本当にお彼岸を境に涼しくなりましたね。
さすがに昔の人はうまく言い当てています。
近くの彼岸花きれいでした。
秋の夜長に(まだそれほどじゃないか)読んでいるのは「世に棲む日日」司馬遼太郎著。幕末の長州藩です。
今まで、難解だった幕末の尊王攘夷がものすごくわかりやすくて...なるほど納得の連続です。攘夷は長州を知らないとわからないものでした。
松陰先生も高杉晋作も魅力的ではありますが、今さらながら「竜馬」がすごいと感心しきりです。この本にはでてこないですが…
この激烈の時代に、戦わず「調和」を考えて改革をしようとしたのですから。ま、結局、この時代戦わずというのは無理な事でしたが。
最近の私のキーワードが「調和」なんです。
人間の身体も大自然も「調和」のなせる業です。
人間関係の「調和」って、違う個性の人が集まって生まれるものだと思います。
で、それが絶妙だとうまくいくのですが、そこが人間…違う個性を認める事が難しいんだと思います。
ある研修をうけて、自分の価値や他人の価値を考えた時、自分の価値を認めると他人の価値も認められる…そしてそこから「調和」が生まれるのだと感じました。
私がいつも感じている「自分をすべて認めると(好きなところも嫌いなところも)どんな人でも認めることができる」というのはあながち間違っていないようです。
何かカチンとくることや、嫌な気持ちになるものがあったら、自分の中で認めていない部分なのかもしれません。
そんな気持ちがでてきたら、自分を振り返るチャンスです。
自分をみつけると、まわりに無理に合わせる必要がなく、自然と「調和」が生まれてくると思います。
■私が気に入った高杉晋作の詩句
「苦と楽を差し引きすれば浮世の値(あたい)わずか三銭」
私は三銭でも楽が多ければよしです(笑)