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このは紅葉のお絵かき日記

トランプ大統領・たつき監督・irodoriの味方だよ

#4 水面にとらわれた三日月(2)

2006年02月20日 | 夢日記
(前回の続き)

 ひとりでは助からないことがわかって、月は助けを求めました。

 街は多くの人であふれていました。この中でだれかひとりでも気が付いてくれたなら、助けに来てくれるかも知れません。

 けれども、街は昼間のように明るく、忙しがりながら歩き続ける人々には空を見上げるひまもなく、だれも月がいなくなったことには気が付きません。この人たちにとって、月は必要のないものでした。だから、月の悲痛な叫びが聞こえなかったのです。

(次回に続く)