KONASUKEの部屋

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ネグロセンブリ?20200321④データ編

2020年04月11日 | ヘビトンボ目
ネグロセンブリ?

横から見たところ。

1頭の♀に、多数の♂が群がる。

求愛行動パターン①♀に対して、♂が横、あるいは斜めから

求愛行動パターン②後ろから。

その気がない場合、♀は前に逃げて、不成立になる。
他の♂の邪魔が入って不成立になる場合もある。

♂は♀の翅の下に潜り込み、交尾を促す。
♀は腹の先を上げ、♂は背中を大きく反らせて、腹の先を頭の上に持って行き、♀と接合する。

この際、♂は翅を広げて片方に寄せ、

反対側から腹の先を伸ばす。

気温が上がる午前10:30頃、多数の交尾が見られた。

分類:ヘビトンボ目センブリ科
体長:18~28mm
分布:本州、四国、九州
   丘陵~山地
成虫の見られる時期:4月中旬~5月中旬
          幼虫で冬越し?
エサ:成虫・・・水辺の草木の花粉など
   幼虫・・・水棲昆虫など
その他:体色は全体に黒色。
    暗褐色の短毛が多く生え、イボが散らばる。
    頭部の後端には、不明瞭な縦筋がたくさん並ぶ。
    前後翅とも半透明の暗褐色で、前翅の基部は黒色。
    外見だけで他のセンブリ類と区別するのは困難で、生殖器などの比較が必要。
    一般的に♀の方が大きい。
    ♀はフェロモンによって♂を呼ぶ?
    ♂は♀の翅の下に潜り込み、交尾を促す。
    ♀はその気がない場合、前に進んで、不成立となる。
    また、他の♂の邪魔が入った場合、不成立となる場合が多い。
    ♀にその気がある場合、♀は腹の先を持ち上げる。
    ♂は翅を広げて片方に寄せ、反対側から、背を反らせて腹の先を頭の上に持って来て、♀と交尾する。
    成虫の出現時期は短く、寿命も短く、場所も限られる。
    昼行性で、渓流沿いの葉上などで見られる。
    交尾した成虫は、岸辺の抽水植物の茎、樹木の枝・葉やコンクリート壁面などに卵塊を産み付ける。
    孵化した幼虫は、水中に落ちる。
    3月頃の降雨時に、終齢幼虫が岸辺に上陸して蛹になる。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
   センブリ類(昆虫・広翅目)の生態学的研究から得られる里山池の保全についてほか

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