KONASUKEの部屋

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ハラブトヒメハマキガ族220621

2022年12月21日 | チョウ目
Cryptaspasma属。
同属のハラブトヒメハマキ、ヘリオビヒメハマキ、クロサンカクモンヒメハマキは互いに似ていて、見た目での判別は難しいとのこと。

出現時期で区別するのが無難とのことですが、丁度微妙な時期なんですよねぇ。
ヘリオビヒメハマキ:7~11月、秋に見られる
クロサンカクモンヒメハマキ:4~6月、春に見られる
ハラブトヒメハマキ:3~10月
まぁ、クロサンカクモンヒメハマキの可能性が一番高いと思いますが、ハラブトヒメハマキの可能性を排除できません。

①前翅後縁に「く」の字紋があり
②その外側に白紋がある
ことから、Cryptaspasma属だとは思うんですが。
その外側に淡色の帯があり、これは典型的な個体にはないようです。
ネット上にも類似画像を見出せませんでした。

分類:
チョウ目ハマキガ上科ハマキガ科ヒメハマキガ亜科ハラブトヒメハマキガ族

ヘリオビヒメハマキのデータ
別名:
フチオビハマキ、ヘリオビハマキ
翅を広げた長さ:
19~25mm
分布:
北海道?、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
7~11月(年1化)
幼虫で冬越し?
エサ:
成虫・・・不明
幼虫・・・コナラ、ミズナラ、ウバメガシなどの葉
その他:
前翅中央付近に黒褐色の三角紋を持つ。
♂の方が帯・三角紋は明瞭。
さらに外縁寄りに白い楕円形の小さな紋がある。
外縁寄りに黒い帯模様がある。
前翅の縁沿いに、黒褐色と淡褐色の縞模様が見られる。
クロサンカクモンヒメハマキ、ハラブトヒメハマキに酷似する。
山地では晩夏から、平地では秋に現れる。
(クロサンカクモンヒメハマキは春に見られる。)
頭部は3種で最も暗い暗褐色。
普通種で個体数も多い。
広葉樹を中心とする樹林と林縁、公園などで見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
参考:
かたつむりの自然観撮記
愛知県豊川市と東三河の蛾類観察
南四国の蛾
多摩蛾廊
虫ナビ
渓舟の昆虫図鑑
北河内昆虫記
YAMKEN明石の蛾達
北茨城周辺の生き物
灰ヶ峰の蛾類と鳥類
東京23区内の虫2

多摩蛾廊
虫ナビ
私の蛾日記
北河内昆虫記
北茨城周辺の生き物
岐阜聖徳学園大学教育学部川上研究室
富山県産蛾類博物館
YAMKEN明石の蛾達
昆虫写真図鑑
東京昆虫館
あおもり昆虫記
yamasanae
ネコな日々
東京23区内の虫2

クロサンカクモンヒメハマキのデータ
分類:
チョウ目ハマキガ上科ハマキガ科ヒメハマキガ亜科
翅を広げた長さ:
17~25mm
分布:
本州
平地~低山地
成虫の見られる時期:
4~6月(年1化)
幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・不明
幼虫・・・コナラ、ミズナラ、アラカシ、クヌギなどの堅果
その他:
前翅は茶褐色で、翅の中央付近に黒い三角形の紋がある。
さらに外側に白い楕円形の小さな紋がある。
三角紋は「く」の字になる個体もある。
♂の方が帯・三角紋は明瞭、♀は無地。
ヘリオビヒメハマキに酷似するが、より淡色。
頭部・下唇鬚はヘリオビヒメハマキよりやや淡い茶褐色。
♂後翅に基毛叢を持つ。
(ヘリオビヒメハマキ♂は後翅に基毛叢がない。)
出現時期は春で、ヘリオビヒメハマキとは重ならない。
(ヘリオビヒメハマキは晩夏~晩秋にかけて出現する。)
普通種で、個体数は比較的多い。
広葉樹を中心とする樹林の林縁、公園などで見られる。
夜行性(日没頃~)で、灯火に飛来することもある。
日中は薄暗い林縁などで休息しているが、午前中を中心に、林縁の陽だまりなどの地上付近で日光浴することもある。
落ち葉などに塊状に卵を産む。
孵化した幼虫は、落下した食樹の堅果を穿孔し、発芽部などから食入する。
老熟すると体が赤味を帯びる。
参考:
多摩蛾廊
虫ナビ
私の蛾日記
北河内昆虫記
北茨城周辺の生き物
岐阜聖徳学園大学教育学部川上研究室
富山県産蛾類博物館
YAMKEN明石の蛾達
昆虫写真図鑑
東京昆虫館
あおもり昆虫記
yamasanae
ネコな日々
東京23区内の虫2

ハラブトヒメハマキのデータ
別名:
ハラブトハマキ
分類:
チョウ目ハマキガ上科ハマキガ科ヒメハマキガ亜科
翅を広げた長さ:
18~25mm
分布:
本州、四国、九州
平地~
成虫の見られる時期:
3~10月
成虫で冬越し?
エサ:

幼虫・・・タブノキ
その他:
ヘリオビヒメハマキ・クロサンカクモンヒメハマキに酷似する。
♂後翅は基毛叢を欠き、基部は黒色。
♂は翅の根元が黒い。
盛夏に平地で見られるのは本種のみ?
照葉樹林で見られる。
やや少なめ。
灯火に飛来することもある。
参考:
服部貴昭の備忘録
北河内昆虫記
私のモスモス写真集
フォト蔵
新「廊下のむし探険」
屋久島エコツアーYNAC自然情報

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