KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
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ハマオモトヨトウ幼虫20181018

2018年10月18日 | チョウ目
ハマオモトヨトウの幼虫。
まるでサングラスをかけているような、二つの突起がオシャレ。
黒っぽいボディに白い模様も不思議。

「浜万年青」ってのは、浜木綿(はまゆう)のことだよね。

実は今日、亡くなった利用者様のご家族から、連絡があって。
施設に入る前にご自宅で使っておられた電動ベッドを、寄贈したいとのこと。
職員4名で、ご自宅に受け取りに伺ったんですが。
その帰りの車内で、KONASUKEの右手の甲に、ムズムズっとした感触が。
どっから現れたんだ? 君は。
利用者様のご自宅から付いて来た?
施設の車の中に居た?

ハマオモトヨトウの幼虫の食草は、ハマユウ、インドハマユウ(=アフリカハマユウ)、ヒガンバナ、アマリリス、スイセン、タマスダレ・・・
あ、そう言えば、ご自宅の庭に、タマスダレの葉があった!
「これ、何の葉だっけ?」と思ってたけど。
やっぱり、利用者様のご自宅から、付いて来てしまったようですね。

これは何かの誤嚥ご縁なのでしょう。
幸い、我が家の南側の土留めの下には、アフリカハマユウが雑草の如く生えているので、エサは何とかなるかな?

分類:チョウ目ヤガ科ヨトウガ亜科
翅を広げた長さ:35~44mm
前翅の長さ:16~18mm
分布:本州、四国、九州
成虫の見られる時期:4~10月(年2~3化)
          蛹で冬越し
エサ:成虫・・・不明
   幼虫・・・ハマユウ、インドハマユウ(=アフリカハマユウ)、ヒガンバナ、アマリリス、タマスダレ、スイセン、キツネノカミソリなどの葉肉、茎の芯部、花茎、つぼみ、果実、球根など
その他:翅は黒褐色で、腎状紋は淡色、亜外縁部は褐色の帯状。
    成虫は、ほとんど灯火に来ない。
    秋成虫は、毎年、北進を繰り返しているらしく、そうやって分布を拡大している可能性がある。
    ♀は食草の葉上に、数十個ほど産卵する。
    卵は丸型で縦隆条があり、一見、タテハチョウ類の卵を思わせる。
    幼虫は春~秋に見られるが、12月頃に見ることもある。
    若齢幼虫は葉にもぐって、葉肉を食べて成長する。
    芯部などに潜り込んだ場合、糞が外に排出されるので存在が分かる。
    終齢幼虫の体長:40mm。
    地色は黒褐色で、黄白色の模様がある。
    頭部は橙褐色で、眼鏡のような独特の形状。
    幼虫の食草であるヒガンバナの仲間には、リコリンという毒がある。
    幼虫は、芯に潜り込んで梅雨に窒息死したり、コウジカビがついて死んだりする。
    食草の根際(偽茎部の葉の付け根)で蛹化する。
参考:みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   学研の図鑑ライブポケット幼虫(学研プラス)
   田中川の生き物調査隊
   昆虫写真図鑑
   植物生態観察図鑑
   月に昇るその日まで
   みんなの趣味の園芸
   病害虫・雑草の情報基地
   Wikipedia



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