台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

” 同心園 ”-台南小籠湯包其之壱

2004年07月29日 | うまいもの
今日は、残業後一人で、
府前路と忠義路の路口 ( 交差点 ) にある
” 同心園 ” に行った。

ここは、まちなかのこういうミセにしては珍しく、
ビールがおいてあるので
( 台南の 小吃屋は、食い物だけで、酒は置いていない場合が多い。
  ま、マクドナルドに 酒が置いてないのと、同じ感じだ。)
時々、一人で軽い晩飯を食いに来ることがある。 

ここでは、小龍包より 蒸餃の方がおいしいが、
とりあえず今日のハナシは、人気がある 小龍包の方にする。

台湾の小龍包で イチバン有名なのは、
何といっても 台北の ” 鼎泰豐 ( ティンタイフォン ) ” だろう。 
- オレも 何度も行ったことがある。 
でも、小龍包屋としての ” 鼎泰豐 ” についての、
オレ達の評価は、悪くはないが、決してダントツじゃあない。 
各人に聴いてみたら、結果は下の様になった。

黒シャツ隊T君: 「 包みものだったら、イチバンうまいのは ” 胡椒餅 ” じゃ! 」
黒シャツ隊W君: 「 台南で食べる 小龍包の方がオイシイですよ。 」 
台南VIVちゃん: 「 ” 鼎泰豐 ” も台南のミセも どちらもオイシイね! 」
オレ: 「 どっちかって言うと 台南のミセの方かな? 」
( ここで ” 台南のミセ ”と言っているのは、
  台南でイチバン小龍包がオイシイと考えられる2軒のミセ、 
  民権路&公園路の交差点にある
  ” 上海華都 ( サンハイホワトゥ ) ” と、
  新しい三越の地下2階にある
  ” 滬豐 ( フーフォン ) ” のことだ。 )

上の意見をまとめて考えると、
台南の小龍包も ” 鼎泰豐 ” 以上かな、
と思うような、かなりのレベルにある 
- みたいだ。 

でも、今日行った ” 同心園 ” は、
そんなトップグループに ランクされるようなミセじゃあない。 
皮は少し厚めだし、中に入ったネギの食感が 少しジャマな感じもする。 

しかし、ここには 他のミセがあまりやっていない、すごい特徴がある。 
それは
” 注文を受けてから はじめて蒸し始める。 ”
ってことだ。 
だから、いつもできたてのアツアツが食べられる。 

「 どこだって蒸したてだろ! 」
なんて言うヒトは、まぁ、ト-シロウだ。 
蒸し始めてから 客に出すまでの時間が、ちゃんと調整されていないと、
皮がしまりなくだれてきて、下ぶくれのヘンな形になる。 
こうなると 食った瞬間のあの
” ビシュッ ”
って言う感覚が 悪くなっちゃうし、
その後、もぐもぐ しているときも、皮の存在が 感じられなくなってしまう。 
- ミンナもけっこう、そういうの食べる時 あるんじゃない?

ホントは台南では、あまり
” 小龍包 ” とは言わない。 
中に にこごりスープが入っているものは、
” 小籠湯包 ” と呼び、普通はもっと簡単に
” 湯包 ” と呼んでいる。 
そして、内外逆になって、小龍包が スープに入っている のは
” 灌湯包 ” っていう ヤツだ。 
まぁ、コレは 小籠湯包みたいな 上海名物じゃなくて、香港飲茶の 食い物だし、
台南では 前に紹介した
 ” 尚軒 ” とかでしか、食べられないけどね。

昨日はなんか足が張ってたので、ウェイトだけやって、今日は30分JOGをやりました。