KONASUKEの部屋

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フタホシヒラタアブ?交尾20210409

2022年02月07日 | ハエ目
フタホシヒラタアブ?
画像を見直したら、交尾してたんだね。

手前にいるのが♂。
腹部背面に3対の黄色紋があります。
繋がっている一対が気になります。

ナミホシヒラタアブも、三対の黄色紋が離れる個体があるようなので、紛らわしいです。
なので、同定違いの可能性もあります。
背中の紋はアテにならないと言われていますが、やはり形が違うように思えます。

下の♀の頭頂~触角の部分に注目すると、黒色部が複眼の傍の一部に限られ、触角の付け根まで続いていません。
「頭頂から触角の付け根にかけて黒色毛が生え、一様に黒く見える」というナミホシヒラタアブの記述と矛盾します。
その点でも、フタホシヒラタアブではないか、と思います。

顔面や後脚の画像があれば確実なんですが。
次はその辺も写すように心がけましょう。

別名:
エゾコヒラタアブ
分類:
ハエ目 短角亜目アブ下目ハナアブ上科ハナアブ科ヒラタアブ亜科
体長:
約10mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
3~11月(年1化?)
成虫で冬越し
エサ:
成虫・・・花の蜜、花粉、アブラムシ類の甘露
幼虫・・・アブラムシ類の体液
その他:
腹部背面に三対の黄色紋があるが、腹部第3・4節が繋がる個体もある。
(ナミホシヒラタアブは通常、腹部3・4節が繋がるが、♀では三対とも離れることが多く、注意が必要。)
頭部は幅広い。
顔面に中条がある。
顔面に生える毛は明るい黄白色。
触角の付け根には黒い毛がある。
(ナミホシヒラタアブにはない。)
♀は、頭頂と触角の間に一様な黒色部は無い。
(ナミホシヒラタアブ♀は、頭頂から触角の付け根にかけて黒色毛が生え、一様に黒く見える。)
胸部背面は黄褐色。
(ナミホシヒラタアブは青銅色。)
小楯板の毛の色は茶色。
(ナミホシヒラタアブは黒色。)
※真逆のことを書いてあるサイトあり。
後脚の腿節は、付け根のみ黒いが、個体差がある。
(ナミホシヒラタアブでは、半分以上が黒っぽいが、個体差が大きい。)
♂は複眼背面が接するが、♀は離れる。
樹林と林縁、公園、畑地、人家の庭などで見られる。
開けた環境を好む。
昼行性。
普通種で個体数も多い。
ほぼ通年見られるが、春と秋に多い。
♂はホバリングして♀を待ち、交尾も空中で行う。
落ち葉下などで単独越冬する。
卵はアブラムシ類のコロニー付近に数個産付される。
幼虫は草上性。
参考:
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
奥行き1mの果樹園
成城の動植物
昆虫エクスプローラ
身近な生き物の記録~昆虫と野鳥と時々その他~
ハナアブの世界
キラピチ生き物日記
福光村昆虫記
虫 みっけ!

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