をとじていたんだ )
暗い部屋を 見渡したが、
もう特に 何の違和感も無かった。

オレは 部屋の電気をつけ、
「 なんだったんだろう? 」
と思いながら、
しばらくベッドの上で ぼんやりしていた。



・・・ と、そのとき、
妙に 右の耳の所が痒い のに気がついた。

「 あれ、蚊に刺されているみたいだ。 」

「 ・・・・・・・ まてよ、
 するとさっきのは、
 蚊が 耳の周りを飛んでいるのを、
 寝ぼけていて、変な叫び声のように 思っちゃったのかな? 」

「 な~んだ、あほくさい。
 大声なんかでどなって、損したゼ。
 痒み止めでもぬって、
 また寝てしまおう。 」

オレは、起き上がって、
痒み止めを塗りに 洗面所に行った。


そして、
蚊に刺された所を 確認しようと、
オレが、洗面所の鏡に 自分の顔を 映した
その時 !







     ----- 異質な写真2 -----



( 上の写真は、会社の旅行の時のものだが、
  ガラスの所に なにか白い、人の様なもの が写っている。
  あとで、写真を撮った人に そのことを指摘したら、
  「 私が ガラスに映っている だけでしょー。 」
  と、ちょっと 怖そうにしながら 言っていた。
  しかし、それにしては
  写っているものも その人らしくないし、角度もおかしい。  
  大体、撮影者が 写りこんでいるなら、

  写真を撮ったときの カメラのフラッシュ光は、
  ・・・・・・ 何故、写っていないんだろう。 )
  
   --------------------- 









「 そして、
  蚊に刺された所を 確認しようと、
  オレが、洗面所の鏡に 自分の顔を 映した
  その時 ! 」





・・・・・ なんと、

鏡に映っているオレの顔には、
一面に、
蚊なんかに刺されたんじゃあない、
異様な、真っ赤なブツブツが、
数え切れないくらい、できていたのだった。


そしてよくみると、
その気持ちの悪いブツブツは、
驚いたことには、
両手にも、そして足の内側にも
オレの体の いたるところに


 - まるで、
じゅうたんを、敷きつめたように
吹きだしていたんだ。












一昨昨日のヒット数 - 557
一昨日のヒット数 - 571
昨日のヒット数 - 539

一昨日は、ジムでウェイトとインターバルを少しをやりました。
昨日は、休みでした。
今日は、ウェイトとJOGをやる予定です。





關鬼門 ( 後篇之1 )

2005年08月15日 | 風習・習慣


今日は日本では、8月15日でお盆の日だが、
農暦では7月11日になる。

農暦の7月は、前に
 ” 農暦中元節 ”
 ” 拝々 ”
で書いた様に、
” 中元公 ” が霊界との門 ( 鬼門 ) を開いてしまい、
霊が、オレ達のいる現世をさまよう月だ。

オレにもまた、ちょっと気になることがあった。

そういうことでオレは、

一年前から放ってある ” 關鬼門 ” の話を、ついにまとめることにした。

この話は、” 台南・ダイアリー ” の記事としては、
少し怖い話になるので、
一人暮らしの女性とかは、読まない方が良いかもしれない。

それで、
前回からは、ずいぶん間も空いたので、
今回とりあえず、一年前に書いた
” 關鬼門 ” の前編と中篇を、
もう一度まとめ直してUPすることにして、
本格的な取りまとめは、次の回に書くことにした。


それでは 先ず、
去年書いた
” 前編 ” と ” 中篇 ” を読んでみてくれ。



----- ” 關鬼門 ( 前編 ) ” -----
2004年9月13日UP


今日は、農暦の7月29日、
“ 關鬼門( クァンクェイメン ) ” といって、
前に “ 農暦中元節 ” で紹介した
農暦7月 ( 鬼 = さまよう霊  の月 ) が終わる日だ。
 
今日、現世と死後の世界を分ける門が閉まり、
この一ヶ月さまよっていた霊は、死後の世界へ帰って行く。
 
今日のダイアリーは、
オレのPC ( VAIO ) が昨日の晩 壊れてしまったので、
慣れない会社のデスクトップで 書いているから、余り長くは書けない。

そして、信じるか信じないかは みんなの勝手だが、
VAIOが壊れた まさにそのとき、
オレは、霊の月の最終日にふさわしい
“ 身の毛のよだつような怖ろしい体験 ”
をした。

今日注文した新しいPC ( MEBIUS ) が到着して、
また ダイアリーが書けるようになったら、
その
“ 身の毛のよだつような怖ろしい体験 ”
について説明しよう。

そして、
日本に修理に出した VAIOのハードディスクが、
もし万一無事だったら、
そこに ファイルされているはずの 恐怖の画像を、
このダイアリーで 公開することを 約束する。

それでは、その時が来るまで、
毎日このダイアリーを チェックしていてくれ。 


では・・・・・・



----- ” 關鬼門 ( 中編 ) ” -----
2004年9月16日UP


今日、
ついに MEBIUS が日本から届いたから、約束どおり  
” 一体、何が起きたのか? ”  
について書くことにする。

話は長くなるが、
このダイアリーを始めたころの、 
” 練習方法変更! ” の回と、その後の  
” 夜市で・・・ ”  の回の間は、
よく見てもらうと 1ヶ月の空白がある。
 
実は この1ヵ月の間に、オレは 10日間くらい ヒザの故障で、
練習をしていない 期間があった。 
後になって 気づいたんだが、この故障というのが、
今回おきたことの ” 前ぶれ ” だったような 気がする。



その故障のとき、オレは別に ハードな練習も何も していなかった。 
ただ、ある晩 変な夢をみたんだ。 
それはあんまり リアルな夢なんで、 
朝起きたときに、
それが夢のことか それとも現実におきたことなのか、 
少し考えないと わからないくらいの ものだった。
 
夢のなかで
オレは、夜中に 変に足が重たい感じがして、 
ぼんやりと目を覚ました。
そして、上を向いて寝ている自分の 違和感を感じる足のほうに
ゆっくりと 目を向けていった。
 
すると 暗い部屋の中で、
寝ているオレの ひざのあたりの上に、 
なんと・・・
向こうを向いて 座っている 小さい女の子がいる!

ここら辺は 夢らしいところだが、 
そのとき オレは何故か あまりおどろきもせずに、 
その 座っている女の子に、  
「 重いからどいてよー。 」
と頼んだ。
 
そして
これほど はっきりした夢だったのに
妙なことに、
朝起きたとき 覚えていたのは、ここまでで、
その後の 夢の内容は 何も記憶に残っていなかった。
   
しかし、
その朝 起きたときから
オレの右ヒザの関節は、どういうわけか
少し動かしても すごい痛みを感じる状態に なってしまい、
その後都合10日間は ろくに歩くこともできなかった。



この話を、 
台南には子供の時から住んでいる、半袖組のポチャンに話したら、
ヤツがこう言った。

「 TADA さんのアパートの建っている場所は、
  前はお墓ばっかりあった場所なんですよ。 
  だから、昔から台南にすんでいる人間だったら、 
  まぁ住みたがらないねぇ。   」

そして、同じ話を
会社の小姐 ( アパートを手配した ) に話したときの 反応がコレだ。

「 TADA さんのアパートを借りたとき、
  すごく家賃が安かったんで、 理由を大家さんに聞いたら、 
  ” 昔、墓場だったからね ” 
  - って言ってましたよ。  」
(  ウッソー。 ナンデ そんなとこ手配したんだよ-! )

足が治ってから オレは、 
契約期限が切れたのを シオに、
自分の部屋を 
同じ建物の中ではあるが、
3階の部屋から 2階に 移すことにした。
  
そして、そうやって部屋を変えた後は
3ヶ月以上が 特に何事もなく過ぎ、 
次第に オレも夢のことは  
「 偶然だったんだろう - 。 」  
と考えるようになり、 
もう 足の故障のことも すっかり忘れてしまっていった。
 
こんな風に、時間が過ぎていって、
“ 關鬼門 ”  の日になった夜 ( 11時位かナ )、 
暇だったオレは ちょっとした試みを思いついた。
 
つまり、自分のアパートの周囲を 歩きまわって、
何か モヤモヤ感じる 場所があったら、
そこの写真を撮ってみることにしたんだ。 
万一、何か 面白いものでも 撮れていれば、このダイアリーに使おうかな 
- っていうウケ狙いの考えも少しあった。

そして、オレはアパートの周りを歩いて、
自分が 何だか変わった感じを うけた場所の写真を、
何枚か撮って 部屋に帰った。
  
だがその後、気が変わって 特に何もしないまま、
インターネットを見て ビールを飲んだだけで、寝てしまった。

その夜中に、オレは おしっこがしたくなって起きた。 
すると、
( おかしいな、2時間くらいは寝てたハズなのに、何でだろう? )
居間においてあったVAIOの液晶が、 
なぜか まだ切れずに点灯している。

モレそうなおしっこを 先に済ませてから、 
オレは VAIOをチェックした。

(  特に異常はないみたいだナ。 
  あ、そうだ。 
  デジカメの SDカードの 容量がもうイッパイだったナ。 
  ・・・ 画像ファイルを VAIOのハードディスクに 移しておこう・・・。  )

そして オレは デジカメの SDカードから、
( 写っているものの 確認はせずに 一括 で ) 
画像ファイルを 切り取って、
VAIOの  ” マイピクチュア ”  に貼り付けた。
 

・・・・・・・するとその時・・・・・・・・





点灯していたVAIOの液晶が、
音もなく スーッと 消えた。
かき消えるように、
今まで点灯していた LED までも 次々に 全部消えて、
急にあたりは真っ暗になった。

そして、
オレと 死んでしまった VAIOだけが、
何のもの音も しない暗闇に ポツリ と取り残された。


その後、オレのVAIOは、 
ナゼかもう二度と 動くことができなくなったんだ。









・・・・・・・ 以上が、
一年前に書いた ” 關鬼門 ” の前編と中篇だ。

そして次回 ( 多分明後日UP ) は、
いよいよ この話をまとめてしまうので
是非また、読みにきてくれよナ ♪



一昨昨日のヒット数 - 586
一昨日のヒット数 - 504 
昨日のヒット数 - 457

一昨日は、練習は休みでした。
昨日は、ジムでウェイトと6kmJOGをやりました。
今日は、ウェイトを軽くやりました。





光復朝市-台南朝市攻略2

2005年08月12日 | 買い物

 - A エリア - 



今回は、

「 おぉ、こいつは大きな朝市だナ! 」

って思う、台南の
” 光復朝市 ”
を紹介する。

色々なものを売っていて、見てまわるだけでも楽しい市場なんで、
台南在住者も、観光客の人も、是非早起きして行ってみると良いゾ。
( 朝6時過ぎ位に始まって、昼前には閉まっちゃうからナ )
場所は、下の地図で判る通り、成功路と忠義路の路口の所だ。




一番上の写真は、この地図で言うと ” Aエリア ” の部分だ。

” Aエリア ” は弁当屋とか、軽食屋の多い所で、
右上の写真は、
入り口の側の、自分で好きなものをつめる弁当屋だ。


今回の表題を ” 光復朝市 ” にしたけど、
実は ” 朝市 ” って言う言葉は台湾には無い。

夕方、買い物に行く市場は、” 黄昏市場 ”、
夜、遊びに行くのは、” 夜市 ”って言うけど、
朝、買い物に行くのは普通
” 伝統市場 ” とか、” 零售市場 ” って呼んでいて
特に ” 朝市 ” とは言わない。
でも、このBLOGでは、日本の人にわかり易いように
” 朝市 ” っていう呼び名を使っていくことにした。

それで、
面白いことに、こういう市場は、
台湾全国的に休む日が決まっていて、休む日は一斉に休むから、
ある市場が休みだからといって、他所に行ったとしても
何処も空いていないんだ。
本当に買い物したい時は、ちょっと困っちゃうよネ。


 - B エリア -



A、B、Cエリアは、屋根がある部分で、
Bエリアは、八百屋とか、雑貨が多い所だ。

左上の写真は、横の路地からBエリアを見たところで、
右上の写真は、玉を売っているミセだ。
キレイな瑪瑙のうでわが多いネ。
台湾に来た女性の買い物としては、結構良いものだ。
シックだが、渋すぎにはならないゾ。




左上は、
実はBエリアのミセではないが、対比上ここに置いた
” 西薬、シーヤオ ” のミセだ。
とっくに ” 賞味期限 ” が切れたパンシロンなんかを
格安で売っている。

右上は、
” 中薬、ゾンヤオ ” のミセだ。
症状を説明すると、漢方薬を調合してくれるヨ。
   

 - 横の路地 -



横の路地は、
この市場でオレが一番気に入ったエリアだ。
ミセが多くてすごく活気があるゾ。

左上の写真は、
横の路地で托鉢をしておられるお坊さんだ。
早朝の風景として、絵的にすごくキマってるネ。

右上は、
” 芋粿 ( オーコエ、たろいもと肉の重ね蒸し ) ” と
” 酸辣湯 ” を売っているミセだ。
オレも買って帰ったが、酸辣湯がちょっと甘かったナ。
でも、なかなかうまいゾ。
   

 

左上は、
カキ氷にかけたり飲み物に入れたりする 
” 愛玉 ( アイユイ、柑橘類のゼリー ) ” とか、
” 珍珠 ( チンズー、タピオカ粒 ) ” を売っているミセだ。
最近すっかり甘党になったオレは、すごい吸引力を感じたネ。    

右上は、醤油屋。
” 豆板醤 ” とか ” 辣醤 ” なんかを、
明るい感じで、タタキ売りみたいな口上を言いながら売っている。




左上は、
虱目魚 ( スームーユイ、台南で一番ポピュラーな魚 ) の専売店。
各部位に切り分けて、虱目魚だけ売っている。
おじさんの前にあるのが、腹の部分で
ドゥ ( 魚へんに士って言う字 ) といって一番値段が高い。

右上は、
スルメイカとエビの専売店。
エビは全部活きているし、
イカの鮮度も ( 刺身は無理だが ) なかなか良いゾ。




左上のおねぇさんが売っているのは、
シジミのにんにく醤油漬け。
台湾オリジナルの食い物で、よく中華料理の突き出しにでるものだ。
シジミが砂地にいるヤツなので、
色がきれいだし、泥臭くなくてビールのあてに最適だ!
写真の一袋を50元で売っていた。

右上は、” 拝々 ” で使う道具の店。
線香とか、神銭を置いてある。
今は、農暦の七月 ( 鬼月 ) で、中元節もあるので
特に需要が多い。

ここらへんについて詳しいことは、
 ” 農暦中元節 ”
 ” 拝々 ”
の回を参照してくれ。




左上は、
蝦仁肉圓 ( シャーレンロウユェン、蝦入り肉餡の団子 ) の店。
肉圓は一般的に、台中近辺の名物で、低温の油で揚げるのが普通だが、
台南では昔から、写真みたいに蒸して作っている。
オレは蒸したヤツの方が好きだナ。

右上は、
八百屋の前で何を買うか迷っているおばさん。
今回撮った写真のうちでも、ベストな絵だネ。
おばさんの足元にあるのが、
台湾の ” 芋頭 ( ユィートウ、たろいも ) ” で、
上の方にあった ” 芋粿、オーコエ ” の材料だ。
アンコにしたり、アイスクリームの材料にしたりもする。


 - C エリア -



左上は、
Cエリアを横の路地から見た所だ。
Cエリアは、肉や魚のミセが多い。

右上は、
” 猪脚 ( ツーチャオ、とんそく煮 ) ” の専売店だ。
” 萬巒、ワンラン ” って書いてあるが、
これは猪脚の名産地として有名な屏東県の地名だ。
一箱買ったが、このミセのは、
本場の ” 海鴻飯店 ” のものよりかなりアッサリ目で
食いやすかったナ。




左上は、魚屋。
ここでまた、大きなイトヨリとはまぐりを買った。

ちょっと関係ない話になるが、
このミセのおばさんは、オレのかみさんの母親と
見た目がそっくりだヨ。
( ホント関係ない話題だった。スマソ。 )

右上は、惣菜屋さん。
左の方に写っているデカイ魚の丸揚げをみてくれ。
だれがこんなのを買っていくのか、ちょっと不思議だ。




左上は、鶏肉屋。
いかにも ” シメたて ” って感じだが、
上品な日本の奥さんだと、ちょっと買いづらいかも知れないネ。

右上は、
” 香腸 ( シャンチャン、ソーセージ ) ” とか
” 貢丸 ( コンワン、肉のつみれ ) ” を
作って、出来立てを売っているミセ。
オレは、もういっぱい買い物をしたあとで、
特に何も買わなかったが、客が多いし人気があるミセみたいだ。



 - 北中街 -

       

さて、やっと最後の ” 北中街 ” まで来たゾ。
ここは、洋服屋とか果物屋が多いエリアだ。

左上が、エリアの様子だが、
何気なく写っている
サングラスでしかめっ面のばぁちゃんが
すごくファンキーな雰囲気で、サマになっている。

右上は、果物を売っているおばさん。
この、わら帽子の格好がいかにも台湾風だろ。
実はオレも、こういうのを一個買って持っていて、
事務所においてあるんだ。
( エンジニアのオレには、使う機会が無いけどナ! )



あー長かった!
大きな朝市なんで、紹介記事もすごく長くなっちゃたヨ。

\(´。`;)ノ   ほぇぇぇ~、疲れた~。

でも、本当に見てまわるだけでもすごく面白いから、
みんなも是非行ってみると良いゾ!!

じゃあネ ♪




四日前のヒット数 - 707
一昨昨日のヒット数 - 495
一昨日のヒット数 - 581
昨日のヒット数 - 607

一昨昨日は、ジムでウェイトと、5kmJOGをやりました。
一昨日は、練習は休みでした。
昨日は、ジムでウェイトと、5kmJOGをやりました。
今日は、ジムでウェイトと、5kmJOGをやりました。     


台中国際レースまで、あと58日。





京膳-台南日本料理店8

2005年08月08日 | うまいもの


( ” 京膳 ” - 長栄路一段227號、周辺地図は ” 里 ” の回参照 )

今日は、前回の ” 里 ” の時に予告したとおり、
南賓ホテルの1階に最近できた、キレイな和食のミセ
” 京膳 ”
の紹介をする。

ここは、
最初、読者の方のBLOGへの書き込みで推薦され、
その後、従業員の人からのコメントもあったりして、
すごく期待して出かけたミセだ。

行ってみて、内外装の立派さや、ミセの広さに驚いた。
食べ物についても、台南の和食店として、最高峰のものだった。

しかしながら、料理長のお話を伺った時、
「 最初はむちゃくちゃでしたが、やっと最近少し形がついてきました。 」
と、ご自身で仰られた通り、
他のミセとの比較ではかなり優位に立っているものの、
” 京膳 ” 自体の店構えには、
まだ追いつけていない料理もある。

今日は、ただの提灯レポートでなく、
推薦して頂いた人たちには申し訳ないが、
そこら辺も、ちょっと塩辛い目に記録しておくことにする。
( だってその方が、次に行った時どうなっているか楽しみだからネ )

formosano さん、みよこさん、料理長 
 - 皆さん、本当にどうもすみません!!





この日頂いた料理のうち、
上の写真は、生もの系のもので、左から、
鉄火巻き&ネギトロ巻、刺身サラダ、タコわさ だ。
( 握りも食ったが、写真を忘れちゃった )

ここは、寿司のメニューが豊富で、
台南では珍しい白身もそろえているが、
寿司のシャリについて、
早い目にミセに着いたせいか、まだほんのり暖かかったのと、
ちょっと水分が多目なのが、気になった。
それと巻物は、のりが焙りたてなら、さらにおいしかっただろう。

刺身サラダは、単にオレの好みだけから言って、
油がきつかった。
どうせドレッシングをかけるので、
油の少なめな魚を、小さめに切ってあれば、もっと好きになれたと思う。

タコわさは、おいしかった。
ただ、一緒に行ったのが九州人ばかりだったので
「 生タコで、大きめに切ってもらいたい。 」
と、贅沢を言っていた。





上の写真は揚げ物で、左から、
鶏唐揚げ、ナス素揚げおひたし、コロッケ だ。

鶏唐揚げは、
いわゆる和風の ” みりん味の立田揚げ ” とは違うものだが
カラッとあがっていて、すごくおいしかった。

ナス素揚げは、
皮が固いナスなのだけが気になった
でも、色もきれいに出ているし、味付けも申し分ないものだ。

コロッケは、改善の余地がある。
ジャガイモを調理したときに水分が飛んでいないか、
たまねぎを炒めたときに水がでてしまったかで、
具の水分が多いので、
オレがコロッケを食べるときに期待する ” ほくほく感 ” がない。
形をみても判るが、この具だと、
整形も苦労したんじゃないかナ と思った。






このミセに行く人のために、
この日のお奨め料理のメニューと、飲み物のメニューを
上に上げておくので、参考にしてくれ。

一蔵とか裏霞みたいな、
台南では、長いこと飲みたくても手に入らなかった銘柄のサケがおいてある!

今回は、九州人ばかりと行ったので、
焼酎になってしまったが、
次回は、キッツケの立った白身の刺身を食って
冷酒を飲みたいなぁ。





最後に紹介する料理は、左上の写真、formosano さん推薦の
” 京膳練り豆腐 ” だ。

製法は聞かなかったが、
葛と、すり胡麻ペーストを練ったものじゃないかと思う。
( 山芋も入っているかもしれない、でも気泡がないから違うかナ、
  外れていたらスミマセン。 )
通常の練り豆腐より、ねっとり&まったり感が強く、
餡とワサビのコンビネーションもすごくおいしい。
ここに行く人は、是非食べてみると良いゾ。
笹の葉の盛り付けも、涼しげでキレイだ!





さて、今回のレポートの最後だが、
上の写真は、事務所のラーメンマンが、
” 京膳 ”
の料理長とご一緒させて頂いた写真だ。

白衣がすごく清清しくて、
オレ達のような無礼なものにも、丁寧にご挨拶を頂き、
大変嬉しかった。

料理長、繰り返しになりますが、
親切におもてなし頂いたのに
今回の記事で色々失礼を書いてしまい、
本当に申し訳ありませんでした。





四日前のヒット数 - 729
一昨昨日のヒット数 - 570
一昨日のヒット数 - 459
昨日のヒット数 - 563

一昨昨日は、練習は休みでした。
一昨日は、ジムで、ウェイトと5kmのJOGをやりました。
昨日は、ジムで、ウェイトと6kmのJOGをやりました。
今日は、夜、成功大学で軽く6km位走りました。

台中の国際レースまで62日。
( まだ案内が来ないので、もしかすると開催されないかもしれません )





里-台南日本料理店7

2005年08月04日 | うまいもの



南賓ホテルのまわりには、良い日本料理店が多い

上の地図を見てもらうと判るが、すごく有名な
” 福島 ” とか、
最近開店した
” 里 ”、
” 京膳 ”
なんかが、全て歩いて行ける距離にある。

” 福島 ” を知らない人は台南にはいないだろうから、
今回と次回で、開店したばかりの
” 里 ” と ” 京膳 ” を紹介することにしたゾ。

” 里、SATO ” は、
黒シャツT君と林森路を歩いているときに
路地を覗き込んで、偶然みつけたミセだ。
その時は、
禁酒を30日やって、毎日薬をのんだおかげで、
やっとオレの胃も完治したようなので、
少しビールを飲める所を探していたんだ。
( やはり、夏は枝豆とビールだ )





注文して、最初に出てきたのは
” アサリの酒蒸し ” 。
アサリじゃなくてハマグリだが、
これはしょうがない。
台湾でアサリというと、九層塔と炒める長い貝の方になっちゃうからネ。

にんにくも香草も使っていない
ネギだけの貝の料理を3年ぶりに食った。
パンチはないが、
しみじみと優しさを感じる日本の味だヨ。





次に、
” 野菜天盛り合わせ ” と、” 豚肉ポン酢 ”
を食った。

どちらも、
プロっぽい、ガツンとくる味ではなく
家で、カミサンやおふくろが作るような
ほのぼのして、
沢山食べられる香りつけ・味付けだ。

台湾のものばかり食べているオレ達には、
きつい香りもなく、唐辛子の辛味もない食い物は、
少し頼りない感じもするが、
冷酒を飲むときとかは、
こういう食べ物でないと合わない。

オレの胃のことも考えて、
冷酒 ( 大関の吟醸300ml ) を1本だけ頼んだ。
台湾で、冷酒1本200元は、かな~りうれしい値段だ。





つまみの最後が、
” サバの味噌煮 ” で、
こいつがまた酒と良ーく合う!

1本のつもりだった冷酒を、もう1本だけ頼んだ。
( 今度は、白鶴の吟醸で同じ200元 )

これだけ飲み食いしたら、
もう結構腹もふくれてきたし、
ずっと酒を飲んでいなかったオレは、
すっかりぐるぐるに酔っちまったので、
締めの、焼きうどんを一つ頼んで、二人で分けた。

もともとが、
定食屋、兼、居酒屋としてやっているこのミセは、
ご飯もの、そばものも充実している。

寿司類は、
太巻きとか、稲荷ずししかないが、
握りなんか出さない所が、却って良いゾ。
( 台南の、もどき寿司にはもう辟易しちゃってるからネ。 )





このミセに、行ってみようかという人ために、
上にメニューの写真を載せておいた。
ちょっと見にくいかも知れないけど、参考にしてくれ。

飲み物メニューの写真がないが、
ビール、燗酒、冷酒、サワー類等なんでも
リーズナブルな値段でそろっているゾ。





上の写真が、
このミセをやっている大将の、室伏幸雄さんと
奥さんの呉淑芬さんだ。
二人は日本で結婚していたが、
長いこと、前川清のコンサートで音響担当をしていた大将が、
「 日本にいても、オモシロくないッスからねー。 」
と思い立ち、
奥さんの出身地の台南で、ミセを開くことにしたそうだ。


最後になるが、
このミセには二回しかいったことがないけれど、
オレはここを、少人数で ( 特に一人の時 ) 行くミセとして
強力に推薦する。

GFと出かけたり、ちょっとエライ人と食事をするには、
しゃれた ” 京膳 ” に行けば良いし、
大勢でナベをつついたり、焼き鳥を食ったりするには
気のおけない ” 福島 ” が最適だ。

でも、
なんかの加減で孤独に晩メシを食わにゃならんとき、
” 京膳 ” や ” 福島 ” に一人だけで入って行くのは、
ちょびっとツラい。

オレだったら、
そんな時は迷わずこのミセに来て、カウンターに座り、
テレビを見せてもらいながら、
あれやこれや食って、ちびちび飲むネ。

大将は当然だが、おかみさんも日本語が上手だし、
何より、アットホームな感じがすごく良いゾ!




一昨昨日のヒット数 - 502
一昨日のヒット数 - 771
昨日のヒット数 - 660

一昨日は、ウェイトと4kmJOGをやりました。
昨日は、ウェイトと5kmJOGをやりました。
今日は、ウェイトと4kmJOGをやりました。


台中の国際レースまで67日。




赤嵌担仔麺-台南担仔麺1

2005年08月01日 | うまいもの


( 担仔麺を作っているところ )   

” 赤嵌担仔麺、ツーカンタンザイミェン ” 

という、台南の名物を
なんでもかんでもテンコ盛りにしたような名前のミセが、
3年くらい前に民族路にできて、
わりとオレは気に入っている。

担仔麺については、
実はずっと前、はじめて台南に来たときに
” 渡小月 ”
に連れて行かれて、よくある
” 名前先行の有名店に、実際に行ったらギャップがあった ”
シンドロームの超デカいのが起きてしまい、
このBLOGで取り上げるのにも、二の足を踏んでいた。

でも、
後発ながら客の求めるものをよく研究している
” 赤嵌担仔麺 ” では、
休みの日の昼メシをよく食っているので、
この機会に頑張って紹介することにした。

昔の小学校をテーマに、レトロな感覚で統一した
こぎれいな内装もなかなか嫌味が無いゾ。

考えてみれば、
 ” C海産 ”
の時に、今は無き黒シャツ隊のナベちゃんから
「 タンツーメンも紹介してください。 」
というリクエストがあってから、
実に1年あまりが過ぎて、やっとこさの紹介なんだよネ。
( ナベちゃん、スマンのう )





上の写真は、
今回食ったものの全景だ。

” 赤嵌担仔麺 ” は
民族路二段の剣橋飯店の斜め対面と
東寧路と怡東路の交差点にミセがあって、
今回は、東寧路の方に行った。

ここで、ちょっと担仔麺が
なんで ” 担仔麺 ” なんて呼ばれているかについて、
少し説明しておくヨ。

よく、ガイドブックやネットに書かかれている
「 気候の悪い時期に、漁師が麺を ” 担いで ” 売り歩いたから 」
っていうのは、それはそれで間違ってはいないが、
( 大陸四川省の ” 担々麺 ” の説明とおなじだ! )
本当は台湾では、
” 担仔、タンザイ ”
っていうのが、
麺を入れた物を、前後にを振り分けて肩に担ぐときに使う、
” 天秤棒 ” の呼び名だからなんだよネ。






さて、肝心の担仔麺だが、
少しだけ酸味のあるスープの味、麺のコシの感じ、
そして、量と値段の全ての点について、このミセの方が、
有名なだけの
” 渡小月 ”
に較べて、ダンチに良いと思う。
( オレだけじゃなく、台南在住の人がみんな同意見だろう。
  逆のことを言う人には、これまでの所あったことが無い )

ここでオレ達は、ちょっとガサツに
上の写真みたいな食い方をするのが普通だ。
( モヤシ炒めの小と、担仔麺を頼んで、モヤシを麺にのっけて食う )
こうすると、ちょっと具が少ない担仔麺も
栄養満点で食べられるヨ。

モヤシの栄養価に関しては、
日露戦争の時に、日本がロシアに勝利した原因にもなっているので、
疑うべくもないゾ。
( 日本軍、ロシア軍が、203高地付近でにらみ合いになり、
  両軍とも食材として、大豆くらいしか調達できなかった時、
  大豆をモヤシにして食っていた日本軍は、調子良かったのに対し、
  ロシア軍は大豆のまま食っていたので、栄養失調者が続出したらしい。 )





ここでは、おかずや火鍋など
担仔麺以外のものも色々食えて便利だ。

おかずの魯味に関しては、
上左の材料取り場から、適当にさらに盛ってカウンターにもっていき、
さっとダシで煮なおしてもらう。

このときは、猪脚と、青菜、大根、豆腐なんかをセレクトした。

猪脚 ( ツーチャオ、豚足のこと ) は、
オレのようなガン体質の家系では、必須食材だ。
猪脚のゼラチン質が、抗ガン性のマクロファージ細胞の活性を
すごく高めてくれるらしい。
( ということで、猪脚があるミセでは、オレは必ず食べるようにしている )
   
特にこの
” 赤嵌担仔麺 ” では、
猪脚を食いやすく切ってくれるので、
無駄なく、きれいに食うことができる。
形に抵抗がある人も、これなら大丈夫だろう。
味もなかなか良いゾ。





台南のミセに特有の
免費 ( メンフェイ、無料 ) のサービスもあって、
仙草茶とか、豚ダシのスープは、飲み放題だ。

仙草茶は、においと苦味を除いていない
かなりワイルドなもので、
( ちょっと薬くさいけどネ )
上の写真みたいに、店全体の懐古的な雰囲気に合わせて
木箱に入っているのが一興だネ。





上の写真にあるような、
レトロ内装とか装飾についてだが、
ここは、モノを食う椅子や机自体が、
昔の小学校のヤツを少し大きくしたようなもので、
壁や建具などもふるっちい感じで仕上げている。

そして、
飾ってある、コリントゲームとか、
ぺこぺこの殺虫剤をまく噴霧器とかは、
若ぶっていても実は年寄りのオレには、
子供の頃、ばぁちゃんちの土蔵へ探検に行ったときのようで、
すごく懐かしく感じられるものだナ。

みんなも、
こういうのが好きとか嫌いとかはあるとは思うけど
とりあえず、行ったこと無い人は是非一度行ってみて、
担仔麺を食ってみると良いゾ。





さて、最後になるが、
今回の担仔麺では、ナベちゃんの書き込みから一年以上も過ぎてから
やっと依頼に応えることができたわけだが、
他にも、もっと大ネタで、
一年近く尻きれトンボでほったらかしているハナシがある。

実は、今回の記事のある場所に、
そのほったらかしてある大ネタの、結末に関する画が隠してあるんだが、
もしかして、みんなは気がついただろうか?

今回はとりあえず、そのネタバラシは見送るが、
もうすぐ ( 次の次くらい ) に、一応決着付けるつもりなんで、
「 あ! あのハナシだナ。 」
って思い当たる人は、ぜひ楽しみにしていてくれ。

では!




四日前のヒット数 - 547
一昨昨日のヒット数 - 588
一昨日のヒット数 - 520
昨日のヒット数 - 544

一昨昨日は、寝る前にウェイトを少しやりました。
一昨日は、朝、ジムでウェイトと4kmJOGをやりました。
昨日は、のべっと寝ていました。
今日は、寝る前に軽くウェイトをやりました。    


台中国際レースまで、あと69日。

禁酒29日目。