爛漫日記

インターネット古書店 独楽知の、春爛漫ではなくて、秋爛漫?の日記です。

内藤いずみ『あなたを家で看取りたい』

2009-10-11 21:51:46 | 新着本

内藤いずみさんは在宅ホスピス医で、甲府市で小さな緩和ケア診療所をやっている。
末期がんで治療法がなくなった人を、きめ細かく往診して、その方が家で家族と共に豊かな最期を迎えられるようにする仕事をしている医者です。

この本には、患者が痛みのない最期の日々を過ごすのに必要なモルヒネについて、基礎知識や正しい投与法の説明が詳しく書かれていて、とても頼もしい。

内藤いずみさんは、諏訪中央病院の鎌田實氏との対談の中で、自らの仕事をふり返りながらこう言っています。

<がんの場合、治療法がなくなっていよいよ最期を迎えるとなった場合、私が診てきた人たちの在宅での平均寿命は80日です。
 家で夫なり妻なり親の最期を看るのは家族もとても大変ですし、相当の覚悟が要ります。でも、それがずっと続くのなら心身ともに参ってしまうでしょうが、三ヶ月弱です。交代で看るなど、やりようで豊かな最期を迎えることは十分可能だと思っています。そしてそれは、残された人たちにとっても、とても豊かな経験になるはずです。>

内藤いずみさんは、死が日常から遠ざかった現在の日本を危惧して「メメント・モリ(死を思い出せ)」と言ってる。

そうだよね。
もう後半人生になってる私は、少しずつ準備のために時々メメント・モリね。

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ココローアンドヘルニアンズ

2009-10-04 16:13:33 | 音楽
友だちの息子がロックバンドのメンバーで、「おばさん、ライブを見に来ないかなあ?」と言ってると聞いたので、喜んで「見に行くよ」と返事をして、9月30日上京してきた。

仕事を終えた娘と東京駅で待ち合わせて、吉祥寺で友だちと合流。
吉祥寺へ行ったのは、もしかしたら30年ぶりかも?

場所は東急デパートの隣にある、ROCK JOINT GBというところ。
詳しいことは何も知らず、ほんとに気軽に物見遊山でライブハウスへ見に行った。

当日は5組のバンドが出演予定で、「ココローアンドヘルニアンズ」は2番目だった。
「あ~、出てきた。いる、いる。始まる、始まる。」って感じで、完全に興味本位のおばさん状態で聴き始めた。

ところが、このバンド!なかなかよかったのです。
最初は応援の拍手をしていたのですが、途中からかなり本気にノッテしまいました。

一番よかった曲目は、ボーカルが「ロックンロール」と言い続ける長い曲。
全員の楽器が重層にグルーブしていて、かっこよかった~。
そして、ギターの子が驚くほどうまい!

ココローがボーカルで、ドラム、ギター、パーカッション、ベースの5人。
でも、ヘルニアンズとは、みんな腰痛集団だからだそうです……。

がんばれ、ヘルニアンズ!
腰痛防止には、私が続けている、寝る前5分間の「真向法」がとてもいいよ。
これからもどんどんいい曲を作っていってね。

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