goo blog サービス終了のお知らせ 

KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

アオスジアゲハ20190711

2019年07月14日 | チョウ目
アオスジアゲハ。
リョウブの花で吸蜜中。
時刻は12:45頃。

初掲載の写真が、こんなにヒドイものなのが残念だけど。

最近は、KONASUKEのご近所では見られなくなりました。
昔は昆虫採集の定番だったのに。
多分、古い農家が離農したり、家を改築したりして、防風林がなくなったからではないかと。
食草のクスノキは、この辺ではあまり自生しないようです。
(人の生活の濃い環境に見られることから、古い時代に日本に伝わった、という説もある)
古い農家の防風林、お寺の境内、公園などに人工的に植えられたクスノキに依存するのでしょう。
(ちなみに、鬱蒼とした人工林がなくなったことで、モンキアゲハも姿を消しました。)

そのうち、もう少しマシな写真をアップするようにします。

別名:
クロタイマイ
分類:
チョウ目アゲハチョウ上科アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科
翅を広げた長さ:
55~65mm
前翅の長さ:
32~45mm
分布:
本州(秋田・岩手の海岸部より南)、四国、九州、南西諸島
平地~丘陵
成虫の見られる時期:
4~10月(年2~3化)
蛹で冬越し
エサ:
幼虫・・・タブノキ、クスノキ、シロダモ、ヤブニッケイ、アブラチャン、イヌガシ、ハマビワ、カゴノキ、バリバリノキなどの葉
成虫・・・ハルジオン、ヒメジョオン、アザミ類、ツツジ類、ヤブガラシ、トベラ、ネギ、イボタ、シイ、ミカン、グミ、ソバ、ウツギ、イボタノキ、シシウド、ノリウツギ、イタドリ、センダン、ネムノキ、クサギなどの花の蜜
その他:
黒い羽根に水色の模様が目立つ。
水色の模様は鱗粉を欠くため半透明。
春型は小型で、夏型よりも青色斑が大きい。
♂は後翅表の内縁が折り返し、その中に茶灰色の毛がある。
分布北限はタブノキの分布北限に一致し、寒冷地には少ない。
飛翔は非常に活発で速く、高い木の梢を飛ぶ。
真夏の高温期に湿地で給水するのはほとんど♂。
日当たりの良い林縁を好む。
ただし食草があれば、公園、神社などでも良く見られる。
羽化したばかりの♀が♂と交尾していたという観察例がある。
♀は新芽、新葉にとまり、翅を閉じて小刻みに動かし、腹部を葉裏に曲げ、一瞬停止して1卵を産付する。
孵化した幼虫は卵殻の大半を食べたのちに若葉の側縁から摂食する。
日陰の下枝を好み、葉表に弱く吐糸して台座を作り、葉の基部を向いて静止する。
若齢期には葉裏に静止する場合が多く、中齢以降は葉表にいて近隣の柔らかい葉を食べる。
幼虫は春~秋に見られ緑色。
木の高い所よりも低い枝の葉の葉表で良く見られる。
3齢までは主に新芽や若葉、4齢以降は硬化した成葉や越年葉も食べる。
腹端に二本の突起が見られる。
終齢幼虫の体長は約40~45mm。
終齢になると、後胸にカチューシャ状の黄色い帯が出る。
葉裏や近くの他の植物、軒下などで蛹化する。
数個体がまとまって蛹化していることが多い。
葉裏で蛹化する場合、頭を葉柄に向ける。
第1化の蛹が夏に羽化せず越冬し、翌春に春型として羽化したり、さらにその翌春まで羽化せずに冬季を二回蛹で越して春型になる個体も知られる。

キアシブトコバチ、アゲハヒメバチ、クロハラヒメバチ、マダラヤドリバエなどに寄生される。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
学研の図鑑LIVEポケット幼虫(学研プラス)
学研の図鑑LIVE新版昆虫(学研プラス)
検索入門チョウ①(保育社)
原色日本昆虫生態図鑑Ⅲチョウ編(保育社)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
昆虫エクスプローラ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 色白なニイニイゼミ20190711 | トップ | 皇帝アナナスには遅すぎた&... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

チョウ目」カテゴリの最新記事