クロハナコヤガ。
小さなヤガの仲間。
①下唇鬚:黒褐色
②頭部・胸部:白色
③前翅内横線:白色で、やや不明瞭
④前翅中横線:黒色で、外方に角張る
⑤前翅外横線:白色で、やや不明瞭
⑥前翅亜外縁線
⑦台形の黒褐色紋:前翅前縁と⑤⑥で囲まれる
⑧腎状紋:2小黒点からなり、白環で囲まれる
⑨前・後翅外縁:点列が並ぶ
別名:
クロハナアツバ
分類:
チョウ目ヤガ上科ヤガ科ベニコヤガ亜科
翅を広げた長さ . . . 本文を読む
アカマエヤガ。
居たのは、「ビオトープ天神の里」の作業小屋。
ある論文によると、この種は夏前に羽化し、盛夏を屋内などで越夏休眠するらしいです。
もしかしたら、越夏休眠に入るところを邪魔したかな?
通常、前翅の内外横線間を結ぶ黒い縦条が出て、環状紋と腎状紋を結ぶんですが。
この個体は、環状紋と腎状紋が黒く縁どられる程度なので、判断に迷いました。
でも、前翅基部の黒い縦条とか、環状紋・腎状紋の形と . . . 本文を読む
アカテンクチバ。
茶色地に、困り顔のハロウィンのカボチャみたいな模様(笑)
「~クチバ」とくれば「シタバガ亜科」と相場が決まっているんですが。
前翅の外縁のギザギザした感じとか、茶色っぽい地味な模様とか、いかにも「クチバ」っぽい。
実際「クチバ」で検索したしね。
ところがギッチョン、「トモエガ亜科」でしたねぇ。
( ̄▽ ̄;)
以前はシタバガ亜科に分類されていたけど、トモエガ亜科に変わったんだとか . . . 本文を読む
ヒメコスカシバ(ヒメスカシバ)。
乗っている葉っぱはサツキ。
小型であることがお分かりいただけると思います。
この記事を編集中に、過去に撮影して記事にしていたことが判明。
当時は知識が乏しく、コスカシバと誤認しました。
本種は腹部背面第2,4、6節の後縁に黄色の細帯がありますが。
コスカシバでは4、5節です。
①前翅・後翅:透明
※羽化直後は前翅に鱗粉があるようだ
②腹部:第2、第4、第6節後 . . . 本文を読む
キイロツヅリガ。
黄色地に、うっすらと、紅色の横線や外縁の縁取りがあります。
♂のようです。
♀は地色が暗くなる傾向があって、横線ももっとハッキリしていることが多いようです。
分類:
チョウ目メイガ上科メイガ科ツヅリガ亜科
翅を広げた長さ:
♂15~18mm
♀15~32mm
分布:
本州(関東地方以西)、四国、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
5月、7~8月
越冬態?
エサ:
成虫・・・ . . . 本文を読む
ヒメキホソバ。
黄色い翅にゴマダラ模様。
類似種はないので、同定は容易。
東北以南は山地性だそうです。
分類:
チョウ目ヤガ上科ヒトリガ科コケガ亜科
翅を広げた長さ:
第1化28~30mm
第2化22~26mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
東北以南では山地性
成虫の見られる時期:
5月、7~8月、9月
越冬態?
エサ:
成虫・・・花の蜜
幼虫・・・地衣類
その他:
前翅は黄色地に細かい点を . . . 本文を読む
ゼニガサミズメイガ。
橙黄褐色地に白い斑紋があります。
地色は、冒頭の個体のように明るいものと、この個体のように暗いものがあるようです。
①前・後翅外縁部:地色より明るい
②前・後翅亜外縁部:白色帯
③前翅翅底部の白紋:三角形
④後翅亜外縁部:銀白色紋はない
⑤後翅中央の白色帯:黒帯で囲まれる
RDB:
宮城県:準絶滅危惧種
分類:
チョウ目メイガ上科ツトガ科ミズメイガ亜科
翅を広げた長さ: . . . 本文を読む
ヨツスジヒメシンクイ。
小さい蛾です。
画面の左下にチラリと写っているのが、ノコギリカミキリの脚。
これだけでも、どれだけ小さいか、お分かりいただけるのでは?
ヤブマメヒメシンクイ(食草:ヤブマメ)という類似種がいるそうで、同定間違いの可能性もあります。
ところで、この蛾の最大の特徴である4本の縞模様ですが。
複数のサイトで、「外縁の中央付近にある」旨の記述が見られます。
しかし、どう見ても . . . 本文を読む
クロマダラシロヒメハマキ。
よく見られる種のようですが、資料は少ない感じです。
①前翅前縁の中ほどに大きなカギ状の黒紋がある
②外縁に近い方に、ヒメハマキガ亜科特有の斑紋がある
別名:
ゴマダラシロヒメハマキ、クロマダラシロハマキ
分類:
チョウ目ハマキガ上科ハマキガ科ヒメハマキガ亜科
翅を広げた長さ:
16~19mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
6月~ . . . 本文を読む
アカグロマダラメイガ。
資料が少ないです。
分類:
チョウ目メイガ上科メイガ科マダラメイガ亜科
翅を広げた長さ:
?
分布:
北海道?、本州、四国?、九州
山地
成虫の見られる時期:
夏
越冬態?
エサ:
成虫・・・?
幼虫・・・不明
その他:
前翅は淡褐色~赤褐色。
内横線は波状をなし、その内側は赤味が強い。
外横線は中央部で外側に突出する。
全体に青みがかる。
灯火に飛来することもある。
個 . . . 本文を読む
モンシロクロノメイガ。
前回はモンシロルリノメイガ。
何ともまぁ、紛らわしい名前。
他にも
・オオモンシロルリノメイガ
・モンキクロノメイガ
・コガタシロモンノメイガ
などがいて、印象もちょっと似ているものだから、ややこしい。
特にモンキクロノメイガは似ています。
ネット上にも誤同定がちらほら。
食草については、「飼育下におけるモンシロクロノメイガSyllepte segnalis(Leech) . . . 本文を読む
モンシロルリノメイガ。
黒褐色地に黄白色紋があります。
前翅の大きな黄白色紋は、外縁側が凹んでいて、(コ)ヨツメノメイガの黄白色紋に形が似ていますね。
後翅に柄杓型の紋があるノメイガはいくつかいますが。
本種では柄杓の底がしっかりと角張っていますね。
そして、前縁側に出っ張りがあります。
よく似ている種にオオモンシロルリノメイガがいますが。
斑紋は丸味を帯びて互いに繋がりやすく、後翅の基部にも黄 . . . 本文を読む
セウスイロハマキ。
茶色でテカテカしてて、点々と黒点・・・。
何と言うか・・・
美味しそう!(笑)
だって、何か、大学芋っぽいんだもの(笑)
前翅中央の黒色鱗の隆起がまた、黒ゴマっぽくてgood!
①前翅前縁:弧を描く
a)茶褐色、特に前方が濃い
②前翅後縁寄り:淡黄色
③鉛色の光沢のある不明瞭な横帯;
見る角度によって見えたり見えなかったりする
④前翅中央:黒色鱗の瘤起が並ぶ
分類:
チ . . . 本文を読む
オオキバラノメイガ。
大型のノメイガで、黄色地に黒褐色の横線があります。
翅はしばしば紫っぽい光沢があるようです。
①前翅内横線:S字状にカーブし、後縁で外側に流れる
②前翅前縁中央寄り:大小2つの黒褐色紋
a)横線とつながってしまうことがある
③前翅外横線:「く」の字に外側に曲がる
b)繋がることがある
④しばしば紫色の光沢がある
別名:
トチノメイガ
分類:
チョウ目メイガ上科ツトガ科 . . . 本文を読む
マダラニジュウシトリバ(旧名:ニジュウシトリバ)。
前々から見てみたかった蛾です。
前後翅が、それぞれ6本の枝に分かれており、羽毛状になっています。
4枚の翅が6本ずつに分かれるので、
4×6=24
「二十四鳥羽」ってことですね。
何とも傾(かぶ)いていて、カッケ~!
連想するのは天狗の羽団扇か、諸葛亮孔明か?
ジュディ・オングのあの歌が脳内に流れてしまうのは、KONASUKEだけ?(笑)
い . . . 本文を読む