高いビル、高いビル、高いビル。
どこを見ても、高いビルに囲まれていて
そのなかで、一際高いビルに登る。
窓から見える下界を見渡しながら隣の人が、
きれいだね、すごいね、と言う声に
そうですね、とだけ答えた。
高いビル、それを越す、高いビル。
地上を見ても、何も感動していない。
ただ、高いところに登っただけ、と思っている。
どこか、自分はビルよりも冷たい質感を持っている気がする。
高いビルに登って、地上にいる物がみえることもあれば
地上にいて、地上で起きていることを知ることもある。
私はどこか、子供の頃から自分のビルの中にいる気がする。
ちょっと高い位置からひっそりと、世界をのぞき込んでいる。
ちょうど、お祭りの金魚すくいの水槽をのぞき込むようにして。
そのせいか、いまいち地上と、とけ込めない気がする。
ビルだから地上から生えているくせに。
自分でも、その場にいるのに、その場にいない気がする。
ビルは余所余所しく、隣との境界線を守りあって立っている。
それがどこか、自分にも似ているような気がする。
コンクリート、ガラス、ボルト、その人工的な冷たさが
私には落ち着く存在でもある。
ビルから地上を見ても、さほど感動しないのは
そんなところにも理由があるのかもしれない。
どこを見ても、高いビルに囲まれていて
そのなかで、一際高いビルに登る。
窓から見える下界を見渡しながら隣の人が、
きれいだね、すごいね、と言う声に
そうですね、とだけ答えた。
高いビル、それを越す、高いビル。
地上を見ても、何も感動していない。
ただ、高いところに登っただけ、と思っている。
どこか、自分はビルよりも冷たい質感を持っている気がする。
高いビルに登って、地上にいる物がみえることもあれば
地上にいて、地上で起きていることを知ることもある。
私はどこか、子供の頃から自分のビルの中にいる気がする。
ちょっと高い位置からひっそりと、世界をのぞき込んでいる。
ちょうど、お祭りの金魚すくいの水槽をのぞき込むようにして。
そのせいか、いまいち地上と、とけ込めない気がする。
ビルだから地上から生えているくせに。
自分でも、その場にいるのに、その場にいない気がする。
ビルは余所余所しく、隣との境界線を守りあって立っている。
それがどこか、自分にも似ているような気がする。
コンクリート、ガラス、ボルト、その人工的な冷たさが
私には落ち着く存在でもある。
ビルから地上を見ても、さほど感動しないのは
そんなところにも理由があるのかもしれない。
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