ナンカイカラスヨトウの幼虫。
体は黄緑色で、腹端背部は鋭く尖ります。
体の横を、気門を結ぶように、黄白色のラインが走ります。
気門は白く、周囲は黒い。
オオシマカラスヨトウの幼虫では、気門も胸脚も黒。
背中の中央を、比較的明瞭な白いラインが走ります。
他にも、不明瞭な波状の縦線があります。
全体に、白い斑点を散らします。
背中から見たところ。
腹端背部の突起状の部分は、漢字の「水」みたいですね。
突起の先は、黄色味を帯びています。
(成熟してくると出てくる特徴らしいです。)
分類:チョウ目ヤガ科カラスヨトウ亜科
翅を広げた長さ:56~68mm
分布:本州(関東地方南部~)、四国、九州
海岸部に近い低山地
成虫の見られる時期:6~10月(年1化)
卵で冬越し?
エサ:成虫・・・樹液や腐った果実
幼虫・・・アベマキ、アキグミなどの葉
その他:日本固有種。
従来、オオシマカラスヨトウと混同されてきたが、1996年、新種として記載された。
前翅は茶褐色で、斑紋はやや不明瞭。
内・外横線の間は濃色で、円形の環状紋には、一般的に黒点がない。
(小さい黒点がある個体も結構いるらしい。)
(オオシマカラスヨトウでは、一般的に環状紋にハッキリとした黒紋が現われるが、稀にない個体もいるらしい。)
腹の側面に白い縞模様はない。
(オオシマカラスヨトウでは、腹節ごとに明瞭な白色条がある。)
シマカラスヨトウは、翅が細く、コントラストが弱い。
後翅は表面がオレンジ色。
同属他種と同様、夏眠する。
幼虫は晩春の頃、発生すると思われる。
幼虫は黄緑色の体で、腹端背部は鋭く尖る。
背中の中央を、比較的明瞭な縦線が走る。
他にも不明瞭な縦線があり、全体に白い斑点を散らす。
成熟するにつれ、突起部の先は黄色味を帯びる。
体の横を、気門を結ぶように、黄白色のラインが走る。
気門は白く、気門輪(気門を取り囲む輪状の紋)は黒い。
(オオシマカラスヨトウでは気門も気門輪も黒い。)
胸脚は黒点はあるが、全体は黒くない。
(オオシマカラスヨトウでは、胸脚は全体が真っ黒。)
肛上板(腹端部の尾脚の上付近)に黒紋はない。
(オオシマカラスヨトウでは黒紋がある。)
参考:みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
旧「いもむしうんちは雨の音」置き場
東京23区内の虫2
フォト蔵
廿日市市の自然観察(昆虫)
果樹害虫マルチ同定ツール
果樹害虫マルチ同定ツール
体は黄緑色で、腹端背部は鋭く尖ります。
体の横を、気門を結ぶように、黄白色のラインが走ります。
気門は白く、周囲は黒い。
オオシマカラスヨトウの幼虫では、気門も胸脚も黒。
背中の中央を、比較的明瞭な白いラインが走ります。
他にも、不明瞭な波状の縦線があります。
全体に、白い斑点を散らします。
背中から見たところ。
腹端背部の突起状の部分は、漢字の「水」みたいですね。
突起の先は、黄色味を帯びています。
(成熟してくると出てくる特徴らしいです。)
分類:チョウ目ヤガ科カラスヨトウ亜科
翅を広げた長さ:56~68mm
分布:本州(関東地方南部~)、四国、九州
海岸部に近い低山地
成虫の見られる時期:6~10月(年1化)
卵で冬越し?
エサ:成虫・・・樹液や腐った果実
幼虫・・・アベマキ、アキグミなどの葉
その他:日本固有種。
従来、オオシマカラスヨトウと混同されてきたが、1996年、新種として記載された。
前翅は茶褐色で、斑紋はやや不明瞭。
内・外横線の間は濃色で、円形の環状紋には、一般的に黒点がない。
(小さい黒点がある個体も結構いるらしい。)
(オオシマカラスヨトウでは、一般的に環状紋にハッキリとした黒紋が現われるが、稀にない個体もいるらしい。)
腹の側面に白い縞模様はない。
(オオシマカラスヨトウでは、腹節ごとに明瞭な白色条がある。)
シマカラスヨトウは、翅が細く、コントラストが弱い。
後翅は表面がオレンジ色。
同属他種と同様、夏眠する。
幼虫は晩春の頃、発生すると思われる。
幼虫は黄緑色の体で、腹端背部は鋭く尖る。
背中の中央を、比較的明瞭な縦線が走る。
他にも不明瞭な縦線があり、全体に白い斑点を散らす。
成熟するにつれ、突起部の先は黄色味を帯びる。
体の横を、気門を結ぶように、黄白色のラインが走る。
気門は白く、気門輪(気門を取り囲む輪状の紋)は黒い。
(オオシマカラスヨトウでは気門も気門輪も黒い。)
胸脚は黒点はあるが、全体は黒くない。
(オオシマカラスヨトウでは、胸脚は全体が真っ黒。)
肛上板(腹端部の尾脚の上付近)に黒紋はない。
(オオシマカラスヨトウでは黒紋がある。)
参考:みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
旧「いもむしうんちは雨の音」置き場
東京23区内の虫2
フォト蔵
廿日市市の自然観察(昆虫)
果樹害虫マルチ同定ツール
果樹害虫マルチ同定ツール
実は、危うく「オオシマカラスヨトウ幼虫」としてアップするところでした(笑)
調べていくうち、
「アレ? おかしいぞ?」
となって。
「おかしい」と気づけるようになっただけ、成長はしているものと思っております。
まぁ、庭をやっている人たちにとっては、イモムシ毛虫は困りものでしょうねぇ。