爛漫日記

インターネット古書店 独楽知の、春爛漫ではなくて、秋爛漫?の日記です。

谷内六郎「ひぐらし」

2007-08-21 14:37:32 | 谷内六郎
暑い、暑い、夏ですね。
熱風が吹く、じりじりと暑い陽の中にいると、頭がくらくらしますね。

六郎さんの空想は、うっそうと生い茂った杉木立の話なので、なんだか少し涼しい感じ。


「ひぐらし」(文・谷内六郎)
 ひぐらしの音は静寂な余韻をもち杉木立はしめった苔のにおいがします、夕暗の木立をぬけて行く白面の男、あれは机竜之助に違いない、竜之助殿待たれい、ササササ足早に近寄って来たのは虚無僧姿の二刀斎、峠を越えて行くのは法前上人、杉木立は謎に謎をふくんでいた、旅の僧珍念は山ふところの清水でウガイをするとパッと笑った、歯並が白い、今までの歯磨より十倍美しくなる○○歯磨、珍念は何ごとか意を決したようにひぐらしの鳴きしきる法丸寺へと急いだ。
 又又炎上、今度は法丸寺、漏電からか。
 夕暮れの山林を汽車の窓から見ているとこんなイメージが出てきます、物語の途中○○歯磨と出てしまったのは、汽車の沿道にある歯磨の看板が目についたためです、近頃は空想の中にもすぐスポンサーがつきます。




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岡本太郎美術館

2007-08-10 14:39:43 | Weblog
8月9日、娘と二人で岡本太郎美術館へドライブ。
東名を川崎インターで降りると、生田緑地公園まで15分くらいで着いた。

岡本太郎美術館は、生田緑地公園の真ん中にある。
東口駐車場に車を止めて、緑深い公園に入って行くと、メタセコイアの林。


深い森を見下ろせるように階段が上へ続いている。
この階段の中が美術館。


階段の頂上の広場には、「母の塔」がそびえている。
大きな母の身体の上で、真夏の空に羽ばたく子供たち?


館内のあちこちにある太郎さんの人型。
太郎さんの椅子「駄々っ子」に座って、記念撮影ポイント。


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木村充揮×近藤房之助『男唄』

2007-08-05 11:52:51 | 音楽
友達が息子に教えてもらったCDがいいよ、と言うので、私も久しぶりにCDショップへ出かけて買ってきた。

ほんとにい~いね。

よく知られている「男唄」を集めて、近藤房之助と宮原透がアレンジして、木村充揮と近藤房之助という、最強のブルースマンが渋い声でカバーしている、かっこいいCDでした。

原曲を聴いた時はあまり思わなかったのに、こんないい唄だったんだ~と再発見して感動した曲がいくつか。

河島英五の『酒と泪と男と女』や吉幾三の『酒よ』など。

『酒と泪と男と女』の「俺は男 泣きとおすなんて出来ないよ」「俺は男 泪は見せられないもの」って、そうあって欲しいと思います。

すっかり中年になったブルースマンのお二人ですが、渋い声は健在で、低くシャウトしていて、じゅうぶん「男気」を感じました。

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