KONASUKEの部屋

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クロハグルマエダシャク20210519

2021年06月16日 | チョウ目
クロハグルマエダシャク。
橙黄色の翅に、歯車模様。
変異が大きいらしい。

①外横線:歯車状の帯
②細い黒帯
③前後翅の黒点

分類:チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
翅を広げた長さ:24~30mm
分布:北海道南部?、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:5~10月
          卵で冬越し?
エサ:成虫・・・花の蜜
   幼虫・・・クロガネモチ、イヌツゲ、タラヨウ、モチノキ
その他:翅は丸味が強く、前翅外縁がスジハグルマエダシャクより強く出張る。
「Digital Moths of Japan」には、橙黄色で、ハグルマエダシャクなど同属他種との区別は容易とある。
※赤褐色の個体もあるらしい。
前翅前縁基部に黒っぽく細い帯があり、胸に模様がつながっている。
外横線は歯車状の帯となり、前後翅に各々一対の黒点がある。
個体変異が大きく、
①正常個体
②前翅の外横線が太く黒っぽく、後翅の後半も黒味を帯びる
③後翅全体と前翅後半が暗色
の三つの型に分かれる。
♀には翅の大部分が鉛色に近い個体が現われる。
(伊豆諸島・八丈島の個体は、一般に本土産より暗色。)
♂の触角は枝の短い櫛歯状、♀は糸状。
夜間、灯火に飛来する。
幼虫は口が前を向き、尾脚は横に広がる。
終齢幼虫の体長は約20mm。
蛹は橙黄色で光沢がある。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   Digital Moths of Japan
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   虫ナビ
   北海道立林業試験場・緑化樹センター
   北茨城周辺の生き物
   富山県産蛾類博物館
   YAMKEN明石の蛾達


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