KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
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クロテンシャチホコ20210401・13

2022年02月20日 | チョウ目
クロテンシャチホコ。

実は4/1に死骸を見つけていたんですが。

調べたんだけど、玉砕
_| ̄|○

原因は、思い込み。
緑色が強いと感じたので、それを手掛かりに探したんだけど見つからず。
実はこの蛾、前翅前縁寄りが緑色を帯びますが。
この個体は、その特徴が、特に強く現れたもので、普通はこんなに広範囲に緑色にはならないようです。

むしろ前翅中央、前縁寄りの細長い黒点や、翅頂付近の二つの黒点、外縁沿いの二つの黒点などに注目すれば、近道だったのでした。
やはり予断は禁物ですな。

今回、冒頭の画像を見つけたことで、謎が解けた、というワケ(笑)

前翅前縁は緑色を帯びる

①細長い黒点
②前翅頂付近:二つの黒点
③前翅亜外縁線沿い:三つの黒点
④前翅内横線
⑤前翅中横線
⑥前翅外横線
⑦前翅亜外縁線
⑧腎状紋似の暗緑色紋
⑨腹部背面:黒色鱗粉の瘤起?

別名:
クロボシシャチホコ、クロホシシャチホコ
分類:
チョウ目シャチホコガ科オオキシャチホコ亜科
翅を広げた長さ:
48~55mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
※九州については定かでないとDigital Moths of Japanにある
平地~山地
成虫の見られる時期:
4~5月、7~8月(年2化)
蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・食べない
幼虫・・・ミズナラ、コナラなど
その他:
シャチホコガとしては最も春早く出現するものの一つ。
地色は灰褐色で、前翅前縁は緑色を帯びる。
前翅中央付近・前縁寄りに細長い黒点(腎状紋?)がある。
内横線の内側に、腎状紋似の暗緑色の紋がある。
前翅翅頂付近・外縁沿いに二つの接近した黒点がある。
前翅亜外縁線の内側に、後角付近から中央付近にかけて三つの黒点が離れて並ぶ。
腹部背面に、黒色鱗粉の瘤起らしきものがある。
♂の触角は両櫛歯状で、枝は著しく長い。
♀は繊毛状。
一般に♀より♂の方が小さい。
灯火に飛来する。
幼虫は胴が薄緑色で、緑色の細かい筋が多数入る。
背面中央に赤い縦帯があり、一部はひし形を繋げたような形になる。
腹端手前が尖って、肉角状になる。
頭部は赤く、黒い線とクリーム色の模様が入る。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
List-MJ日本産蛾類総目録
渓舟の昆虫図鑑
北茨城周辺の生き物
東京昆虫館
富山県産蛾類博物館
クラフト杢友舎
あおもり昆虫記
高知の自然
フォト蔵


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