KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

イモキバガ20210908

2022年01月27日 | チョウ目
イモキバガ。
サツマイモの害虫として有名。
褐色の翅に、二対の黄褐色の紋があります。

この画像では不鮮明ですが、キバ状の下唇鬚が、後ろに反り返ります。
触角を背中に背負うことが多いようです。

①下唇鬚:キバ状で反り返る
②二対の楕円紋
③触角を背負って止まることが多い

別名:
イモコガ
分類:
チョウ目キバガ科フサキバガ亜科
翅を広げた長さ:
15~19mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
6~8月、10~4月(年3化~(関東4化、西南暖地6~7化)、岩手4中~6中、7初~11中)
成虫で冬越し
※暖地では年中、各態が見られる
エサ:
成虫・・・花の蜜
幼虫・・・サツマイモほかヒルガオ、ハマヒルガオなどヒルガオ属
その他:
全体的に褐色で、キバ状の下唇鬚が後ろに反り返る。
前翅の端点は環状、白鱗を混ぜて顕著。
内点は端点に似るが小さく、襞点は縦長で黒色。
斑紋の強弱は個体差が激しく、内点が消失する個体も多い。
後翅は淡灰色。
第8腹節の背板はよく硬化する。
触角を背中に背負って静止することが多い。
畑地、草原、路傍、荒蕪地などで見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
普通種で個体数も多い。
サツマイモの害虫として知られる。
乾燥条件が続く年に発生が多い。
成虫は枯草や落葉下で越冬する。
♀は葉や葉柄に産卵する。
1♀の産卵数は約300。
25℃で卵5日、幼虫12日、蛹7日ほど。
幼虫は5~10月に見られる。
食草の葉を二つ折りにして周縁を閉じた袋状の巣に閉じこもる。
内側から葉脈と皮一枚を残して摂食する。
巣に穴が空かないので、糞を巣内に貯め込む。
葉を開いて触れると、勢いよく動いて逃げる。
幼齢時は胴部が淡緑色。
群棲して葉を摂食するが、成長すると分散する。
終齢幼虫の体長は約15mm。
頭は光沢のある黒色。
体の前半に3本の細い横帯があり、一番下は不明瞭な傾向。
後半は背中に白い縦筋が走る。
体側には2節に渡る黄白色の斜条が並ぶ。
一枚の葉を巻くか、二枚の葉を綴り合せ、中で蛹化する。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
やまむファーム
芋活.com
株式会社ノウカス
Pot Graph
北海道病害虫防除所・北海道立総合研究機構
北茨城周辺の生き物
YAMKEN明石の蛾達
あおもり昆虫記
ほか


最新の画像もっと見る

コメントを投稿