爛漫日記

インターネット古書店 独楽知の、春爛漫ではなくて、秋爛漫?の日記です。

『重森三玲ー永遠のモダンを求めつづけたアヴァンギャルド』

2007-10-20 12:15:36 | 私の本
「重森三玲の庭 地上の小宇宙」を見てきた。
静岡駅南口のサウスポット3階の静岡アートギャラリーで開催されている。

「庭は大地に描かれた立体的な絵画であり彫刻である。」(三玲の庭園観)



受付で買ったこの本。
亡くなって30年以上経って再評価されるようになったという重森三玲。
重森三玲の手がけた庭の美しい写真とともに、三玲が庭に込めた想いと背景が書かれていて、とても魅力的な本だ。

最後の座談会「21世紀は重森三玲をどう感じるか」がとてもおもしろかった。
三玲の門人たちが自由に話し合っていて、強い個性の三玲から受けた影響をどの人も誇りにしているのが感じられて、興味深かった。

私も名前しか知らなかった重森三玲の庭を見たくなった。
京都で紅葉と一緒に見られるだろうか?


コメント (4)
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谷内六郎「夢」

2007-10-05 11:56:36 | 谷内六郎
暑い9月が終わったら、急に秋がやってきた。
やっぱりコスモスを買ってしまう。

六郎さんの絵は、布団が空を飛んでるシュールな絵。
添えられた文も、最後が奇想天外のオチ?で、六郎さん独特の皮肉で、思わず「へえ~?」と言ってしまって、また六郎さんに惹かれてしまいます。

 夢(文・谷内六郎)
 つけものの樽の下でコオロギが一匹、リーとかなり力のこもった音で鳴く頃になると、お父さんは早く帰って坊やに栗でも焼いてやろうと思うようになります、夏のうちは心が外に向かうのですが、晩秋から冬にかけては心が内に向かうので、ボクもこんな布団にもぐってしまいたい心の絵を描きます、夢で布団といっしょに空を飛ぶのは小さい時よく見ます、なぜ空を飛ぶ夢を見るかというと、何かの本で読んだ説によると、人間がまだ進化していない頃、鳥だった頃の潜在意識があるからだそうです、それで人間がもっと進化して人工衛星のまわりを舞う粒子みたいになる頃、とてもイジメラレル夢を見ます、どうしてかというと、人間がまだ進化してなくてゲッキュウトリだった頃の潜在意識があるからだそうです。


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