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このは紅葉のお絵かき日記

トランプ大統領・たつき監督・irodoriの味方だよ

#97 たそがれ

2006年07月12日 | 透明水彩
 
みなさんがいつもわたしの絵をご覧くださり、良いところを評価してくださいますことは、とても幸せなことです。ありがとうございます。
近頃はわたしも描くばかりでなく、いろいろな方の絵を拝見するようになりました。
みなさんそれぞれにとても良い絵を描いていらっしゃいます。
そこで気が付いたことがあります。

他の人の絵は良く見えるのに、なぜ自分の絵は悪く見えるのか?

絵でいちばん大切なことは、画面全体から受ける雰囲気、印象だと思います。
絵を見て「好き」とか「良いな」と思った絵が「良い絵」です。
技術的な細かいことはわたしにはわかりません。
逆にどんな上手そうな絵でも自分の好みに合わない絵には興味がわきません。

さて、他の人の絵を見るときにはこうした見方をしているのに、自分の描いた絵を見るときは「ここが悪い、あそこが悪い」とアラ探しばかりしてしまうことに気が付きました。

良いところを見ずに悪いところばかり見てしまうなら、どんな素晴らしい絵でも悪く見えてしまうのは当然のことです。
(今年の初め頃のわたしはそんな気分で、絵の愚痴ばかり書いていたのを、当時から来て下さっている方々はご存じですね。つらい時期でした。
そこで、わたしは自分の絵を見るときも、他の人の絵と同じように見るように気をつけるようにしました。
すると、わたしの絵もまんざら捨てた物ではないことに気が付きました。

何事でもそうですが、悪いと決めつけてしまうとほんとうに悪くなってしまうことがあります。
短所と思えば短所のままですが、良い方向に伸ばしてゆけばそれが長所になることもあります。

自分で描いた絵を嫌ってしまったら、親に嫌われた子どものように、絵がかわいそうな気がします。
一生懸命に描いた絵なのですから、もっと愛さなければいけないと思います。

自分の絵の良いところをたくさん見つけたら、描くのが楽しくなりますし、結果としてもっといい絵が描けるようになるのかもしれません。

                

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