紅葉「馬の絵を描くことにしたのじゃ」
猪重「ほう、それは結構なことでござります。完成の暁には武運長久の縁起物として家宝にもなりましょう」
紅葉「うむ、そういう訳じゃから、馬を持って参れ」
兎影「へ?」
紅葉「へ、じゃない、馬じゃ。馬を見ながら描くのじゃ」
兎影「それは、ええと…」
亀十郎「た、ただいま準備いたしますゆゑ、しばしお待ちを」

亀十郎「姫さま、お待たせしました。馬にございます」
紅葉「おお、これは立派な馬じゃ! ずいぶんと描き応えがありそうじゃの!」

紅葉「…などといって、喜ぶとでも思ったか! こんな隠し芸みたいな仮装では子供だましにもならぬのじゃ!」
亀十郎「あ、やっぱり?」
紅葉「冗談はもうよいから、本物の馬をもって参れ!」
亀十郎「されど、姫さま、わが国には馬を購入するお金などありませぬゆゑ…」

カッパ「そういうときはレンタルするがお。一時絵に描くだけなら買う必要はないがお」
紅葉「おお、さようか。かっぱさんは物知りじゃのう!」

兎影「もしもし、モデル派遣会社ですか? 馬を一頭お願いしたいのですが…いえ、馬面の人ではなく、ふつうの馬のモデルを…ええ…」

兎影「…で、来たのがこの…」
カッパ「馬面の人がおね…」
紅葉「なんじゃ、この、やたらと態度の大きい馬面は…。わらわはこんなの絵に描きとうないぞよ」

紅葉「ひえ~! モデルチェンジじゃ~!!」
【意味不明のまま次回へつづく…】
猪重「ほう、それは結構なことでござります。完成の暁には武運長久の縁起物として家宝にもなりましょう」
紅葉「うむ、そういう訳じゃから、馬を持って参れ」
兎影「へ?」
紅葉「へ、じゃない、馬じゃ。馬を見ながら描くのじゃ」
兎影「それは、ええと…」
亀十郎「た、ただいま準備いたしますゆゑ、しばしお待ちを」

亀十郎「姫さま、お待たせしました。馬にございます」
紅葉「おお、これは立派な馬じゃ! ずいぶんと描き応えがありそうじゃの!」

紅葉「…などといって、喜ぶとでも思ったか! こんな隠し芸みたいな仮装では子供だましにもならぬのじゃ!」
亀十郎「あ、やっぱり?」
紅葉「冗談はもうよいから、本物の馬をもって参れ!」
亀十郎「されど、姫さま、わが国には馬を購入するお金などありませぬゆゑ…」

カッパ「そういうときはレンタルするがお。一時絵に描くだけなら買う必要はないがお」
紅葉「おお、さようか。かっぱさんは物知りじゃのう!」

兎影「もしもし、モデル派遣会社ですか? 馬を一頭お願いしたいのですが…いえ、馬面の人ではなく、ふつうの馬のモデルを…ええ…」

兎影「…で、来たのがこの…」
カッパ「馬面の人がおね…」
紅葉「なんじゃ、この、やたらと態度の大きい馬面は…。わらわはこんなの絵に描きとうないぞよ」

紅葉「ひえ~! モデルチェンジじゃ~!!」