KONASUKEの部屋

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ウスキトガリヒメシャク220621

2022年12月14日 | チョウ目
ウスキトガリヒメシャク。
白地に橙黄色の横線。
横脈点はハッキリしています。
前翅外横線と亜外縁線は、接近して複雑に波打ち、前縁でのみ離れています。
まるで両線が絡んで融合しているように見える場合もあるようです。
前翅外縁の翅頂近くに、黒色点列があります。
前翅前縁に、黒色鱗による帯が出る傾向があるようです。

①前翅頂:あまり尖らない
②後翅外縁:角張はごく弱い
③横脈点は黒色で極めて強い
※各横線は赤褐色あるいは橙黄色で太い
④前翅内横線
⑤前翅中横線
※④⑤は帯状
⑥前翅外横線:ハッキリとした線状、④⑤より暗いことがある
⑦亜外縁線:⑥と接近して波打つ、前縁でのみ離れる
⑧黒色点列
⑨黒色鱗による帯

分類:
チョウ目シャクガ上科シャクガ科ヒメシャク亜科
翅を広げた長さ:
23mm内外、2化目16~17mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
5~6月、8~9月(年2化)
幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・花の蜜
幼虫・・・リョウブ、アセビ、ムラサキシキブ、ハナイカダ、ノササゲ、トネリコ、タチツボスミレ
※地衣類上から幼虫が得られたことはあるが、食べるかどうかは不明
その他:
前翅頂はあまり尖らず、後翅外縁の角張もごく弱い。
前・後翅とも横線は赤褐色あるいは橙黄色で太い。
横脈点は黒色で極めて強い。
前翅内・中横線は帯状。
外横線はハッキリとした線状で、内側に向く部分では一層濃色になる。
前翅外横線は他の線より暗いことがある。
亜外縁線は外横線と接近して波打ち、前縁でのみ離れる。
両線は前翅中央やや前縁寄りで内側に湾入する。
前翅外縁の翅頂付近の翅脈上に、小さな黒点列がある。
前翅前縁に黒色鱗からなる帯が出ることがあるようだ。
♂の後脚脛節と跗節の比は1:1。
♂触角は微毛状、♀は糸状。
2化地域の夏生は春生より小さいが、中部山地で夏に採れるものは大型。
林縁、公園、社寺境内などで見られる。
普通種で個体数も多い。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
終齢幼虫の体長は27~30mm。
参考:
日本産蛾類標準図鑑Ⅰ(学研)
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
渓舟の昆虫図鑑
こんちゅう館
昆虫写真図鑑
私の虫日記
北茨城周辺の生き物
蛾モス
あおもり昆虫記
四国産蛾類図鑑
宮崎の昆虫
対馬の昆虫館v2
山はいいなあ

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