このろぐ@通翻訳

日英/英日通訳・翻訳を勉強中。旧このろぐ@フランス(今は日本)

過去:中国編 1

2009-12-12 00:35:27 | 過去編
正直に言うと、僕は普通の人間だ!となかなか言えない。
僕は変人だ!がしっくりくる。
絶対変わってる。
でもまあ、同じ人間だ。
僕に出来ることはあなたにも出来る。
僕は逆もしかりと思っている。

人の技を盗み続けた僕。
自分の技は影で磨いてきた。
だから、引き出し見せます。
これでフェアだ。
僕の持っているものでいいものがあったら盗んで頂戴。
あ、といっても考え方とか触れないものね。

言うはやすし行なうは楽し

ポジティブに行こう!

とはいえ、僕の中国編。
やっぱり行なうは難しい。大変。
でも、大変さを乗り越えたら楽しい。
見据えるのは大変なところじゃなくて楽しいところ。

中国

じりじりと暑いミャンマー。
軍事国家でジープなんかが道をとおる。
色々と時代がおかしい気もする国。
でも人は温かい。
政府が変でも人まで変なわけじゃない。
まあ、小さい僕には感覚でしか分からなかっただろうが。

飛行機に乗っていくは中国。
日本人学校に行くのだそう。
学校。日本人。

恐い。

いじめ。

暗い。恐い。嫌だ。

新しい国での新しい発見を楽しみにしつつ、暗い過去はよみがえる。
いやでも。
あの過去が嫌で友達を探した。
あの過去を思い出すたびに泣いた。
本当に。。。大丈夫だろうか?
慰められても、恐さは消えない。

空港から家への道中。
窓から見る景色は灰色で、緑にも鮮やかさはなかった。
空気の味って違うんだね。

空にかかる雲は灰色で、僕の気持ちを映しているかのようだった。

しばらくは夏休み。その間は楽しく過ごした。
刻一刻と迫る学校に震えながらも。

その日は来た。

子供の時間は大人より長い。
でも時はあっという間に過ぎていった。

友達を絶対に作るんだ。作るんだ。作るんだ。
それが僕の最初の目標。

震えながらも同じクラスの人と挨拶。
つたない日本語にも親切に対応してくれた。
僕はそのおかげでかなり救われた。
日本の学生って皆悪いわけじゃないんだな。
当たり前のことが、その時やっと実感できた。

中国では、日本文化や日本を学ぶことが多かった。
だって、僕の母語だもの。母国だもの。
小さいながらも、国をてんてんとしてきた僕には日本を代表しているという感覚があった。
いつも皆日本人として接してくる。
だから、日本を知らないと。余計に思った。
中国語よりも優先した。
中国語はおかげ様で大して出来ない。
また今度勉強する。

僕は英語以外の全ての教科でビリだった。
5年生。
小学一年生以下の能力で出来るわけがない。
歴史ってどう読むの?レキシってなに?
History?あ、分かった。
僕の始めての歴史の授業。
英語の授業だって、問題が分からない時もあった。
一年間くらい、ずっと痛いときは“Ouch!”
っていってた。
その度に皆、いてっ、でしょ、って言ってくれた。
今では使い分けられるくらいにはなった。
あの頃は、英語が主言語だった。

5年生の時の先生は厳しかった。
僕は毎日のように昼休みはテストの復習。
出来ないところが多いから。
でも僕は先生が嫌いではなかった。
おかげで皆に追いつけると思ったから。
僕は早く普通になりたかった。
変わっているとか、思われるのが嫌だったから。

時々、マンガでも勉強家のキャラがいる。
でも僕はそんなキャラに負けないくらい勉強した。
ペンだこもできた。
昼休みもほとんどなかった。

で、どんどん皆に追いついていった。
そんな僕が気に食わないのか、突っかかってくる子がいた。
僕はそれが嫌だった。

ある時、そのこに仕返ししてやろうと、
友達にあいつは○○っぽくない?と妖怪の名前を挙げた。
文化祭だったかな、のお化け屋敷の準備中。
でも、そのこはそういうのの標的にはならないくらい力があった。
僕の挙げた名は別の子に行った。
前からちょっと何人かともめたりしてたこ。
でも、僕の友達。
僕はもう真っ暗だ。
そこからイジメがじょじょに始まった。
僕はこのことで何度も悔やんだ。
泣いてもなにも変わらなかった。
その子と話そうとしても、なかなか上手くいかない。
心を閉ざしてしまう。
大人の人も助けてくれない。
見てみぬふり。
マンガにも良い解決法はない。
僕もあのころは自分に対して意地悪をしてきたその子を積極的に助ける術がなかった。
助けようと思っても、ムッとしてしまった。
自分のせいだとは分かっていても。
やっぱり自分が悪かったから、こうなったんだと思った。

でも僕はそんな嫌な状況は嫌だった。
いじめの恐ろしさを知っていた僕にはその状況が我慢できなかった。
なんでこんなことになるのか、分からない。

だから、自分のしたことを反省することにした。
中1の弁論大会。国際交流弁論大会というイベント。
格学年で皆作文を発表し、もっとも得票数の高い二人が中国の学校の代表と一緒に作文を中国語に訳して発表する。
この時、皆に思いを訴えるため、全部告白した。
幼稚園から、中1までの自分。
自分のせいでいじめが始まったこと。
名前は全部偽名。
でも、絶対に伝わった。
涙でろくに読めなかったけど、僕は代表になった。
僕はこのころ、まだ人前で話すのが泣くほど恐かった。
その上、こんな話、死ぬほど恐かった。
でも、もう二度とイジメには負けたくなかった。
絶対にそんなもの、許したくなかった。
だから、恐くても、泣くほど恐くても、たとえ自分がうらまれても、言いたかった。
そして、これを中国語でも言った。
発表した。
学校でのいじめ、こんな内容を言わせてくれたのは、今思えば、
学校側もがんばったということかな。

今日はここまで。
パート2はまた今度。
明日はOFIIなので。






最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (いずね)
2009-12-14 00:34:28
過去編、ありがとうございます。
なんだか、地球が見えてきそう!
(ほんと、!マークは元気になれそうですね~)

私は、私も、かな?
いじめられっ子、でした。

泣きながら崖登らされたり(笑)本当ですよ?
クラスから無視されて、不登校してみたり。
ひきこもったり、お酒飲んでみたり。

自分はあのころ、なにも行動できなかった。

そう思っていたけれど、このろさんはそうきたか!と。
なんだか、ちょっと元気づけられました。
行動はこれからでも、遅くないなぁ、と。

ありがとう、いつも元気貰っています!
返信する
こんばんは (このろ(心))
2009-12-14 04:22:29
僕も元気もらいました!

いじめられっこだったのですか。
僕は自分が対象となった時は行動できなかったからなあ。まあ、話も出来なかったのだけど。
それができたら、すごい。

いじめられない様になるには自分を好きになる、そして相手に好かれる存在になるのがベストだと思う。

周りの人が、自分の友達であった方が絶対にいいと思える人になる。

あとは、友達が沢山居れば、友達が助けてくれる。

これが僕の出した答え。

でも、いずねさんの遭ったいじめ、ひどいですね。
その分、人にやさしくなれるのでしょうか。

僕は、昔の自分も多分悪かった、
そう思って昔のことは小さかったし、おしまいにして、許しています。

皆、いじめなんて止めたいんじゃないかなあと思う。
いじめはお互いを傷つける。
だから、いじめっこも、恐いけど、友達候補。

自分はいつでも変われるけど、
他人には変わるきっかけを与えるしか出来ない。でも、変われる。

自分が好きな自分で居続ければ、自分に自信が持てる。

相手が間違っているんだと、胸を張って思える、言える、自分であれば、行動もそのうち自然と出来ると思う。

だって、そういった行動をしないと、自分が好きで居られなくなるかもしれないから。自分を好きであるため、好きになるため、の行動。

僕は積極的に自分を好きになるために、好きであり続けるために、行動しています。他人のためである前に、自分事。

きっと、もういずねさんは行動しているのではないですか。

自分を好きになるため、そういった目標を持てば、どういう行動をしたいか、見えてくると思います。あとは、その想いに従うだけ。

ポジティブになるための下準備。

元気をあたえられたのなら、僕は光栄で、幸せです!
僕はいつも幸せをもらっています。

コメントありがとうございます!
返信する
ありがとう (いずね)
2009-12-15 21:11:15
私も、みんなイジメやめたいんだと思うんです。
だけど、なんだか満たされないものを抱えて
それが他人にドカンッて当たっちゃう。

ゆえに、幸せだよ~とか
元気だよ~、悩んでもええよ~、って
そうやって、満たされない思いを包んじゃえ!って。

イジメすら忘れて、笑えるように。
このろさんが言う許す、
私なりの、許す、かもしれないです。

このろさんの言葉は、なんだか言語ではなく
感覚でポジティブさみたいなものが、トン、と来ますね。

ポジティブメッセージ、いつもありがとうございます。
返信する

コメントを投稿