仏紙襲撃・食品店立てこもり事件の衝撃

フランスでの週刊紙社襲撃事件、食品店立てこもり事件。
犠牲となられた方々のご冥福をお祈りします。
たとえどんな大義名分・美名を掲げたとしても、テロは許されない。
こうした事件が起これば起こるほど、イスラム教への誤解や偏見はますます広がり、溝は深まってしまう。
テロという行為に訴えることが問題なのであって、キリスト教にだって過激派はいるわけで、必ずしも教義の中身が問題なのではないと思う。

イスラム過激派とそのシンパによる凄惨な事件によって、イスラム教そのものに対する誤解や偏見、マイナスイメージというものが、さらに広がることを危惧する。
マホメットは自身のことを、モーセ（ユダヤ教）、イエス（キリスト教）に次ぐ預言者と位置付けていると言われ、いわば三つの宗教は兄弟の関係にある。
イスラム教徒も過去の時代には、「コーランか納税か」という言葉に表れている通り、異教徒に対して寛容だった時期もあったようだ。
何よりもテロという誤った手段をとることで、その思想の大義が傷つけられ、自らをおとしめることになることに、早く気付いて欲しい。

テロが発生したり、若者がそうした思想に染まる背景には、誤解や偏見・差別、貧困があるのだろう。
今回のような事件が起こることで、さらに差別や偏見が助長され、悪循環に陥るとしたら、非常に悲しいことである。
一般的なイスラム教徒と、テロに走るような過激派とを、分けて考える、冷静な目と柔軟な思考が必要だろう。
そしてより根本的には、差別と偏見、貧困をなくす努力を、人類全体として追求することが求められる。

まぁ、小難しく言ったけど、要は、みんな仲良く、人類みな兄弟がいい。
いいことはいい。
悪いことは悪い。
色んな対立があったとしても、流血の事態だけは、何としても避けたいのですよ。
戦うのならば言論で。
相手を殲滅することを目的にする対立ではなく、より良い社会、世界を目指すための議論を。

・・・何か偉そうですいません・・・。

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