KONASUKEの部屋

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ウスバキエダシャク20210316

2021年03月19日 | チョウ目
ウスバキエダシャク。
早春に見られます。
外横線が二度曲がるエダシャクは、この時期複数いるので、同定に手間取りました。
まだまだ修行が足りませんな(笑)

①前翅内横線:前半「コ」の字型で、後半は直線的に後縁に向かう
②前翅中横線:波打たない
③前翅外横線:二度外側に出張る
④亜外縁線:白色
⑤後翅外横線:ナカウスエダシャクほど湾曲しない
⑥前翅内横線から繋がる黒線
⑦背面に黒線、その上は白いことが多い
⑧前翅後縁:赤味がない
⑨明るい部分が少ない
⑩褐色味がない
⑪♂触角:両櫛歯状で、枝が長い

分類:チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
翅を広げた長さ:♂27~31mm、♀22~30mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   低山地~山地
成虫の見られる時期:3~5月(年1化・北海道5月中旬~下旬)
          蛹で冬越し
エサ:成虫・・・花の蜜
   幼虫・・・ヒメヤシャブシ、クマシデ、イヌツゲ、コマユミ、ナツハゼ、エゴノキ、ハルニレ
その他:地色は淡褐色で、黒褐色の横帯があり、周囲に赤褐色の斑紋がある。
    ウスバシロエダシャク、ナカウスエダシャク、ヒメナカウスエダシャクに似る。
    後翅基部近くに、前翅内横線から繋がる黒色線が強く現れ、腹部背面まで続く(その上部は白い場合が多い)。
    後翅外横線は、ナカウスエダシャクほど湾曲しない。
    前翅は赤味を帯びず、明るい部分が少ない。
    (ウスバシロエダシャクでは後縁付近の赤味が強い。
     ヒメナカウスエダシャクでは前翅外横線の内側が特に白く、ウスバシロエダシャクでも白さが目立つ個体が多い。)
    前翅内横線は、前半で「コ」の字に膨らみ、後半、直線的に後縁に向かう。
    (ウスバシロエダシャクでは屈曲が強く、ナカウスエダシャク・ヒメナカウスエダシャクでは緩やかにカーブする。※多少変異あり)
    前翅外横線は二度出張る。
    外横線の外側は褐色味がない。
    基部から中横線までが黒褐色になる個体もあり、ネグロエダシャクに似るが、中横線は波打たない。
(ネグロエダシャクでは大きく波打つ。)
    亜外縁線は白い。
    ♂の触角は櫛歯状で枝が長く、♀では糸状。
    蛾では珍しく、♂より♀の方がやや小さい。
    灯火に飛来する。
    終齢幼虫の体長は約30mm。
参考:みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   ウスバキエダシャクとウスバシロエダシャクとナカウスエダシャクとヒメナカウスエダシャク
   虫ナビ
   富山県産蛾類博物館
   北茨城周辺の生き物
   渓舟の昆虫図鑑


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