爛漫日記

インターネット古書店 独楽知の、春爛漫ではなくて、秋爛漫?の日記です。

バッキー井上『人生、行きがかりじょう』

2014-01-19 22:39:01 | 私の本
新聞の書評欄に惹かれて、買って読んだ本。
一気に読み終わって面白かった。

ミシマ社が創刊する「シリーズ22世紀を生きる」第一弾だそうです。
<本書は、バッキー氏の破天荒な人生を、本人の口調そのまま語りおろした”規格外”のエッセイ集>


「行きがかりじょう」という表現の説明がかっこいい。

<(前略)木村英輝師匠も立川談志師匠も「成りゆき」と表現したが俺は、行きがかりじょう、となる。
 言い訳でも無責任でもない。
 自分が選択をして、現れるものと向き合い、すべてポジティブに反応する。
 行きがかりじょうとは、シアワセになるための基本的な心構えであり、優れた戦法なんです。>


すごくいい感覚の持ち主ですね。
読みながら何回も笑って、「いいね!」ボタンを押したくなった。


最後の方に書いてあったところ。

<俺自身が不要なものかと考えてしまうから、「不要なものが大事なんだよ」ということを、いろんな人に言ってしまうんやね、たぶん。要らんもんを切り捨てていったら、あかんしね。大事やと思うんやけどな。だから負けられない。>

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