KONASUKEの部屋

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クロスジフユエダシャク発生20201123

2020年12月06日 | チョウ目
今年、初めて確認したクロスジフユエダシャク(11/23)。
昨年は12/4の確認だから、11日早い。

考えてみると、去年はスタッドレスタイヤ不要の暖冬だったんだね。
11月の同時期にはクロスジフユエダシャクの探索を始めてたけど、そもそも落ち葉が足りなくて、地面がむき出しの所も多かった。
一気に落葉が進んだのは、12/1以降だったと思う。

クロスジフユエダシャクは、昼行性なので、落ち葉に隠れて交尾するそうで。
落ち葉がないと、始まんないワケだ。
今年は11/20頃には、それなりに落葉があったので、発生が早かったのだろう。
去年と同じつもりでいたら、たまたまこの個体を見つけて、発生に気付いた次第。
慌てて去年のスポットをチェックしたら、去年を大きく超える♂の数!

何とか交尾の現場を押さえようと、ヒマさえあれば♂を尾行する毎日なのだが。
未だ決定的瞬間は押さえられず。
そろそろシーズンも終わり。
今年がダメなら、また来年だねぇ(笑)

①内横線は不明瞭な場合が多い。
②外横線は直線的。
③前翅前縁は比較的丸い。
④♂の触角は、短い毛が生える程度。

分類:チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
大きさ:♂(翅を広げた長さ)22~30mm、前翅の長さ:17~19mm
    ♀(体長)10~14mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:11月~12月(年1化)
          地域・標高により出現時期は異なる(山地では10月末から出現する地域も)
          卵で冬越し
エサ:成虫・・・食べない
   幼虫・・・コナラ、ミズナラ、クヌギ、クリ、アベマキ、カシワ、タカオカエデなど
その他:♂の前翅は灰褐色で、後翅は灰白色。
    ♂は内横線が不明瞭な場合が多いが、現れることもある。
    ♀は翅が2~3mmと小さくて飛べない。
    ♀は落ち葉の下などに潜み、フェロモンを出してオスを呼ぶ(コーリング)。
    暖かく風の少ない日中、♂は♀を求めて、フワフワと落ち葉の上を舞う。
    ♂はフェロモンを感知すると、羽ばたきながら歩いて、♀の居所を探し出し、落ち葉の下に隠れて交尾する。
    フユシャク類では珍しい昼行性。
    ♂は灯りにも飛来する。
    関東では12月初旬が最盛期。
    ♀は樹木の幹や枝に産卵する。
    翌春、新葉が出る頃に孵化し、2週間ほど摂食して土中で蛹化する。
    幼虫は背中は黒く、腹は白い。
    黄白色で縦縞模様のある個体もある。
    終齢幼虫の体長は約15mm
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   虫ナビ
   昆虫エクスプローラ
   富山県産蛾類博物館
   北茨城周辺の生き物
   チャンネルF+


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